Systemwalker Desktop Keeperのログアナライザサーバを、新規にインストールする方法について説明します。
Systemwalker Desktop Log Analyzer 管理サーバ、またはSystemwalker Desktop Keeper V14.0.0/V14.0.1/V14.1.0のログアナライザサーバがインストールされた状態で、V14.2.0のログアナライザサーバをインストールする場合は“第4章 バージョンアップ”の“4.9 Systemwalker Desktop Log Analyzerから移行する”を参照してください。
“Systemwalker Desktop Keeper 解説書”の“動作環境”を参照して、データベース関連ファイルのインストール先に指定するドライブに必要なディスク容量が確保できるかを確認してください。
“Systemwalker Desktop Keeper 解説書”の“動作環境”を参照して、“混在運用できない製品”を確認してください。
以下の製品がインストールされているか確認してください。
Interstage Navigator Server
Interstage Navigator Serverがインストールされている場合は、一度アンインストールを行ってから本製品をインストールしてください。
“Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル”の“ポート番号一覧”を参照して、使用するポート番号を確認してください。
ログアナライザサーバでは、以下の3つのポートをデフォルト値として使用します。
30001:目的別集計機能で使用
30002:データベースへのアクセスに使用
30004:レポート出力ツール、ログアナライザで使用
Systemwalker Desktop KeeperのインストーラをCD-ROMからローカルディスクへコピーして行う場合、コピー先のパスに全角文字などの2バイト文字を含まないようにしてください。
注意
ログアナライザユーザーについて
「ログアナライザユーザー」とは、Systemwalker Desktop Keeperのログ分析機能を使用する場合に、ログアナライザサーバ上で、データベース構築やデータ移入などの運用に使用するWindowsアカウントです。
インストールを行う前に、以下のログアナライザユーザーとして指定できる条件や権限の仕様について確認してください。
ログアナライザユーザーにローカルアカウントを指定する場合は、インストールをローカルアカウントで実行してください。また、ログアナライザユーザーにドメインアカウントを指定する場合は、インストールをドメインアカウントで実行してください。
ログアナライザユーザーとしてドメインアカウントを指定する場合は、同名のローカルアカウントが存在しないことを必ず確認してください。
ログアナライザユーザーに指定するWindowsアカウントは、以下の権限/設定が必要です。
ローカルアカウントの場合は、Administratorsグループに所属していること、ドメインアカウントの場合は、Domain Adminsグループに所属していること
無期限パスワードが設定されていること
なお、ローカルアカウントの場合に限り、存在しないWindowsアカウントを指定した場合は、自動的に上記の権限/設定のWindowsアカウントが生成されます。
ログアナライザユーザーに指定したWindowsアカウントには、以下の権限が自動的に付与されます。
サービスとしてログオン
オペレーティングシステムの一部として機能
バッチジョブとしてログオン
ログアナライザサーバのインストール手順は、以下のとおりです。なお、動作環境については“Systemwalker Desktop Keeper 解説書”を参照してください。
Administratorsグループに所属するユーザー、またはDomain Adminsグループに所属するユーザーでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。
Systemwalker Desktop KeeperのCD-ROMをPCにセットすると、以下の画面が表示されます。
「ログアナライザサーバ インストール」を選択してください。
上記のインストーラ画面が起動しない場合は、CD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。
「Systemwalker Desktop Keeper ログアナライザサーバ セットアップへようこそ」画面が表示されるので、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「必須環境情報」画面が表示されます。
画面に表示される事前準備が実施されている場合は、[OK]ボタンをクリックしてください。
事前準備が実施されていない場合は、[キャンセル]ボタンをクリックして、インストールをいったん中断し、画面に表示される事前準備を実施してから、再度インストール作業を実施してください。
ログアナライザサーバ機能の「インストール先の選択」画面が表示されます。
画面上に表示されている[インストール先ドライブ]の[必要な容量/空き容量]を確認してください。
表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。
