Systemwalker Centric Manager運用管理サーバ、被管理サーバ(FNA Serverが動作するコンピュータ)の設定を次のように行います。
共通の設定
FNA Serverの証跡ログには、ホストコンピュータにアクセスするためのパスワードが含まれることがあります。このため、ログの転送には、HTTPS (Hypertext Transfer Protocol Security)を使用することを推奨します。なお、設定方法については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
運用管理サーバの設定(Systemwalker Centric Managerの設定)
運用管理サーバでは、mpatmlogコマンドでログの収集を行います。また、定期的にログの収集を行う場合は、OSのタスクスケジューリング機能を使用します。詳細については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
被管理サーバの設定(FNA Serverの設定)
Systemwalker Centric Managerでは通常、テキストファイルを収集します。このため、FNA Serverの証跡ログを転送前にテキスト形式に変換します。
FNA Serverの機能を使用する場合
証跡ログの設定ユーティリティにて、「証跡ログの形式」として「テキスト」を選択します。また、Systemwalker Centric Managerへ転送されたログファイルをFNA Serverが動作するコンピュータ上に残して置く必要がない場合は、証跡ログの設定ユーティリティにて、「保管期間」を適切に設定し、ログファイルの削除を行います。
独自アプリケーションを作成して運用する場合
FNA Serverの証跡ログはバイナリ形式で蓄積しておき、必要に応じてテキスト形式への変換や削除などを行う独自のアプリケーションを作成し運用することができます。この場合、テキスト形式への変換は、独自アプリケーションから、証跡ログフォーマッタ(fmtclog)を呼び出すことで行います。
被管理サーバの設定(Systemwalker Centric Managerの設定)
被管理サーバでは、収集対象のログの指定などの各種設定を行います。設定時に指定するFNA Server固有の情報は次のとおりです。なお、設定方法、設定項目についての詳細は、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
設定項目 ※()内は、mpatmlogapdefコマンドにおけるオプション名 | 設定値 |
---|---|
ログ識別名(-A) | FNA Serverの証跡ログであることを示す固有の名前を指定してください。 |
複数ログ(-M) | ASC |
収集ログファイル名(-L) | <証跡ログ出力先ディレクトリ>\txt\FSX*.txt ※ 証跡ログの設定ユーティリティの「証跡ログの形式」で「テキスト」を選択して生成されたテキストファイルの場合 |
日付書式ファイル名(-F) | <Systemwalker Centric Managerインストールディレクトリ> |