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Interstage Business Application ServerV10.0.0 使用上の注意
Interstage

3.2.2 電子フォームアプリケーション使用時の注意事項

1) Java実行環境について

  電子フォームアプリケーションでは、以下のいずれかの製品が提供するJava実行環境がクライアント側に必要です。

  Java Plug-inを利用する場合には、クライアント環境で、Java Plug-in設定ツールをインストールします。

Java Plug-in設定ツールをインストールするには、クライアント環境にインストールされた以下のファイ

ルを実行します。これにより、JavaPlug-inが有効になります(JBKプラグインを利用する場合には本操

作は必要ありません)。

JDK5をインストールした場合

[インストールフォルダ]\IDE\1000\JDK5\jre\bin\FJSETPLUGIN.EXE

JDK6をインストールした場合

[インストールフォルダ]\IDE\1000\JDK6\jre\bin\FJSETPLUGIN.EXE

  Java Plug-in設定ツールの使用にあたっては、以下の点に留意してください。

2) ファイルをアップロードする場合の注意事項

  添付ファイル項目でファイルをアップロードする場合、項目名長とファイル名長の合計が長いと、送信時にこれらの情報がファイルの先頭にゴミとして付加されてしまう場合があります。利用するブラウザによって多少異なりますが、項目名長とファイル名長を合わせて、970バイト程度までにしてください。

3) サーバ側のセキュリティについて

  電子フォームからの送信データが大きい場合に、Webサーバ上のtempフォルダに送信内容が保存される場合があります。なお、この保存処理は、電子フォームアプリケーションフレームワークのAPIによって抑止することができます。詳細についてはマニュアル「Formcoordinator ユーザーズガイド」の“C.1.1 クラス:InputDataBuilder”を参照してください。

4) クライアントにJava実行環境がない場合の注意事項

  クライアント側での電子フォームの印刷(クライアント印刷機能)、データの保存/読込み機能を使用する場合は、クライアントにJava実行環境が必要です。

インストール方法については、“1) Java実行環境について”を参照してください。

5) クライアント印刷を行う場合の注意事項

  クライアント部品(印刷機能)がインストールされていない場合、印刷機能を利用することができません。このため、本製品のCD-ROM媒体にある以下のファイルをクライアントに配布して、クライアント製品のインストールを行ってください。

    FRAMEWORK\ClientP\setup.exe

  上記のファイルが格納されているCD-ROM媒体は以下のとおりです。

      “クライアントパッケージ/開発環境パッケージ”CD-ROM媒体

6) Internet Explorerで電子フォーム機能を使用する場合の注意事項

  Internet Explorerを起動後、httpまたはhttpsを使用したURLが一度も表示されていないと、画面の表示が完了しないことがあります。画面の表示が完了しない場合は、Webブラウザの「最新の情報に更新」を行うことで正しく表示されるようになります。

7) Java Plug-inおよびJBKプラグインを使用する場合の注意事項

  同一のWebブラウザのプロセス内で、Java Plug-inと本製品のクライアントパッケージが提供するJBKプラグイン機能を一緒に使用することはできません。この2つを一緒に使用しようとすると、Java Plug-inあるいはJBKプラグインが誤動作を起こします。どちらか一方のみを使用するようにしてください。双方を使用したい場合、プロセス(ブラウザの起動)を分けて使用するようにしてください。

8) Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agentと連携して外字を入力する場合の注意事項

  Web入力を使用するように指定した項目にカーソルを設定すると、Web入力表示部品のツールバーが表示されます。このツールバー上にマウスを位置づけ、マウス形状が通常の状態のときにクリックし、その後キーボードで入力を行うと以下のようなエラーメッセージが表示される場合があります。

  [5001]
    処理中に異常が発生しました。
    詳細情報:
     %INFO1%
     UA=xxxxx (注)
     Event=keydown:TABLE
     TRACE1=fjxmlKeyDown[0]:
     TRACE1=
     Error=fjxmlDefEventProc[引数が無効です。]

