エラーの原因を示す理由コードは、以下のように分類されます。
理由コード | 内容 |
---|---|
0x0xxx | 資源不足、環境設定の誤り |
0x1xxx | データの誤り、FEDIT/FL-TABLEでの定義ミス、運用ミス |
0x2xxx | FEDIT共通APIの環境定義ファイルの誤り |
0x3xxx | 変換テーブルの誤り |
0x4xxx | トレースログファイルの問題 |
0x8xxx | ワーニング |
0xffff | 内部矛盾 |
理由コード(ReasonCode)一覧
System function error occurred. (FunctionName=%1, DetailInfo1=%2, AddInfo=%3)
意味
システム関数でエラーが発生しました。(関数名=%1, 詳細情報=%2, 補足情報=%3)
パラメタ
%1:関数名
%2:詳細情報(エラー番号)
%3:補足情報
エラーの原因
システム関数でエラーが発生しました。
対処方法
関数名、詳細情報、補足情報よりエラーの原因を特定し、対処後再度実行してください。
問題が解決されない場合は、“第1章 技術員連絡の前に”を参照して対処してください。
Memory allocation error occurred.
意味
メモリ獲得エラーが発生しました。
エラーの原因
メモリ不足が発生しました。
対処方法
システムのメモリ容量に問題がないかを確認し、必要に応じてメモリの増設を行ってください。
Failed to open the library. (DetailInfo1=%1, DetailInfo2=%2, AddInfo=%3)
意味
ライブラリのオープンに失敗しました。(詳細情報1=%1, 詳細情報2=%2, 補足情報=%3)
パラメタ
%1:詳細情報1
%2:詳細情報2
%3:補足情報
エラーの原因
ライブラリのオープンに失敗しました。
対処方法
詳細情報1、詳細情報2、補足情報よりエラーの原因を特定し、ファイルのアクセス権限も含めて、使用するフォーマット変換エンジンが正しくインストールされているか確認してください。
Failed to acquire the installation directory. (DetailInfo1=%1, DetailInfo2=%2, AddInfo=%3)
意味
インストールディレクトリの取得に失敗しました。(詳細情報1=%1, 詳細情報2=%2, 補足情報=%3)
パラメタ
%1:詳細情報1
%2:詳細情報2
%3:補足情報
エラーの原因
インストールディレクトリの取得に失敗しました。
対処方法
詳細情報1、詳細情報2、補足情報よりエラーの原因を特定し、使用するフォーマット変換エンジンが正しくインストールされているか確認してください。
File required for operation of FEDIT/CMN-API not found. (FileName=%1)
意味
FEDIT共通APIの動作に必要なファイルが存在しません。(ファイル名=%1)
パラメタ
%1:ファイル名
エラーの原因
1.変換テーブルファイルが指定された変換テーブル配下に配置されていません。
2.FEDIT共通APIのシステムファイル(インストール時作成)が存在しません。インストールに失敗しているか、削除された可能性があります。
対処方法
1.指定した変換テーブルディレクトリ配下にFEDIT/FL-TABLEで作成した変換テーブルファイルが転送されているか確認してください。
2.FEDIT共通APIのシステムファイルが配備されているか確認してください。存在しない場合は、再インストールしてください。
Directory required for operation of FEDIT/CMN-API not found. (DirectoryName=%1)
意味
FEDIT共通API の動作に必要なディレクトリが存在しません。(ディレクトリ名=%1)
パラメタ
%1:ディレクトリ名
エラーの原因
1.環境定義ファイルに指定された作業ディレクトリ(WorkDir)が存在しません。
2.環境定義ファイルに指定されたトレースディレクトリ(TraceDir)が存在しません。
対処方法
ディレクトリの指定に誤りがないか確認してください。
ディレクトリの指定に誤りがない場合は、ディレクトリ%1を作成してください。
Specified conversion table directory not found. (DirectoryName=%1)
意味
指定された変換テーブルディレクトリが存在しません。(ディレクトリ名=%1)
パラメタ
%1:ディレクトリ名
エラーの原因
指定された変換テーブルディレクトリが存在しません。
対処方法
変換テーブルディレクトリを正しく指定してください。
Error detected in the system file of FEDIT/CMN-API. (InternalInfo1=%1, InternalInfo2=%2, InternalInfo3=%3)
意味
FEDIT共通APIのシステムファイルに誤りを検出しました。(内部情報1=%1, 内部情報2=%2, 内部情報3=%3)
パラメタ
%1:内部情報1
%2:内部情報2
%3:内部情報3
エラーの原因
FEDIT共通APIのシステムファイルに誤りを検出しました。システムファイルの内容が改変されている可能性があります。
対処方法
再インストールしても問題が解決されない場合は、“第1章 技術員連絡の前に”を参照して対処してください。
Memory area in 4G byte or more cannot be treated.
