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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L10

23.4.6 eventオブジェクト

エミュレータでイベントが発生した際に、ユーザが作成した関数で処理を行うためのメソッドを含むオブジェクトです。

メソッド名

機能

SetOnDspemuScreenPreUpdate

エミュレータ画面更新前に呼び出される関数の登録

SetOnDspemuScreenUpdated

エミュレータ画面更新後に呼び出される関数の登録

■SetOnDspemuScreenPreUpdate

エミュレータ画面更新前に呼び出される関数の登録

ホストから受信した画面データを、Webブラウザ上の画面に表示する直前に呼び出される関数を登録します。


●呼び出し形式

SetOnDspemuScreenPreUpdate(UserFunction)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

UserFunction

登録する関数オブジェクト
イベント発生時に登録した関数を解除する場合はnullを指定

省略できません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーの場合はFALSEを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var Dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

Dspemu. event.SetOnDspemuScreenPreUpdate(onPreUpdate);

function onPreUpdate() {
     // エミュレータ画面の更新前に行う処理
}

注意

次のメソッドは、SetOnDspemuScreenPreUpdateで登録したイベントで動作する関数には使用できません。

  • GetCursorPos

  • ShowTableData


■SetOnDspemuScreenUpdated

エミュレータ画面更新後に呼び出される関数の登録

ホストから受信した画面データを、Webブラウザ上の画面に表示した直後に呼び出される関数を登録します。


●呼び出し形式

SetOnDspemuScreenUpdated(UserFunction)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

UserFunction

登録する関数オブジェクト
イベント発生時に登録した関数を解除する場合はnullを指定

省略できません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーの場合はFALSEを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var Dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

Dspemu. event.SetOnDspemuScreenUpdated(onScreenUpdated);

function onScreenUpdated(update) {
     // エミュレータ画面の更新後に行う処理
     if(update) {
         // 画面更新あり
     } else {
         // 画面更新なし(カーソル移動など)
     }

}