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Interstage Data Effector リファレンス集
Interstage

4.5.1 row_number関数

row_number関数は、結果のデータに対して、開始番号の値から一意性を保証した番号を生成します。

row_number関数の書式を以下の図に示します。

図4.32 row_number関数の書式

開始番号

開始する番号を指定します。

  • 開始番号の範囲は、0以上で、18桁までの整数です。

  • 開始番号が省略されると、1となります。


ポイント

各動作環境ファイルのParallelNumパラメタが省略または1の場合、連続した番号が設定されます。

ParallelNumパラメタが2以上の場合で連続した番号を設定したい場合は、本関数を利用後に、ソート機能を利用してください。

注意

  • 抽出機能のリターン式に本関数を利用する場合は、必ず、ラベル名を指定する必要があります。なお、抽出機能のリターン式に本関数を利用できるのは、入力ファイルタイプがCSV形式の場合だけです。

  • 採番した番号が最大値(999999999999999999)を超えた場合には、異常終了します。

  • ParallelNumパラメタに2以上を指定し、かつ、本関数を利用した際には、同じ条件で処理を繰り返した場合、動作するタイミングで同じレコードに異なる番号が設定されるときがあります。

  • グループ式に「閉じ中括弧(})」が指定され、かつ、集計式に本関数が指定されている場合、上位の階層のグループに対する集計結果や、入力データ全体を1つのグループと扱ったときの集計結果に対しても番号が付加されます。


復帰値

変換が正常に動作した場合は、数値型を返します。


例1

1から採番する場合

row_number()
例2

100から採番する場合

row_number(100)