1.15 DTKMSTB.EXE(管理情報の退避)

機能説明

データベースで管理されているSystemwalker Desktop Keeperの動作環境、CT情報、ポリシー情報などの「管理情報」として記述されているすべてのテーブルを、テーブルごとにCSVファイルとして退避することができます。
退避するテーブルを以下に示します。

No.	テーブル名	使用目的	出力ファイル名
1	LEVELOBJECT	階層オブジェクト情報	LEVELOBJECT.csv
2	LEVELCOMPOSITION	階層構成	LEVELCOMPOSITION.csv
3	PRINTPERMISSION	印刷許可	PRINTPERMISSION.csv
4	LOGINGUARD	ログオン禁止	LOGINGUARD.csv
5	STARTUPGUARD	アプリケーション起動禁止	STARTUPGUARD.csv
6	MAILATTACHSET	メール添付禁止	MAILATTACHSET.csv
7	USERINFO	ユーザー情報	USERINFO.csv
8	NODEINFO	ノード情報	NODEINFO.csv
9	PHYSICALNODELIST	物理ノード管理	PHYSICALNODELIST.csv
10	SETTINGS	設定値	SETTINGS.csv
11	SETTINGSLOG	設定変更ログ	SETTINGSLOG.csv
12	FILEACC_ACQUIREPROCESS	ファイル操作ログ登録プロセス	FILEACC_ACQUIREPROCESS.csv
13	FILEACC_ACQUIREEXTENSION	ファイル操作ログ登録拡張子	FILEACC_ACQUIREEXTENSION.csv
14	USERPOLICYINFO	ユーザーポリシー情報	USERPOLICYINFO.csv
15	LOGONUSER_PRINTPERMISSION	ユーザー単位に登録している印刷許可	LOGONUSER_PRINTPERMISSION.csv
16	LOGONUSER_STARTUPGUARD	ユーザー単位に登録しているアプリケーション起動禁止	LOGONUSER _STARTUPGUARD.csv
17	USERMAILATTACHSET	ユーザー単位に登録しているメール添付禁止	USERMAILATTACHSET.csv
18	LOGONUSER_SETTINGSLOG	ユーザー単位に登録している設定変更ログ	LOGONUSER_SETTINGSLOG.csv
19	WINDOWTITLELOGFILTER	ウィンドウタイトルログのフィルタリング条件	WINDOWTITLELOGFILTER.csv
20	LOGONUSER_WINDOWTITLELOGFILTER	ユーザー単位に登録しているウィンドウタイトルログのフィルタリング条件	LOGONUSER_WINDOWTITLELOGFILTER.csv
21	WINDOWCAPTUREFILTER	画面キャプチャ条件	WINDOWCAPTUREFILTER.csv
22	LOGONUSER_WINDOWCAPTUREFILTER	ユーザー単位に登録している画面キャプチャ条件	LOGONUSER_WINDOWCAPTUREFILTER.csv
23	EXCLUSIONCONTROL	排他制御情報	EXCLUSIONCONTROL.csv
24	DOMAINSETTINGS	ドメイン設定情報	DOMAINSETTINGS.CSV
25	OBJECT_CONTROL	CT部門管理者設定情報	OBJECT_CONTROL.CSV
26	LOGONUSER_LEVELCOMPOSITION	ユーザー階層構成情報	LOGONUSER_LEVELCOMPOSITION.CSV
27	LOGONUSER_CONTROL	ユーザー部門管理者設定情報	LOGONUSER_CONTROL.CSV
28	USBMASTER	USB設定情報	USBMASTER.csv
29	POLICYTABLE	汎用ポリシー	POLICYTABLE.csv
30	DTK_AUDIT_SETTING	状況画面設定情報	DTK_AUDIT_SETTING.csv
31	DTK_TOTAL_ALERTLOG	異常操作件数集計情報	DTK_TOTAL_ALERTLOG.csv
32	DTK_ALERT_LIST	異常一覧情報	DTK_ALERT_LIST.csv
33	DTK_ALERTPC_LIST	異常PC一覧情報	DTK_ALERTPC_LIST.csv

CSVファイルは、改行コード「CR+LFの2文字」、セパレータ「カンマ」、文字項目の前後は「ダブルクォーテーション」で括って出力されます。数字項目の前後は「ダブルクォーテーション」は付きません。

退避したすべての「管理情報」を復元することで、退避時点のSystemwalker Desktop Keeperの動作環境、CT情報、ポリシー情報を再構築することができます。ただし、統合管理サーバや管理サーバのコンピュータ名やIPアドレスは同じにする必要があります。

記述形式

コマンドプロンプトから以下の形式で実行します。

DTKMSTB.EXE DTKDB  <User>  <Password>  <OutDir>

オプション

DTKDB :: 固定値です。

<User> :: サーバ設定ツールで登録したログオンID（アクセス権が“バックアップ・リストア”のログオンID）を入力します。

<Password> :: 上記ログオンIDのパスワードを入力します。

<OutDir> :: 保存先のフォルダを絶対パスで入力します。フォルダは事前に作成しておく必要があります。

コマンドのパラメーターに、空白などの文字を含むパラメーターは指定できません。

パラメーターを指定する場合、ダブルクォーテーションで括ったデータは指定できません。
特に、<OutFile>のファイル名を入力する場合は注意してください。

復帰値

[ERRORLEVEL] 0 :: 正常終了

[ERRORLEVEL] 1 :: 正常終了以外

コマンド格納場所

データベース関連ファイルのインストールフォルダ\BackupCommand\DTKMSTB.EXE

実行に必要な権限/実行環境

ローカルコンピュータのAdministratorsグループに所属するユーザーまたは、ドメインのDomain Adminsグループに所属するユーザーで行ってください。
管理サーバ、または統合管理サーバ上で実行してください。

注意事項

コマンドの実行結果はコマンドプロンプト上に出力されます。実行結果を残すには、このコマンド実行する場合に、リダイレクションにより実行結果を出力するファイルを指定してください。
例:DTKMSTB.EXE DTKDB bkuser bkpsw d:\backup > c:\temp\kekka.txt
<OutDir>で入力したフォルダ直下に出力ファイルを作成します。
出力先のフォルダ内に同名のファイルが存在した場合、強制的に置き換えを行います。確認メッセージは表示しません。

使用例/実行結果/出力形式

【すべての管理情報を”C:\DTKBKUP”に出力する場合の使用例】

C:\DTKDB\BackupCommand>DTKMSTB.exe DTKDB User Password C:\DTKBKUP
2009/06/08 16:54:46  管理情報を一括でバックアップ・開始
2009/06/08 16:54:46
2009/06/08 16:54:46    データベース      ：  DTKDB
2009/06/08 16:54:46    ディレクトリ      ：  C:\DTKBKUP
2009/06/08 16:54:46
2009/06/08 16:54:46    ○  LEVELOBJECT
2009/06/08 16:54:47        出力ファイル名  ：  C:\DTKBKUP\LEVELOBJECT.csv
2009/06/08 16:54:48        出力件数・・・・・172件
2009/06/08 16:54:48

      ～～（略）～～

2009/06/08 16:54:49    ○  POLICYTABLE
2009/06/08 16:54:49        出力ファイル名  ：  C:\DTKBKUP\POLICYTABLE.csv
2009/06/08 16:54:49        出力件数・・・・・1件
2009/06/08 16:54:49
2009/06/08 16:54:49  管理情報を一括でバックアップ・終了
2009/06/08 16:54:49