構文 | object.SendFileCmd( [time] ) | ||
引数 | 引数は次のものです。 | ||
項目 | 型 | 説明 | |
time | 整数 | ホストからの応答待ち時間(秒単位)を30~420の範囲で指定します。省略時には30が指定されたものとします。 | |
二重発行動作 | エラー | ||
復帰値 | 0:正常/その他の値:異常 | ||
対象エミュレータ | |||
関連プロパティ | WaitTime,WaitStatusTime,HostCommand,HostFileName,PCFileName, SBCSConvType,DBCSConvType,SBCSConvTable,DBCSConvTable, HostType,Option |
ファイル送信処理を開始します。
メソッドの発行により、ファイル転送は次のような手順で開始されます。
SendFileCmdメソッド発行 ↓(1)キー入力可能状態の待ち合わせ ↓(2)ファイル転送コマンドの入力 ↓(3)ファイル転送開始の待ち合わせ SendFileCmdメソッド復帰 正常復帰の場合、ファイル転送開始
「(1)キー入力可能状態の待ち合わせ」には、プロパティ「WaitTime(処理の応答待ち時間)」「WaitStatusTime(ホスト状態の監視時間)」指定値が使用されます。
「(3)ファイル転送開始の待ち合わせ」には、引数「time」が使用されます。
ファイル転送状態は、「QueryTransFile(転送状態の問い合わせ)」メソッドまたは、「NoticeTransStatus(転送状態通知)」イベントによって確認できます。
「SendFileCmd」メソッドは転送設定プロパティの転送設定に従ってファイル転送を行います。
エミュレータ種別により、必要なプロパティが異なります。
次のファイル転送設定プロパティを使用します。
プロパティ | |
---|---|
ホスト転送コマンド | HostCommand |
端末側ファイル名 | PCFileName |
1バイトコード変換種別 | SBCSConvType |
転送オプション | Option |
注意
メソッドの発行時には、ホストセッションがファイル転送コマンドを受け付けられる状態である必要があります。
構文 | object.RecvFileCmd( [time] ) | ||
引数 | 引数は次のものです。 | ||
項目 | 型 | 説明 | |
time | 整数 | ホストからの応答待ち時間(秒単位)を30~420の範囲で指定します。 | |
二重発行動作 | エラー | ||
復帰値 | 0:正常/その他の値:異常 | ||
対象エミュレータ | |||
関連プロパティ | WaitTime,WaitStatusTime,HostCommand,HostFileName,PCFileName, SBCSConvType,DBCSConvType,SBCSConvTable,DBCSConvTable, HostType,Option |
ファイル受信処理を開始します。
メソッドの発行により、ファイル転送は次のような手順で開始されます。
RecvFileCmdメソッド発行 ↓(1)キー入力可能状態の待ち合わせ ↓(2)ファイル転送コマンドの入力 ↓(3)ファイル転送開始の待ち合わせ RecvFileCmdメソッド復帰 正常復帰の場合、ファイル転送開始
「(1)キー入力可能状態の待ち合わせ」には、プロパティ「WaitTime(処理の応答待ち時間)」「WaitStatusTime(ホスト状態の監視時間)」指定値が使用されます。
「(3)ファイル転送開始の待ち合わせ」には、引数「time」が使用されます。
開始したファイル転送の状態は、「QueryTransFile(転送状態の問い合わせ)」メソッドまたは、「NoticeTransStatus(転送状態通知)」イベントによって確認できます。
「RecvFileCmd」メソッドは転送設定プロパティの転送設定に従ってファイル転送を行います。
エミュレータ種別により、必要なプロパティが異なります。
次のファイル転送設定プロパティを使用します。
プロパティ | |
---|---|
ホスト転送コマンド | HostCommand |
端末側ファイル名 | PCFileName |
1バイトコード変換種別 | SBCSConvType |
転送オプション | Option |
注意
メソッドの発行時には、ホストセッションがファイル転送コマンドを受け付けられる状態である必要があります。
