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DP/Cライブラリ ソフトウェア開発キット V7.2 使用手引書L10

2.1.1 DPCOPEN

【機能】

DPCライブラリの使用を開始します。

【書式】

unsigned int WINAPI XDpc_Open (dpc_opnlst,apl_id) 
    struct dpc_opnlst  *dpc_opnlst    ;
    unsigned short     *apl_id        ;

◆構造体の説明◆

dpc_opnlst

DPCOPENの固有パラメータリストを指定します。
リスト形式は次のとおりです。

structdpc_opnlst{
   char  private_name[8]   ;
   long  ret_code          ;
   long  d_code            ;
   char  reserve[16]       ;
   }

【入力】

char private_name[8]

DPCOPENを実行するアプリケーションの名前を8バイトで指定します。アプリケーション名は任意です。ただし、DPCライブラリによって予約されているアプリケーション名があります。詳しくは「5.4 その他の注意」を参照してください。アプリケーション名を7バイト以内で指定する場合、有効な名前の直後に空白文字かNULLを指定してください。

char reserve[16]

システム予約領域です。NULLを指定してください。

【関数返却値】

リターンコードと同じ値が返されます。

【出力】

long ret_code

リターンコードが返されます。詳細は、「DP/Cライブラリ V7.2 使用手引書 付録C リターンコード」を参照してください。

long d_code

ローカルエラーコードが返されます。詳細は、「DP/Cライブラリ V7.2 使用手引書 付録C リターンコード」を参照してください。

unsigned short *apl_id

DPCOPENを実行したアプリケーションの識別子が通知されます。以降、同一のアプリケーションから実行する関数には、DPCCLOSEを発行するまでこの識別子を指定してください。

注意

アプリケーション識別子はプロセスで1つ割り当てられます。そのためDPCライブラリSDKで提供する関数は、マルチスレッド環境で同時に実行することはできません。マルチスレッド環境でDPCライブラリを使用する場合は、ユーザプログラムで排他制御を行ってください。