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DP/Cライブラリ V7.2 使用手引書L10

C.1 アプリケーション間通信機能のリターンコード

リターンコード
(16
)

意  味

1.エラーの要因
2.対処方法
3.実行可能なDPCライブラリの機能

ホスト側アプリケーションへのリターンコード

00

正常終了

01

ホストアプリケーションからの異常通知(ERROR受信)

  1. ホストアプリケーションからERRORが送信されています。

  2. 関数はキャンセルされます。送信権はホストアプリケーションに移行されます。ホストアプリケーションでの異常回復処理の完了を待ってください。

  3. DPCABORT/DPCACCEPTが実行できます。

アプリケーションには通知されません。

04

DPCERRORの受付拒否(ホストアプリケーションからのEND受信)

  1. ホストアプリケーションからENDが送信されています。

  2. 関数はキャンセルされます。

  3. DPCACCEPTを実行してENDを受信してください。

アプリケーションには通知されません。

40

自システムの会話資源不足

  1. パソコン側で最大会話数を超えて会話を開始しようとしています。

  2. パソコン側の会話資源(最大会話数)を確認してください。

  3. DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。

アプリケーションには通知されません。

(注3)

41

相手システムの会話資源不足

  1. ホスト側で会話資源不足が生じました。

  2. ホスト側の会話資源を確認してください。

  3. DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。

アプリケーションには通知されません。

(注1)

42

アプリケーション異常終了(当該会話メッセージ以外が原因)

  1. 当該会話メッセージ以外の原因でホストアプリケーションが異常終了しました。

  2. ホスト側で発生した異常を確認してください。

  3. DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。

アプリケーションには通知されません。

(注2)

44

相手システムの資源不足

  1. ホスト側で資源不足が生じました。

  2. ホスト側のシステム資源を確認してください。

  3. DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。

アプリケーションには通知されません。

(注1)

70

通信時間監視の異常検出(コネクション確立時相手システムの異常)

  1. DPCCONNECT実行時、相手システムの異常により、通信時間監視オーバーとなり、コネクションを確立できませんでした。または指定されたLOGON文字列に誤りがあります。

  2. ホストの異常原因またはLOGON文字列を確認してください。

  3. DPCCONNECTが再実行できます。

会話開始前なのでアプリケーションには何も通知されません。

80

ホストアプリケーション未定義または未起動、または接続パスが未確立

  1. DPCBEGINで指定したホストアプリケーションが起動できなかったか、指定されたLOGON文字列に誤りがあります。

  2. ホストアプリケーション名、またはLOGON文字列を確認してください。

  3. DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。

会話開始前なので、アプリケーションには何も通知されません。

(注3)

81

ホストアプリケーションからの会話強制終了

  1. ホストアプリケーションが会話強制終了を行いました。

  2. 利用者情報コードを参照してください。

  3. DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。

82

ホストアプリケーションの異常終了(当該会話メッセージが原因)

  1. ホストアプリケーションが異常終了しました。

  2. ホストアプリケーションおよびホスト側で発生した異常について調査してください。

  3. DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。

アプリケーションはABENDされています。

83

ホストからの受信データ長エラー

  1. ホストからの受信データが指定された受信バッファ領域に入りません。または受信バッファ長が小さいです。

  2. ホストアプリケーションの受信バッファ領域の大きさ、受信データ長を調べてください。

  3. DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。

'84'

84

ホストへの送信データ長エラー

  1. ホストへの送信データがホスト側の受信バッファ領域を超えました。

  2. アプリケーションの送信データ長を調べてください。

  3. DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。

'83'

A0

接続パス強制終了

  1. 会話処理を実行中に何らかの原因で接続パス(コネクション)が強制切断されました。

  2. 接続パスが強制終了された原因を調査したあと、接続パスを再確立してください。

  3. DPCCONNECTが実行できます。

アプリケーションはABENDされています。

B1

プロトコルエラー(相手システムで検出)による会話強制終了

  1. コマンドがプロトコルエラーと判断されました。

  2. 担当SEに連絡してください。

  3. DPCBEGIN/DPCDISCONNECTが実行できます。

'B0'

F0

パラメータエラー

  1. DPCライブラリに発行した関数のパラメータに誤りがあると判断されました。

  2. パラメータが正しく設定されているか確認してください。詳細は『C.2 アプリケーション間通信機能のローカルエラー』を参照してください。

  3. 各ローカルエラーによって異なります。

F1

シーケンスエラー

  1. DPCライブラリに発行した関数のシーケンスに誤りがあると判断されました。

  2. 関数実行順序を確認してください。詳細は『C.2 アプリケーション間通信機能のローカルエラー』を参照してください。

  3. 各ローカルエラーによって異なります。

F2

動作環境エラー

  1. DPCライブラリで動作環境エラーが発生しています。詳細エラーを参照してください。

  2. 原因を取り除いたあと、再度アプリケーションを実行してください。詳細は『C.2 アプリケーション間通信機能のローカルエラー』を参照してください。

  3. 各ローカルエラーによって異なります。

FF

システムエラー

  1. パソコン側でシステムエラーが発生しました。

  2. 詳細は『C.2 アプリケーション間通信機能のローカルエラー』を参照してください。

  3. 各ローカルエラーによって異なります。

各ローカルエラーによって異なります。

(注1):ホスト資源が混み合っている場合は、パソコン側からのDPCBEGIN実行により、処理の続行が可能になる場合もあります。異常終了が続く場合は担当SEに連絡してください。

(注2):ホストは自動的に再起動されるので、パソコン側はDPCBEGIN実行による処理の続行が可能です。

(注3):パソコン側はDPCBEGIN実行が可能です。異常終了が続く場合は担当SEに連絡してください。