ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Desktop Keeper V14g 導入ガイド
Systemwalker

2.7.1 ログアナライザサーバをインストールする

Systemwalker Desktop Keeperのログアナライザサーバを、新規にインストールする方法について説明します。

Systemwalker Desktop Log Analyzer 管理サーバ、またはSystemwalker Desktop Keeper V14.0.0/V14.0.1/V14.1.0のログアナライザサーバがインストールされた状態で、V14.2.0のログアナライザサーバをインストールする場合は“第4章 バージョンアップ”の“4.9 Systemwalker Desktop Log Analyzerから移行する”を参照してください。

インストール前の確認事項

注意

ログアナライザユーザーについて

「ログアナライザユーザー」とは、Systemwalker Desktop Keeperのログ分析機能を使用する場合に、ログアナライザサーバ上で、データベース構築やデータ移入などの運用に使用するWindowsアカウントです。

インストールを行う前に、以下のログアナライザユーザーとして指定できる条件や権限の仕様について確認してください。

  • ログアナライザユーザーにローカルアカウントを指定する場合は、インストールをローカルアカウントで実行してください。また、ログアナライザユーザーにドメインアカウントを指定する場合は、インストールをドメインアカウントで実行してください。

  • ログアナライザユーザーとしてドメインアカウントを指定する場合は、同名のローカルアカウントが存在しないことを必ず確認してください。

  • ログアナライザユーザーに指定するWindowsアカウントは、以下の権限/設定が必要です。

    • ローカルアカウントの場合は、Administratorsグループに所属していること、ドメインアカウントの場合は、Domain Adminsグループに所属していること

    • 無期限パスワードが設定されていること
      なお、ローカルアカウントの場合に限り、存在しないWindowsアカウントを指定した場合は、自動的に上記の権限/設定のWindowsアカウントが生成されます。

  • ログアナライザユーザーに指定したWindowsアカウントには、以下の権限が自動的に付与されます。

    • サービスとしてログオン

    • オペレーティングシステムの一部として機能

    • バッチジョブとしてログオン

ログアナライザサーバのインストール手順は、以下のとおりです。なお、動作環境については“Systemwalker Desktop Keeper 解説書”を参照してください。

  1. Administratorsグループに所属するユーザー、またはDomain Adminsグループに所属するユーザーでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。

  2. Systemwalker Desktop KeeperのCD-ROMをPCにセットすると、以下の画面が表示されます。

    「ログアナライザサーバ インストール」を選択してください。

    上記のインストーラ画面が起動しない場合は、CD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。

  3. 「Systemwalker Desktop Keeper ログアナライザサーバ セットアップへようこそ」画面が表示されるので、[次へ]ボタンをクリックしてください。

  4. 「必須環境情報」画面が表示されます。

    画面に表示される事前準備が実施されている場合は、[OK]ボタンをクリックしてください。

    事前準備が実施されていない場合は、[キャンセル]ボタンをクリックして、インストールをいったん中断し、画面に表示される事前準備を実施してから、再度インストール作業を実施してください。

  5. ログアナライザサーバ機能の「インストール先の選択」画面が表示されます。

    画面上に表示されている[インストール先ドライブ]の[必要な容量/空き容量]を確認してください。

    表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    なお、ログアナライザサーバのインストールフォルダに空白、ひらがな、カタカナ、漢字などのマルチバイト文字は指定できません。また、以下のドライブは指定できません。

    • ドライブのルート (C:\、D:\等)

    • ネットワークドライブ

    • フォーマット形式がNTFS以外のドライブ

    注意

    圧縮や暗号の対象外にしてください

    ログアナライザサーバ機能のインストール先フォルダや下記のデータベース関連ファイルのインストール先フォルダを圧縮または暗号化の対象とした場合、プログラム動作に影響がでる可能性があるので、圧縮や暗号の設定を行わないでください。

  6. データベース関連ファイルの「インストール先の選択」画面が表示されます。(既に使用可能なSymfoware Serverがインストールされている場合は本設定画面は表示されません。次の手順に進んでください。)

    画面上に表示されている[インストール先ドライブ]の[必要な容量/空き容量]を確認してください。

    表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    なお、データベース関連ファイルのインストールフォルダに空白、ひらがな、カタカナ、漢字などのマルチバイト文字は指定できません。また、以下のドライブは指定できません。半角空白も指定できません。

    • ドライブのルート (C:\、D:\等)

    • ネットワークドライブ

    • フォーマット形式がNTFS以外のドライブ

  7. 「ポート番号の入力」画面が表示されるので、ログアナライザサーバが使用するポート番号を設定して、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    なお、ポート番号をデフォルト値から変更する場合は、5001から60000までの使用していない番号を入力してください。数値以外の文字列は指定できません。

    • [通信ポート1]: 目的別集計機能で使用します。初期値は30001です。

    • [通信ポート2]: データベースとの通信に使用します。初期値は30002です。

    • [通信ポート3]: レポート出力ツール、ログアナライザで使用します。初期値は30004です。

  8. 「ログアナライザユーザーの登録」画面が表示されるので、データベースの構築やデータ移入などの運用で使用するWindowsアカウントを設定して、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    • [ユーザー名]: 先頭が英字で始まる18文字以下の半角英数字が入力できます。空白文字は使用できません。なお、指定できるユーザー名には以下の条件があります。

      • 既存のグループ名と同じユーザー名を指定することはできません。

      • コンピュータ名と同じユーザー名を指定することはできません。

    • [パスワード]: 14文字以下の半角英数記号が入力できます。空白文字は使用できません。また、パスワードは省略できません。

  9. 手順9.で、OSに登録されていないユーザー名を指定した場合は、[パスワード確認]画面が表示されるので、パスワードを再度入力してください。パスワードが正しく入力されると、手順8で指定したユーザーがログアナライザユーザーとしてローカルに作成されます。
    (手順9.で、すでにOSに登録されているユーザーをログアナライザユーザーとして指定した場合は、[パスワード確認]画面は表示されません)

  10. 「ファイルコピーの開始」画面が表示されます。

    設定した内容を確認し、インストールを開始する場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。インストール処理が開始されます。

    設定した内容を変更したい場合は、[戻る]ボタンをクリックし、再度設定をやりなおしてください。

  11. 処理が正常に完了すると、「インストール完了」画面が表示されます。

    プログラムを使用するには、システムを再起動する必要があります。以下のどちらかを選択し、[完了]ボタンをクリックします。

    • [はい、今すぐコンピュータを再起動します。]

    • [いいえ、後でコンピュータを再起動します。]


注意

Windows Server® 2003 SP1/SP2 、Windows Server® 2003 R2、またはWindows Server® 2008へインストールする場合の注意事項について

Windows Server® 2003 SP1/SP2 、Windows Server® 2003 R2、Windows Server® 2008の環境で、Windowsファイアーウォール機能を有効にした場合、ログアナライザサーバが使用する通信ポートが使用できなくなるため、Webコンソールまたはレポート出力ツールから接続できなくなる場合があります。

Windowsファイアーウォールの例外に、ログアナライザサーバが使用するポート番号(デフォルトは、30001、30002、30004)を登録してください。

ログアナライザサーバのインストールを行った後は、ログアナライザサーバを動作させるためのデータベース環境の作成が必要です。引き続き、“データベースを構築する”を参照し、データベースの構築作業を実行してください。