構文 | object.Option [=option] |
データ型 | 文字列 |
アクセス方法 | 参照/設定 |
設定値範囲 | 160バイト以内の文字列 |
初期値 | なし |
対象エミュレータ |
転送オプションを160バイト以内の文字列で指定します。
値は設定、参照する事が可能です。
以降に転送オプションについて説明します。
6680DSPEMU端末 (ファイル送信/ファイル受信)
■6680 DSPEMU端末
転送オプションは次に説明するオプションから選択します。
各オプションは省略可能です。複数指定する場合には空白文字で区切ります。
表中の各オプション記述形式において、[ ]内のパラメータは省略可能です。また、改行は空白文字区切りを意味します。
<ファイル送信>
オプション | 説明 |
---|---|
TEXT BINARY | 送信データの形式を指定します。
TEXTとBINARYは同時に指定できません。 |
VARIABLE FIXED | ホストデータセットのレコード形式を指定します。
TEXTオプションを指定した場合に有効です。 |
RECL(n) | “n”へホストデータセットのレコード長を整数(単位:バイト)で指定します。 |
TAB(n) | テキスト送信データ中に存在するTABコードをホストの空白文字(X‘40’)に置き換える際の空白文字数の指定です。 |
EXKANJI | JEF拡張漢字に対するコード変換方法の指定です。 |
SHOW | ファイル転送の転送状況を示す画面を表示します。 |
<ファイル受信>
オプション | 説明 |
---|---|
TEXT BINARY | 送信データの形式を指定します。
TEXTとBINARYは同時に指定できません。 |
NEW ADD | パソコン側ファイルへの受信データ書込み方法を指定します。
NEWとADDは同時に指定できません。 |
EXKANJI | JEF拡張漢字に対するコード変換方法の指定です。 |
SHOW | ファイル転送の転送状況を示す画面を表示します。 |
構文 | object.HostCommand [=command] |
データ型 | 文字列 |
アクセス方法 | 参照/設定 |
設定値範囲 | 80バイト以内の文字列 |
初期値 | なし |
対象エミュレータ |
ホストのファイル転送コマンドを80バイト以内の文字列で指定します。
値は設定、参照する事が可能です。
必須の設定項目です。
<ファイル送信コマンドの設定例>
HostCommand=“FEXPORT TEST.DATA”
設定したホストコマンドの文字列は「CodeConvType(1バイト系コード変換種別)」プロパティに従ってコード変換されます。
注意
ConnectXファイル転送インタフェースでは、パラメータリストファイル(転送情報設定ファイル)を利用する事が出来ません。
USING指定をした場合ファイル転送は失敗します。
構文 | object.PCFileName [=name] |
データ型 | 文字列 |
アクセス方法 | 参照/設定 |
設定値範囲 | 255バイト以内の文字列 |
初期値 | なし |
対象エミュレータ |
転送に使用するパソコン側のパス+ファイル名を255バイト以内の文字列で指定します。
値は設定、参照する事が可能です。
必須の設定項目です。
記述形式([ ]内のパラメータは省略可能です。改行は空白文字区切りを意味します。)
[ドライブ名][パス名]ファイル名
構文 | object.SBCSConvType [=type] |
データ型 | 整数 |
アクセス方法 | 参照/設定 |
設定値範囲 | 0~4 |
初期値 | 3:「CX_SBCNV_DEFAULT」 |
対象エミュレータ |
テキスト転送データの1バイトコード変換種別設定です。
値は設定、参照する事が可能です。
初期値として「CX_SBCNV_DEFAULT」がセットされます。
「CX_SBCNV_DEFAULT」を設定した場合、
1バイトコードは、1バイトコード変換種別「CodeConvType」プロパティの設定に従って変換されます。
「SendSBCSConvType」「RecvSBCSConvType」へ設定する値に次のものがあります。
意味 | 定義名 | 値 |
---|---|---|
EBCDIC-カナ有り | CX_SBCNV_KANA | 0 |
EBCDIC-カナ無し | CX_SBCNV_NOKANA | 1 |
EBCDIC-ASCII | CX_SBCNV_ASCII | 2 |
デフォルト | CX_SBCNV_DEFAULT | 3 |