表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。
なお、ログアナライザサーバのインストールフォルダに空白、ひらがな、カタカナ、漢字などのマルチバイト文字は指定できません。また、以下のドライブは指定できません。
ドライブのルート (C:\、D:\等)
ネットワークドライブ
フォーマット形式がNTFS以外のドライブ
注意
圧縮や暗号の対象外にしてください
ログアナライザサーバ機能のインストール先フォルダや下記のデータベース関連ファイルのインストール先フォルダを圧縮または暗号化の対象とした場合、プログラム動作に影響がでる可能性があるので、圧縮や暗号の設定を行わないでください。
データベース関連ファイルの「インストール先の選択」画面が表示されます。(既に使用可能なSymfoware Serverがインストールされている場合は本設定画面は表示されません。次の手順に進んでください。)
画面上に表示されている[インストール先ドライブ]の[必要な容量/空き容量]を確認してください。
表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。
表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。
なお、データベース関連ファイルのインストールフォルダに空白、ひらがな、カタカナ、漢字などのマルチバイト文字は指定できません。また、以下のドライブは指定できません。半角空白も指定できません。
ドライブのルート (C:\、D:\等)
ネットワークドライブ
フォーマット形式がNTFS以外のドライブ
「ポート番号の入力」画面が表示されるので、ログアナライザサーバが使用するポート番号を設定して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
なお、ポート番号をデフォルト値から変更する場合は、5001から60000までの使用していない番号を入力してください。数値以外の文字列は指定できません。
[通信ポート1]: 目的別集計機能で使用します。初期値は30001です。
[通信ポート2]: データベースとの通信に使用します。初期値は30002です。
[通信ポート3]: レポート出力ツール、ログアナライザで使用します。初期値は30004です。
「ログアナライザユーザーの登録」画面が表示されるので、データベースの構築やデータ移入などの運用で使用するWindowsアカウントを設定して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
[ユーザー名]: 先頭が英字で始まる18文字以下の半角英数字が入力できます。空白文字は使用できません。なお、指定できるユーザー名には以下の条件があります。
既存のグループ名と同じユーザー名を指定することはできません。
コンピュータ名と同じユーザー名を指定することはできません。
[パスワード]: 14文字以下の半角英数記号が入力できます。空白文字は使用できません。また、パスワードは省略できません。
手順9.で、OSに登録されていないユーザー名を指定した場合は、[パスワード確認]画面が表示されるので、パスワードを再度入力してください。パスワードが正しく入力されると、手順8で指定したユーザーがログアナライザユーザーとしてローカルに作成されます。
(手順9.で、すでにOSに登録されているユーザーをログアナライザユーザーとして指定した場合は、[パスワード確認]画面は表示されません)
「ファイルコピーの開始」画面が表示されます。
設定した内容を確認し、インストールを開始する場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。インストール処理が開始されます。
設定した内容を変更したい場合は、[戻る]ボタンをクリックし、再度設定をやりなおしてください。
処理が正常に完了すると、「インストール完了」画面が表示されます。
プログラムを使用するには、システムを再起動する必要があります。以下のどちらかを選択し、[完了]ボタンをクリックします。
[はい、今すぐコンピュータを再起動します。]
[いいえ、後でコンピュータを再起動します。]
注意
Windows Server® 2003 SP1/SP2 、Windows Server® 2003 R2、またはWindows Server® 2008へインストールする場合の注意事項について
Windows Server® 2003 SP1/SP2 、Windows Server® 2003 R2、Windows Server® 2008の環境で、Windowsファイアーウォール機能を有効にした場合、ログアナライザサーバが使用する通信ポートが使用できなくなるため、Webコンソールまたはレポート出力ツールから接続できなくなる場合があります。
Windowsファイアーウォールの例外に、ログアナライザサーバが使用するポート番号(デフォルトは、30001、30002、30004)を登録してください。
ログアナライザサーバのインストールを行った後は、ログアナライザサーバを動作させるためのデータベース環境の作成が必要です。引き続き、“データベースを構築する”を参照し、データベースの構築作業を実行してください。