クライアント(CT)の動作設定(付帯データの条件設定や、ログの送信方法の設定)を行います。この設定は、システム管理者だけが実施できます。
クライアント(CT)の動作設定は、管理サーバ、統合管理サーバ単位に、設定することが可能です。設定値は、クライアント(CT)が、起動時に管理サーバ、統合管理サーバから取得します。またCTポリシーの即時更新時にもクライアント(CT)の動作設定の値が更新されます。
3階層の構成において、端末動作設定の設定値を初期値から変更する場合は、Active Directory連携の有無やユーザーポリシーの一元管理の有無にかかわらず、すべての管理サーバ(統合管理サーバにもクライアント(CT)が接続されている場合は、統合管理サーバにおいても)で再設定する必要があります。
注意
クライアント(CT)の動作設定が、クライアント(CT)に反映されるタイミング
クライアント(CT)の動作設定が、クライアント(CT)に反映されるタイミングは以下のとおりです。
クライアント(CT)の動作設定を行い、クライアント(CT)にCTポリシーの即時更新を行った場合は、次回のクライアント(CT)の再起動で反映します。
クライアント(CT)の動作設定を行い、クライアント(CT)にCTポリシーの即時更新を行わない場合は、次々回のクライアント(CT)の再起動で反映します。
設定手順は、以下のとおりです。
[管理コンソール]を起動します。
[動作設定]メニューから[端末動作設定]を選択します。
→[端末動作設定]画面が表示されます。
以下の情報を入力し、[設定]ボタンをクリックします。
項目名 | 説明 |
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[付帯データ蓄積場所] | 付帯データ(画面キャプチャデータ、ファイル持出しにおける原本保管ファイル)の蓄積場所を指定します。
初期値は[サーバ(推奨)]です。 |
[画面キャプチャ無効間隔] | クライアント(CT)側の高負荷を防止するため、画面キャプチャ取得後、次の画面キャプチャ取得までの間隔を指定します。 |
[CTに保存できる最大画像数] | クライアント(CT)に保存できる最大画面キャプチャデータ数を指定します。初期値(推奨値)は「100」です。最小値は「10」、最大値は「999」です。 ウィンドウタイトルログにおける、画面キャプチャ採取時、および、PrintScreenキー操作やPrintScreenキー禁止時の画面キャプチャ採取時で共に有効となる設定です。 クライアント(CT)に保存する画面キャプチャデータ数が[CTに保存できる最大画像数]で指定した値を超えた場合、古い画像から削除されます。画面キャプチャデータがクライアント(CT)に多く保存される可能性がある場合は、必要に応じて[CTに保存できる最大画像数]を変更してください。 |
項目名 | 説明 | |
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[ログオン禁止作動開始時間] | クライアント(CT)でログオン禁止が検出されてログオフまたはシャットダウンされるまでの間隔を選択します
初期値は、[30秒後に禁止動作]です。 | |
[プリンタ増減監視間隔] | クライアント(CT)側でのプリンタ増減監視間隔(秒)を指定します。 この値を増やすことでプリンタ増減を監視する間隔が長くなり、クライアント(CT)やネットワークの負荷が少なくなりますが、プリンタを新規に追加し、そのプリンタに印刷した場合の印刷ログが採取されない可能性が高くなります。特に問題がない限り、推奨値で設定してください。 | |
[印刷ジョブ監視回数] | クライアント(CT)で印刷が行われた後に行われる印刷ジョブ監視の回数を指定します。初期値(推奨値)は「4」です。最小値は「3」、最大値は「9」です。(監視間隔は10秒です) 採取した印刷ログのドキュメント名や総ページ数が正しくない場合は、この値を増やしてください。 | |
[印刷監視方式] | クライアント(CT)での印刷方式を選択します。
初期値は[サーバ側で印刷方式を管理する]チェックなしです。 | |
[一括ログ送信の設定] | [ログ送信の間隔] | 一括ログ送信を指定した場合、ログ送信間隔(秒)を指定します。 [ログ送信の間隔]の設定は、CTポリシーの[その他設定]タブで、以下のどちらかが設定されている場合に有効です。
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[連続送信時の間隔] | 一括ログ送信を指定した場合、ログ送信から次回のログ送信までの間隔(秒)を指定します。 [連続送信時の間隔]の設定は、CTポリシーの[その他設定]タブで、以下のどちらかが設定されている場合に有効です。
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[一度に送信できる最大ログ数] | 一括ログ送信を指定した場合、一度に送信する最大ログ数を指定します。 [一度に送信できる最大ログ数]の設定は、CTポリシーの[その他設定]タブで、以下のどちらかが設定されている場合に有効です。
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[通信タイムアウト] | 一括ログ送信を指定した場合、管理サーバとの通信タイムアウト値(秒)を指定します。 [通信タイムアウト]の設定は、CTポリシーの[その他設定]タブで、以下のどちらかが設定されている場合に有効です。
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[オフラインログ送信の設定] | [ログごとの送信の間隔] | 即時にログ送信を指定した場合、ログごとの送信間隔(ミリ秒)を指定します。 [ログごとの送信の間隔]の設定は、CTポリシーの[その他設定]タブで、以下のどちらかが設定されている場合に有効です。
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[サーバ接続監視間隔] | 即時にログ送信を指定した場合、管理サーバとの通信確認間隔(秒)を指定します。 [サーバ接続監視間隔]の設定は、CTポリシーの[その他設定]タブで、以下のどちらかが設定されている場合に有効です。
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注意
コマンドプロンプト操作ログのサーバへの送信について
コマンドプロンプト操作ログは、常に、採取後即時送信されます(本設定の影響を受けません)。
オフラインからオンラインになった場合、蓄積されていた1500件のログのうち、まず1000件が送信されます。しかし、まだ500件残っているため、これらのログは、連続送信時の間隔で設定した60秒後に送信されます。
実際には、オンライン直後から新たなログが蓄積され続けています。その件数が300件だとした場合、500件送信してから300秒後に、これらの蓄積され続けているログが送信されます。
項目名 | 説明 |
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[ファイル持出しの原本合計最大サイズ] | クライアント(CT)に保存できるファイル持出しでの原本保管ファイルの合計最大サイズを指定します。この設定値以上の原本保管ファイルの保存はできません。 |
[1ファイルの最大サイズ] | 原本ファイル保管時の1ファイル当たりの最大サイズを指定します。この設定値以上の原本保管ファイルの保存はできません。 |
セーフモードまたはネットワークが使えるセーフモードで採取されたログ
セーフモードまたはネットワークが使えるセーフモードで採取されたログは、次回の通常モードでの起動時に管理サーバに送信されます。