リターンコード (16進) | 意 味 | 1.エラーの要因 2.対処方法 3.実行可能なDPCライブラリの機能 | ホスト側アプリケーションへのリターンコード |
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00 | 正常終了 | ― | ― |
01 | ホストアプリケーションからの異常通知(ERROR受信) | ホストアプリケーションからERRORが送信されています。 関数はキャンセルされます。送信権はホストアプリケーションに移行されます。ホストアプリケーションでの異常回復処理の完了を待ってください。 DPCABORT/DPCACCEPTが実行できます。
| アプリケーションには通知されません。 |
04 | DPCERRORの受付拒否(ホストアプリケーションからのEND受信) | ホストアプリケーションからENDが送信されています。 関数はキャンセルされます。 DPCACCEPTを実行してENDを受信してください。
| アプリケーションには通知されません。 |
40 | 自システムの会話資源不足 | パソコン側で最大会話数を超えて会話を開始しようとしています。 パソコン側の会話資源(最大会話数)を確認してください。 DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。
| アプリケーションには通知されません。 (注3) |
41 | 相手システムの会話資源不足 | ホスト側で会話資源不足が生じました。 ホスト側の会話資源を確認してください。 DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。
| アプリケーションには通知されません。 (注1) |
42 | アプリケーション異常終了(当該会話メッセージ以外が原因) | 当該会話メッセージ以外の原因でホストアプリケーションが異常終了しました。 ホスト側で発生した異常を確認してください。 DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。
| アプリケーションには通知されません。 (注2) |
44 | 相手システムの資源不足 | ホスト側で資源不足が生じました。 ホスト側のシステム資源を確認してください。 DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。
| アプリケーションには通知されません。 (注1) |
70 | 通信時間監視の異常検出(コネクション確立時相手システムの異常) | DPCCONNECT実行時、相手システムの異常により、通信時間監視オーバーとなり、コネクションを確立できませんでした。または指定されたLOGON文字列に誤りがあります。 ホストの異常原因またはLOGON文字列を確認してください。 DPCCONNECTが再実行できます。
| 会話開始前なのでアプリケーションには何も通知されません。 |
80 | ホストアプリケーション未定義または未起動、または接続パスが未確立 | DPCBEGINで指定したホストアプリケーションが起動できなかったか、指定されたLOGON文字列に誤りがあります。 ホストアプリケーション名、またはLOGON文字列を確認してください。 DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。
| 会話開始前なので、アプリケーションには何も通知されません。 (注3) |
81 | ホストアプリケーションからの会話強制終了 | ホストアプリケーションが会話強制終了を行いました。 利用者情報コードを参照してください。 DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。
| ― |
82 | ホストアプリケーションの異常終了(当該会話メッセージが原因) | ホストアプリケーションが異常終了しました。 ホストアプリケーションおよびホスト側で発生した異常について調査してください。 DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。
| アプリケーションはABENDされています。 |
83 | ホストからの受信データ長エラー | ホストからの受信データが指定された受信バッファ領域に入りません。または受信バッファ長が小さいです。 ホストアプリケーションの受信バッファ領域の大きさ、受信データ長を調べてください。 DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。
| '84' |
84 | ホストへの送信データ長エラー | ホストへの送信データがホスト側の受信バッファ領域を超えました。 アプリケーションの送信データ長を調べてください。 DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。
| '83' |
A0 | 接続パス強制終了 | 会話処理を実行中に何らかの原因で接続パス(コネクション)が強制切断されました。 接続パスが強制終了された原因を調査したあと、接続パスを再確立してください。 DPCCONNECTが実行できます。
| アプリケーションはABENDされています。 |
B1 | プロトコルエラー(相手システムで検出)による会話強制終了 | コマンドがプロトコルエラーと判断されました。 担当SEに連絡してください。 DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。
| 'B0' |
F0 | パラメータエラー | DPCライブラリに発行した関数のパラメータに誤りがあると判断されました。 パラメータが正しく設定されているか確認してください。詳細は『C.2 アプリケーション間通信機能のローカルエラー』を参照してください。 各ローカルエラーによって異なります。
| ― |
F1 | シーケンスエラー | DPCライブラリに発行した関数のシーケンスに誤りがあると判断されました。 関数実行順序を確認してください。詳細は『C.2 アプリケーション間通信機能のローカルエラー』を参照してください。 各ローカルエラーによって異なります。
| ― |
F2 | 動作環境エラー | DPCライブラリで動作環境エラーが発生しています。詳細エラーを参照してください。 原因を取り除いたあと、再度アプリケーションを実行してください。詳細は『C.2 アプリケーション間通信機能のローカルエラー』を参照してください。 各ローカルエラーによって異なります。
| ― |
FF | システムエラー | パソコン側でシステムエラーが発生しました。 詳細は『C.2 アプリケーション間通信機能のローカルエラー』を参照してください。 各ローカルエラーによって異なります。
| 各ローカルエラーによって異なります。 |
(注1):ホスト資源が混み合っている場合は、パソコン側からのDPCBEGIN実行により、処理の続行が可能になる場合もあります。異常終了が続く場合は担当SEに連絡してください。
(注2):ホストは自動的に再起動されるので、パソコン側はDPCBEGIN実行による処理の続行が可能です。
(注3):パソコン側はDPCBEGIN実行が可能です。異常終了が続く場合は担当SEに連絡してください。