Systemwalker Desktop Keeperのシステム管理者は、
クライアント(CT)のポリシー設定
収集したログの検索/参照
クライアント(CT)で発生した違反操作の管理者への通知
収集したログを蓄積しているデータベースのバックアップおよびリカバリ
状況表示
等によりシステム管理を行います。
以下に、管理機能の種類と概要を説明します。
管理コンソールで、CTポリシーおよびユーザーポリシーの定義、クライアント(CT)へのポリシーの配付およびクライアント(CT)から収集するログの定義を行います。
定義できるポリシーは以下の2つです。
CTポリシー
クライアント(CT)単位に設定するポリシーです。
ユーザーポリシー
クライアント(CT)がインストールされたWindowsのマシンにログオンする際に入力する、ユーザー名に対して設定するポリシーです。
また、部門管理者を設定することで、部門内での設定に限り、部門管理者に利用権限を与えることが可能です。
なお、CTポリシーとユーザーポリシーでは、ポリシーの種類、設定方法、および適用範囲が異なります。詳細については、“Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編”を参照してください。
Webコンソール(ログビューア)で、日時、ログの種類およびキーワード等の条件を指定し検索することができます。検索した結果は一覧に表示およびCSVファイルへの出力ができます。
また、部門管理者を設定することで、部門内でのログの参照に限り、部門管理者に利用権限を与えることが可能です。
また、指定したログからファイル操作追跡を行うこともできます。追跡可能なログ種別は以下のとおりです。
ファイル操作ログ
ファイル持出しログ
メール送信ログ(添付ファイルがある場合)
メール送信中止ログ(添付ファイルがある場合)
メール添付禁止ログ
FTP操作ログ(FTPアップロードログ・FTPダウンロードログ)
Web操作ログ(Webアップロードログ、Webダウンロードログ)
また、バックアップした操作ログを参照用のデータベースにリストアすることにより、過去の操作ログの参照が可能です。
クライアント(CT)が自身の製品版数を把握し、古い版数の場合は、自動的に版数をアップします。自己版数管理機能は、Systemwalker Desktop Keeperのシステム管理者が自己版数アップ用のモジュールを管理サーバに配置することで実行することができます。
クライアント(CT)を管理するサーバが複数存在する場合、統合管理サーバを設置して、階層化したサーバ管理ができます。
クライアント(CT)においてポリシーに違反する操作がなされた場合、違反操作のログが収集されたあとに、管理者にメールで通知します。
また、管理サーバ/統合管理サーバのデータベース領域やディスク領域が枯渇した場合にも、管理者にメールで通知します。
クライアント(CT)においてポリシーに違反する操作などが行われた場合、違反操作のログが収集されたあとに、そのクライアント(CT)が接続している統合管理サーバまたは管理サーバのイベントログに記録します。
状況表示
情報漏洩の恐れがある操作が実施されたPCの台数を、システム全体で集計・確認することができます。
クライアント(CT)への通知
クライアント(CT)へ用紙使用状況の通知を行うことにより、個人のコスト削減意識を向上させることができます。