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Interstage Business Application ServerV10.0.0 アプリケーション開発ガイド
Interstage

2.2 アプリケーションの構成

ここでは、非同期アプリケーション連携実行基盤とアプリケーションの関係について説明します。

非同期アプリケーション連携実行基盤を利用する業務処理のシステムを構築するためには、以下の2つを開発する必要があります。

例:販売業務システム

非同期アプリケーション連携実行基盤によりアプリケーションが実行されるときの流れは、以下のようになります。

  1. 業務処理開始アプリケーションである受注処理アプリケーションから、キューへ業務データが送られます。

  2. 非同期アプリケーション連携実行基盤はルーティング定義に基づいて、呼び出す業務処理実行アプリケーション(在庫確認処理アプリケーション)を決定します。

  3. 在庫確認処理アプリケーションが呼び出され、業務処理が実行されます。

  4. 非同期アプリケーション連携実行基盤が、アプリケーションの処理結果を業務データに格納します。

  5. 非同期アプリケーション連携実行基盤はルーティング定義に基づいて、次に呼び出す業務処理実行アプリケーション(決済処理アプリケーション)を決定します。

  6. 決済処理アプリケーションが呼び出され、業務処理が実行されます。

  7. 非同期アプリケーション連携実行基盤が、アプリケーションの処理結果を業務データに格納します。

  8. 非同期アプリケーション連携実行基盤はルーティング定義に基づいて、次に呼び出す業務処理実行アプリケーション(発送手続き処理アプリケーション)を決定します。

  9. 発送手続き処理アプリケーションが呼び出され、業務処理が実行されます。

  10. 非同期アプリケーション連携実行基盤が、アプリケーションの処理結果を業務データに格納します。