  このエラーメッセージが表示された場合は、表示されたエラーメッセージに応答し、入力を行う項目の入力域をマウスで再度クリックしてから入力を行ってください。

  注)xxxxxはお使いのブラウザ種別が表示されます。

9) バージョン2.0のSSLプロトコルを使用する場合の注意事項

  バージョン2.0のSSLプロトコルを使用した場合、データの保存読込み機能および印刷機能を使用することができません。データの保存読込み機能および印刷機能を使用する場合は、バージョン3.0のSSLプロトコルを使用してください。

10) Internet Explorerでクライアント印刷機能を使用する場合の注意事項

  スクリプトデバッガがインストールされている環境では、画面表示時や印刷ボタン押下時にスクリプトデバッガが起動される場合があります。起動されたデバッガを閉じることで、データの入力や印刷を実行することができます。また、スクリプトデバッガの起動を抑止したい場合は、Internet Explorerのメニューの[表示]-[スクリプトデバッガ]-[開く] を選択して、スクリプトデバッガを起動し、メニューの[View]-[Options]を選択し、「Enable Java Debugging」のチェックを外してください。

11) Interstage Application Serverを使用する場合の注意事項

  Interstage Application Serverでは、環境変数の定義はInterstage管理コンソールを使用し、ワークユニット設定で行います。また、使用するXMLパーサを富士通製に変更する必要があります。変更方法はInterstage Application Server J2EEユーザーズガイド(旧版互換)の「動作環境のカスタマイズと確認」を参照してください。

12) Windows Server 2003でInterstage Application Serverを使用する場合の注意事項

  Windows Server 2003でInterstage Application Serverを使用したときに、Internal Server Errorが発生する場合は、TCP/IPパラメタのチューニングを行うことで改善する場合があります。詳細については、Interstage Application Serverのマニュアル「Interstage Application Server チューニングガイド」の「TCP/IPパラメタのチューニング」を参照してください。

13) デジタル署名について

  本製品では、Javaアプレットに対し、デジタル署名して出荷しています。本製品に含まれるJavaアプレットに署名した証明書の有効期限は、2011年8月26日です。

  電子フォームアプリケーションフレームワークは、証明書の有効期限内にデジタル署名をしています。

  電子フォームアプリケーションフレームワークをブラウザ上で利用するとき、Javaアプレットをダウンロードする際には安全性を確認するため、「警告 - セキュリティ」画面が表示されます。

  デジタル署名された日時が証明書の有効期限以内であること、会社名「FUJITSU LIMITED」を確認し、Javaアプレットをダウンロードして利用するかどうか判断してください。

  「警告 - セキュリティ」画面の「詳細(M)」ボタンをクリックすると、「詳細情報」画面が表示され、この画面の「証明書の詳細(C)」ボタンをクリックすると、「詳細 - 証明書」画面が表示されます(JRE 5.0またはJRE 6の場合)。

  「詳細 - 証明書」画面は、証明書の内容を示したものです。本製品の利用日時が証明書の有効期限外であれば、この証明書は失効しているため無効と表示されます。これは、証明書の有効期限に対する通知であり、デジタル署名の無効を意味するものではありません。

  「この発行者からのコンテンツを常に信頼します。(A)」をチェック(JRE 5.0またはJRE 6の場合)した場合、以降は証明書が表示されないまま動作します。

  ただし、会社名「FUJITSU LIMITED」のデジタル署名されたすべてのJavaアプレットが、確認の操作を行わずに実行されるため、セキュリティ上、問題となる可能性がありますので、クリックしないことをお勧めします。

  なお、本製品の利用日時が証明書の有効期限外であっても、動作に変わりはありません(実行はできます)。

14) データベース検索入力支援機能利用時の注意事項

  データベース検索画面表示直後に検索画面を閉じた場合、[5001]のメッセージが表示される場合がありますが、動作に問題はありませんので、エラーダイアログを閉じて、操作を続行してください。

15) クライアント印刷機能、データの保存/読込み機能を使用する場合の注意事項

  ダイアログ表示時にブラウザを操作できる場合があります。ダイアログ表示時にブラウザを操作してブラウザを閉じるなどした場合の動作は保証されません。ダイアログを閉じるまでブラウザの操作を行わないでください。

16) Mozilla Firefoxを使用する場合の注意事項

  電子フォームをFirefoxで表示した場合、JavaScriptコンソールに以下のエラーが表示されることがありますが、動作上の問題はありません。
「不明なプロパティ'ime-mode'が使用されています。このスタイル宣言は無視されました。」

