【機能】
DPCライブラリの使用を開始します。
【書式】
unsigned int WINAPI XDpc_Open (dpc_opnlst,apl_id) struct dpc_opnlst *dpc_opnlst ; unsigned short *apl_id ;
◆構造体の説明◆
dpc_opnlst | DPCOPENの固有パラメータリストを指定します。 |
structdpc_opnlst{ char private_name[8] ; long ret_code ; long d_code ; char reserve[16] ; }
【入力】
char private_name[8] | DPCOPENを実行するアプリケーションの名前を8バイトで指定します。アプリケーション名は任意です。ただし、DPCライブラリによって予約されているアプリケーション名があります。詳しくは「5.4 その他の注意」を参照してください。アプリケーション名を7バイト以内で指定する場合、有効な名前の直後に空白文字かNULLを指定してください。 |
char reserve[16] | システム予約領域です。NULLを指定してください。 |
【関数返却値】
リターンコードと同じ値が返されます。
【出力】
long ret_code | リターンコードが返されます。詳細は、「DP/Cライブラリ V7.2 使用手引書 付録C リターンコード」を参照してください。 |
long d_code | ローカルエラーコードが返されます。詳細は、「DP/Cライブラリ V7.2 使用手引書 付録C リターンコード」を参照してください。 |
unsigned short *apl_id | DPCOPENを実行したアプリケーションの識別子が通知されます。以降、同一のアプリケーションから実行する関数には、DPCCLOSEを発行するまでこの識別子を指定してください。 |
注意
アプリケーション識別子はプロセスで1つ割り当てられます。そのためDPCライブラリSDKで提供する関数は、マルチスレッド環境で同時に実行することはできません。マルチスレッド環境でDPCライブラリを使用する場合は、ユーザプログラムで排他制御を行ってください。