クライアント(CT)で、禁止対象のファイルをメールに添付して、送信または保存しようとしたときのログです。
メール添付禁止ログには、送信を禁止されたメールのタイトル、送信元アドレス、あて先、添付ファイル名が出力されます(ポート監視方式の場合だけ)。
またメールソフトのアプリケーション名も出力されます。
メールソフトの情報は、以下の2とおりの採取方法があります。
ポート監視方式の場合(注1):
メールソフトのアプリケーション名(メール情報のヘッダにある情報)が採取されます。
V12.0L20~V13.0.0互換方式の場合(注2):
メールソフトのアプリケーションEXE名が採取されます。
注1) ドライバ方式で禁止を行う方式で、SMTPプロトコルを使用するメールソフトを利用した場合にログを採取する方式です。
注2) メーラーの動作を制御する方式で、以下のメールソフトを利用した場合にログを採取する方式です。
Microsoft® Outlook® Express 5.5
Microsoft® Outlook® Express 6.0
Microsoft® Outlook® 2000
Microsoft® Outlook® 2002
Microsoft® Outlook® 2003
採取するために設定するポリシー
[端末初期設定]画面、[ユーザーポリシー設定]画面、または管理コンソール起動直後の画面(CTポリシー設定画面)で設定します。
[メール送信]タブと、[メール添付禁止拡張子設定]で、メール添付を禁止するファイルを設定します。
設定値の詳細は、“2.4.1.8 [メール送信]タブの設定”を参照してください。
表示内容
参照できるログの内容は以下のとおりです。
[名称]:クライアント(CT)の名称
[発生日時]:クライアント(CT)におけるログ採取日時
[ユーザー名]:以下の情報が表示されます。
ログオン時:クライアント(CT)のログオンユーザー名
未ログオン時:SYSTEM(固定)
[ドメイン名]:以下の情報が表示されます。
ドメインにログオン時:クライアント(CT)のドメイン名
ローカルコンピュータにログオン時:クライアント(CT)のコンピュータ名
未ログオン時:クライアント(CT)のコンピュータ名
[種別]:[メール添付禁止] (固定値)
[区分]:違反
[付帯]:(表示されません)
[内容]:以下の内容が表示されます。
禁止されたファイル名(※)
メールソフトのアプリケーション名(※)
[内容]の表示例
[顧客情報一覧.xls]のメール添付を禁止しました。アプリ名:[xxx]
※) ログビューアでのキーワード検索時、キーワードとして指定できます。
[備考]:以下の内容が表示されます。ただし、ポート監視方式を指定した場合だけ取得される情報です。
メールのタイトル(※)
送信元アドレス(※)
送信先アドレス(To、Cc、Bccの情報) (※)
すべての添付ファイル名(※)
[備考]の表示例
[件名:本日の業務報告について From:Mail Address-A To:Mail Address-B CC:Mail Address-C Mail BCC:Address-D 添付:添付ファイル名]
※) ログビューアでのキーワード検索時、キーワードとして指定できます。