17) Internet Explorerでデータベース検索入力支援機能利用する場合の注意事項

  データベース検索入力支援機能を利用する場合、ブラウザの設定でポップアップウィンドウの表示を許可しておく必要があります。設定方法の詳細については、「Formcoordinator データベース検索入力支援機能 ユーザーズガイド」を参照してください。
設定を行っていない場合、検索条件入力画面で[Alt]+[←](戻る)または[Alt]+[Home](ホームページへ移動)キー押下時に、スクリプトエラーが発生し、動作異常となる場合があります。

18) Internet Explorer7.0およびInternet Explorer8.0利用時の注意事項
19) データベース検索入力支援機能の補足事項
  1. ネットワークの動作環境
    データベース検索入力支援機能は、イントラネット環境で使用する機能です。
    インターネット環境では使用できません。

  2. JDBCドライバ
    当社では以下のJDBCドライバについて動作確認を行っています。
         ・ Oracle JDBC Thin Driver
         ・ Symfowareに添付されているTYPE2ドライバ(RDB2-TCP接続)
    接続するデータベースごとに、以下が必要です。

    • Oracle Database
      次に示す製品に含まれるOracle JDBC Drivers
        ・ Oracle Database Standard Edition 9.0.1、9.2.0、10.1.0、および10.2.0
        ・ Oracle Database Enterprise Edition 9.0.1、9.2.0、10.1.0、および10.2.0
        ・ Oracle Database Standard Edition One 9.2.0、10.1.0、および10.2.0
      ただし、Linux版の場合は、9.2.0以降が必要です。

    • Symfoware
      次に示す製品に含まれるSymfoware ClientおよびSymfoware JDBCドライバ
        ・ Symfoware Server Base Edition 8.0
        ・ Symfoware Server Standard Edition 8.0、および9.x
        ・ Symfoware Server Enterprise Edition 8.0、および9.x

  3. 文字コード
    当社では以下のデータベースの文字コードについて動作確認を行っています。

    • Oracle Databaseの場合
        ・ JA16SJIS
        ・ JA16SJISTILDE
        ・ JA16EUC
        ・ JA16EUCTILDE
        ・ AL32UTF8

    • SymfowareのRDB2-TCP接続の場合
        ・ SJIS
        ・ EUC
        ・ UNICODE

  4. 検索条件で利用可能なデータ型
    以下のデータ型が利用可能です。

    • Oracle Databaseの場合
        ・ CHAR
        ・ VARCHAR2
        ・ NUMBER
        ・ DATE

    • Symfowareの場合
        ・ CHARACTER
        ・ NCHAR
        ・ VARCHAR
        ・ NCHAR VARYING
        ・ NUMERIC
        ・ DECIMAL
        ・ SMALLINT
        ・ INTEGER
        ・ REAL
        ・ FLOAT
        ・ DOUBLE PRECISION
        ・ DATE

  5. 取得項目で利用可能なデータ型
    以下のデータ型が利用可能です。

    • Oracle Databaseの場合
        ・ CHAR
        ・ VARCHAR2
        ・ LONG
        ・ NUMBER
        ・ DATE

    • Symfowareの場合
        ・ CHARACTER
        ・ NCHAR
        ・ VARCHAR
        ・ NCHAR VARYING
        ・ NUMERIC
        ・ DECIMAL
        ・ SMALLINT
        ・ INTEGER
        ・ REAL
        ・ FLOAT
        ・ DOUBLE PRECISION
        ・ DATE
        ・ TIME
        ・ TIMESTAMP

  6. Oracle Databaseを利用する場合の注意事項

    • データベースの文字コードにJA16SJISを使用した場合の注意事項
      データベース内の文字に“~”(SJIS:8160)が含まれる場合、この文字は「full-width tilde」ではなく、「wave dash」となります。

    • 検索条件にDATE型を使用する場合の注意事項
      DATEには時刻情報も含まれていますが、時刻部分が“00:00:00.0”のものだけが検索可能です。時刻部分が“00:00:00.0”以外のものも検索したい場合は範囲により指定を行う必要があります。

