FNA Server管理コマンド定義情報ファイルを記述する際の記述規則について説明します。
項目名、キーやバリューは、以下の規則に従って記載されます。キーやバリューに設定できる情報の範囲や制限などについては、セクション毎の説明をご覧ください。
データタイプ | 説明 |
---|---|
文字列 | 文字列は""で囲んだ半角1024文字以下で表記します。ただし、カンマ(,)、二重引用符(")、文字列の先頭と最後に半角空白は使用できません。 |
数値(10進数) | 10進数は""で囲まずに表記します。数字(0-9)のみ使用できます。2 桁以上の場合、0 から始まる値、または4294967295 を超える値は使用できません。 |
参 考
本コマンドで使用できる文字は、シフトJISの範囲の文字です。
セクション名とキー名、および文字列のバリューは、大文字、小文字を区別せずに記述できます。
▲ 注 意
シフトJISの範囲外の文字を入力した場合の動作は保証されません。また、それらを含む名前のフォルダやファイルに対する操作はエラーとなります。
ファイル内に同一セクション名は記述できません。また、同一セクション内に同一キー名は記述できません。
各セクションの詳細は、以下の内容を参照してください。
FNA Serverの設定-接続手順の情報([FNASvMgr.Connect-Info])
順番 | 項目名 | 型 | 説明 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 端末接続手順 | 文字列 | "TCPIP" "NMCLAN" "FNAonTCPIP" "TN" (固定値) | |
2 | 有効性 | 数値 | 0(初期値)/1 | 0:無効 1:有効 |
3 | 使用するIPのバージョン | 数値 | 1(初期値)/2/3 | 1:IPv4のみ 2:IPv6のみ 3:IPv4とIPv6両方 |
▲ 注 意
「端末接続手順」が「”NMCLAN”」の場合、「使用するIPのバージョン」は設定しないでください。
FNA Serverの設定-ライセンスの情報([FNASvMgr.License])
順番 | 項目名 | 型 | 説明 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ライセンス | 文字列 | "License"(固定値) | |
2 | 現在のクライアントライセンス数 | 数値 | 16(初期値)~999 |
FNA Serverの設定-イベントの情報([FNASvMgr.Event])
順番 | 項目名 | 型 | 説明 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | イベントコード | 文字列 | "66360001" "66360003" "66360004" "66360005" "66360006" "66360007" "66360008" "66360009" "66e10001" "66e10002" "66e10005" "66e10006" "66e1000c" "a4630001" "a4630002" "a6360002" "a6360007" "a636000a" "a636000b" "a6e10007" "a6e10009" "a6e1000a" "a6e1000b" "a7960002" "ade70001" "e3300001" "e4630002" "e6360004" "e6360007" "e6360008" "e636000c" "e6e10003" "e6e10004" "e6e10008" "e6e1000d" "e7960001" "e7960003" "ede70001" "ede70002" (固定値) | |
2 | 出力設定 | 数値 | 0(初期値)/1 | 0:非出力 1:出力 |
▲ 注 意
上記以外のイベントコードに対して、設定を行いません。
FNA Serverの設定-識別の情報([FNASvMgr.FnaSvName])
順番 | 項目名 | 型 | 説明 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 識別名 | 文字列 | "Name"(固定値) | |
2 | FNA Server名 | 文字列 | ""(初期値)/半角1~31文字 | 英大文字、数値、空白文字、-(マイナス)、_(アンダーバー) |
FNA Serverの設定-ログ情報([FNASvMgr.LogInfo])
順番 | 項目名 | 型 | 説明 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ログ情報 | 文字列 | "LogInfo"(固定値) | |
2 | ログファイルサイズ | 数値 | 1(初期値)~16 | MB単位で指定 |
3 | ログファイル更新間隔 | 数値 | 60(初期値)/1~65535 | 秒単位で指定 |
証跡ログの設定の情報([FNASvClg])
順番 | 項目名 | 型 | 説明 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 設定項目名 | 文字列 | "LogFlag" "DataLength" "AllDataFlag" "ChainDataFlag" "LogFormat" "TotalFileLimitSize" "OneFileLimitSize" "KeepFileLimitDays" "LogWriteDirectory" (固定値) | |
2 | 設定値 | 数値、または、文字列 | 「設定項目名」によって設定。 詳細は、以下の表を参照してください。 |
各設定項目の設定値の詳細
設定項目名 | 設定値 タイプ | 説明 |
---|---|---|
"LogFlag" (採取範囲) | 数値 | 1:ホストアクセスログ 2:端末オペレーションログ 3:採取しない(初期値) |
"DataLength" (採取データ長) | 数値 | 64(初期値)~4096(バイト単位で設定) |
"AllDataFlag" (すべて) | 数値 | 0:採取しない(初期値) 1:採取する |
"ChainDataFlag" (分割データの採取) | 数値 | 0:採取しない(初期値) 1:採取する |
"LogFormat" (証跡ログの形式) | 数値 | 0:バイナリ(初期値) 1:テキスト |
"TotalFileLimitSize" (トータルファイルサイズ) | 数値 | 0:無制限 100(初期値)~9999(MB単位で設定) |
"OneFileLimitSize" (出力ファイルサイズ) | 数値 | 10(初期値)~200(MB単位で設定) |
"KeepFileLimitDays" (保管期間) | 数値 | 0:無期限(初期値) 1~1000(日単位で設定) |
"LogWriteDirectory" (出力先ディレクトリ) | 文字列 | ""(初期値)/有効なフルパス |
▲ 注 意
FNA Server管理コマンド定義情報ファイルは、CSV形式(「カンマ(,)」区切り形式)のテキストファイルなので、「"LogWriteDirectory"」は半角文字の, (カンマ)の使用はできません。