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Interstage Business Application ServerV10.0.0 アプリケーション開発ガイド
Interstage

H.3.1 サーバの準備

以下の手順で、サーバを準備します。

  1. NetCOBOL開発・運用パッケージをインストールします。詳細は、“NetCOBOL インストールガイド”を参照してください。

  2. サーバがLinuxおよび、Solarisの場合、NetCOBOL分散開発環境のサーバ側の設定を行います。詳細は、“NetCOBOL UNIX分散開発の手引き”を参照してください。


    NetCOBOL分散開発環境を利用するためには、以下のサービスが必要です。これらのサービスがサーバにインストールされているかどうかを確認し、インストールされていない場合にはインストールを行ってください。

    • ftpd

    • rexec

    ftpdおよびrexecのインストール方法については、“NetCOBOL UNIX分散開発の手引き”の“サーバ側の環境設定”を参照してください。
    Solaris 10を使用している場合は、以下のコマンドを実行して、rexecが起動されているかどうかを確認してください。

    # svcs -a | grep rexec

    “disabled HH:MM:SS svc:/network/rexec:default”と表示された場合には、以下のコマンドを実行してrexecを起動してください。

    # svcadm enable svc:/network/rexec:default


    NetCOBOL分散開発環境を利用するためには、以下のサービスが必要です。これらのサービスがサーバにインストールされているかどうか確認し、インストールされていない場合にはインストールを行ってください。

    • ftpd

    • rexec

    • rsh-server

    ftpdおよびrexecのインストール方法については、“NetCOBOL UNIX分散開発の手引き”の“サーバ側の環境設定”を参照してください。
    rsh-serverのインストールおよび起動方法を以下に示します。

    1. 以下のコマンドを実行して、rsh-serverがインストールされているかどうかを確認してください。

      # rpm -q rsh-server

      “package rsh-server is not installed”と表示された場合には、rsh-serverをインストールしてください。

    2. /etc/xined.d/rexecを編集して、以下のように修正してください。
      [修正前]

      disable yes

      [修正後]

      disable no
    3. 以下のコマンドを実行して、rshを起動してください。

      # /sbin/chkconfig rexec on
  3. Interstage Business Application Server アプリケーションサーバ機能をインストールします。詳細は、“Interstage Business Application Server インストールガイド”を参照してください。

FTP運用時の注意

ftpdサービスの初期設定で、テキストモード(ASCII転送)でのファイル転送が有効になっていない場合は、有効になるように設定を変更してください。

vsftpdの設定例を、以下に示します。

/etc/vsftpd/vsftpd.confファイルの“ascii_upload_enable”および“ascii_download_enable”がコメントで無効になっている場合、以下のようにコメントを削除して有効化してください。

ascii_upload_enable=YES
ascii_download_enable=YES

ファイル転送時の注意

FTPでファイルを転送する場合、文字コードが“UTF-8(BOM無し)”、および改行コードが“LF”となるようASCII転送を使用してください。