    • 検索結果にDATE型を使用した場合の注意事項
      必ず、“yyyy-mm-dd hh:mm:ss.fffff”の形式で表示されます。

    • 検索結果にLONG型を使用した場合の注意事項
      並べ替えの指定を行った場合、エラーになります。LONG型に対しては、並べ替えの指定を行わないでください。

    • 検索結果にNUMBER型を使用した場合の注意事項
      37桁を超える数値を検索結果として表示した場合、指数表現となります。

    • 検索条件にNUMBER型を使用した場合の注意事項
      検索条件にこの型の精度を超える値を指定して検索を行った場合、正しい検索結果は得られません。必ず、精度内の値を指定してください。

    • Oracle9iでデータベースの文字コードにJA16EUCを使用した場合の注意事項
      データベース内の文字が異なった文字で表示される場合があります。対象となる文字と表示内容は以下のとおりです。
        ・ “~”(EUC:A1C1)は「full-width tilde」ではなく、「wave dash」で表示されます。
        ・ “∥”(EUC:A1C2)は「parallel to」ではなく、「double vertical line」で表示されます。
        ・ “-”(EUC:A1D0)は「fullwidth hyphen-minus」ではなく、「minus sign」で表示されます。

    • Oracle10gでデータベースの文字コードにJA16EUC、JA16EUCTILDEを使用した場合の注意事項
      データベース内の文字が異なった文字で表示される場合があります。対象となる文字と表示内容は以下のとおりです。
        ・ “∥”(EUC:A1C2)は「parallel to」ではなく、「double vertical line」で表示されます。
        ・ “-”(EUC:A1D0)は「fullwidth hyphen-minus」ではなく、「minus sign」で表示されます。

    • データベースの文字コードにJA16EUC、JA16EUCTILDEを使用した場合の注意事項
      データベース内に以下の文字が含まれている場合、検索結果に“?”が表示される場合があります。
        ・ JIS 9区~15区
        ・ JIS 85区以降

    • 検索条件にCHAR型を使用した場合の注意事項
      半角カタカナなど文字コードによって、バイト数が異なる文字を検索文字列として使用する場合、データ長を満たすために付与する空白の数がデータベースの文字コードによって異なります。

  7. Symfowareを利用する場合の注意事項

    • 検索結果にDATE型、TIME型、TIMESTAMP型を使用した場合の注意事項
      DATE型を使用した場合は、“yyyy-mm-dd”の形式で表示されます。TIME型を使用した場合は、“hh:mm:ss”の形式で表示されます。TIMESTAMP型を使用した場合は、“yyyy-mm-dd hh:mm:ss.fffff”の形式で表示されます。

    • 検索結果にREAL型、FLOAT型、DOBLE PRECISION型を使用した場合の注意事項
      7桁を超える数値を検索結果として表示した場合、指数表現となります。

    • 検索条件にSMALLINT型、INTEGER型を使用した場合の注意事項
      この型で規定される範囲を超えた値や、“+”符号、小数点などを使用した値を検索条件に指定すると、「検索条件入力画面で指定された文字列に原因があり、検索できません。」と表示され、検索が実行できません。

    • 検索条件でLIKEを使用した場合の注意事項
      LIKEを指定するカラムが、CHARACTER型、NCHAR型、VARCHAR型、NCHAR VARYING型以外の場合、検索実行時にエラーとなります。

    • 検索条件にNUMERIC型、DECIMAL型、SMALLINT型、INTEGER型、REAL型、FLOAT型、DOUBLE PRECISION型を使用した場合の注意事項
      検索条件にこの型の精度を超える値を指定して検索を行った場合、正しい検索結果は得られません。必ず、精度内の値を指定してください。

    • 検索条件にCHARACTER型、NCHAR型を使用した場合の注意事項
      検索条件に文字列型(固定長)を使用した場合、データベースに格納されている文字列の後ろの空白を指定しなくても、検索されます。

    • データベースのコード系に関する注意事項
      データベースのコード系がEUCまたはSJISのときに、以下のエラーが発生する場合があります。
      検索時に予期しないエラーが発生しました。
      管理者に問合せてください。
      イベントID[30436]
      このエラーが発生する場合は、以下の原因が考えられます。
        ・ NCHARの項目に対して半角英数字で検索した
      NCHARの項目に半角英数字を指定していないか確認してください。