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DP/Cライブラリ ソフトウェア開発キット V7.2 使用手引書L10

4.2.5 CONNECT

【機能】

相手システムとのセションを確立します。

【書式】

CALL "NDCL" USING DC-BLOCK DATA.

◆パラメータの説明

DC-BLOCK

制御情報領域のデータ名

DATA

送受信データ領域のデータ名

【入力】

◆制御情報領域

機能名

"CNT□"を指定します。(□:空白(0x20))

ファイル名

OPENで指定したファイル名を指定します。

セション確立方法

能動型のセション確立のみサポートします。
Qを指定します。

送信データ長

バッファ領域に設定したログオンメッセージの有効データ長を指定します。
指定可能な範囲は1~253バイトです。

タイマ

LOGON開始待ち時間を1~99(秒単位)の範囲で指定します。
省略した場合は、デフォルト値(500m秒)または、settrns.exeで設定した値を使用します。

チェイン

ホストとデータの転送を行う際に、最初のデータ、途中のデータ、最後のデータというようにデータを分割して転送するか、分割せずに単一データとして転送するかを指定します。

  • A-データを分割して転送する

  • その他-単一データとして転送する

送信モード

WRITEで会話強制終了を行うか否かを指定します。

  • M-会話強制終了を行う

  • その他-会話強制終了を行わない


◆送受信データ領域

ログオンメッセージ

ログオンメッセージは以下の形式で設定します。


文字位置

名称

設定値

備考

1~9

モード

X"002020202020202020"

  

10

モード

X"F3"

  

11

相手PP名長

X"08"

16進指定(8バイト)

12~19

相手PP名

"SYSTEM01"

ASCII指定
DPCセットアップで設定した相手システム名を指定

20~21

予約領域

X"0000"

  

22

ユーザデータ長

X"nn"

16進指定

23~nn

ユーザデータ

"LOGON AIM,,XXXXX"

ASCII指定

XXXXXはホストアプリ名(8バイト以内)

※ユーザデータに設定する"LOGON ・・・"はDPCライブラリでコネクション確立時に使用するLOGON文字列とは関係ありません。NDCLインタフェースではユーザデータのホストアプリ名だけを使用します。


以下にログオンメッセージのパラメータブロックのコーディング例を示します。

       01  LOGONDATA.
         02  FILLER      PIC X           VALUE X"00".
         02  FILLER      PIC X(8)        VALUE SPACE.
         02  FLG         PIC X           VALUE X"F3".
         02  PPNAMELEN   PIC X           VALUE X"08".
         02  PPNAME      PIC X(8)        VALUE "SYSTEM01".
         02  FILLER      PIC 9(4) BINARY VALUE 0.
         02  LOGONMSGLEN PIC X           VALUE X"13".
         02  LOGONMSG    PIC X(19)       VALUE "LOGON AIM,,XXXXXXXX".

【出力】

◆制御情報領域

完了情報

通知コードが4桁の外部10進数で通知されます。正常終了時は'0000'が通知されます。異常終了した場合、通知コードの詳細情報として詳細コードが16進表現で通知されます。
完了情報についての詳細は「4.3 完了情報」を参照してください。