意味
4Gバイト以上のメモリ領域を扱うことはできません。
エラーの原因
4Gバイト以上のメモリ領域を確保しようとしました。(4Gバイト以上のファイルをメモリに変換しようとした可能性があります。)
対処方法
4Gバイト以上のメモリデータを出力させないようにしてください。または、ファイル出力を使用してください。
Specified parameter is incorrect. (ParameterName=%1, DetailInfo=%2)
意味
指定されたパラメタに誤りがあります。(パラメタ名=%1, 詳細情報=%2)
パラメタ
%1:パラメタ名(誤りが検出されたパラメタ名)
%2:詳細情報(エラー理由など)
エラーの原因
FEDIT共通APIを使用している場合は、指定されたパラメタに誤りがあります。
Formatmanager変換機能(ISIサーバ一体型)を使用している場合は、変換テーブルディレクトリ配下に変換テーブルファイルが正しく転送されていません。
対処方法
共通APIを使用している場合は、FEDIT共通APIに渡すパラメタの内容を確認してください。
Formatmanager変換機能(ISIサーバ一体型)を使用している場合は、変換テーブルディレクトリ配下に変換テーブルファイルが正しく転送されていることを確認してください。
Same file name cannot be specified. (FileName=%1)
意味
同一のファイル名は指定できません。(ファイル名=%1)
パラメタ
%1:ファイル名(同一のファイル名)
エラーの原因
指定された入力ファイル名と出力ファイル名に同一のファイル名が指定されています。
対処方法
指定したファイル名に同一のファイル名を指定していないか確認してください。
Specified path is not an absolute path. (PathName=%1)
意味
指定されたパスは絶対パス(フルパス)ではありません。(パス名=%1)
パラメタ
%1:パス名(指定されたファイルパス、ディレクトリパス)
エラーの原因
指定されたパスが絶対パスではありません。
対処方法
指定したパスが絶対パス(フルパス)であるか確認してください。
Specified parameter is incorrect when the file defined in FEDIT/FL-TABLE is used. (DetailInfo=%1)
意味
FEDIT/FL-TABLEで定義したファイルを使用する場合の指定に誤りがあります。(詳細情報=%1)
パラメタ
%1:詳細情報
エラーの原因
FEDIT/FL-TABLEで定義したファイルを使用する場合の指定・運用に誤りがあります。
対処方法
FEDIT共通APIの仕様を確認し、出力された詳細情報を参考にして適切な値を指定してください。
The content specified for FEDIT/CMN-API and the content defined in FEDIT/FL-TABLE are different. (DetailInfo1=%1, DetailInfo2=%2)
意味
FEDIT共通APIに指定した内容とFEDIT/FL-TABLEで定義した内容が異なっています。(詳細情報1=%1, 詳細情報2=%2)
パラメタ
%1:詳細情報1(異なる内容)
%2:詳細情報2(エラー理由など)
エラーの原因
FDIT共通APIに指定した内容とFEDIT/FL-TABLEで定義した内容が異なっている。
対処方法
詳細情報1、詳細情報2を参考にして、指定した内容を確認してください。
FEDIT/FL-TABLEから変換テーブルを再ローディングして再度実行してください。
問題が解消しない場合は、“第1章 技術員連絡の前に”を参照して対処してください。
Specified file not found. (FileName=%1)
意味
指定されたファイルが存在しません。(ファイル名=%1)
パラメタ
%1:ファイル名(指定されたファイル名)
エラーの原因
1.指定されたファイルが存在しません。
2.ファイルではありません。
対処方法
1.指定したファイルが存在するか確認してください。
2.ファイルであるか確認してください。
Specified conversion parameter ID not found. (ConvParamID=%1)
意味
指定された変換パラメタIDが存在しません。(変換パラメタID=%1)
パラメタ
%1:変換パラメタID(指定された変換パラメタID)
エラーの原因
指定された変換パラメタIDに対応する変換定義が存在しません。
対処方法
指定した変換パラメタIDの内容に誤りがないか確認してください。
指定した変換パラメタIDに誤りがない場合は、変換テーブルディレクトリ配下に変換テーブルファイルが正しく転送されていることを確認してください。
Conversion parameter ID corresponding to specified ID not found. (SrcID=%1, SrcFormatID=%2, DestID=%3, DestFormatID=%4)
意味
指定されたIDに対応する変換パラメタIDが存在しません。(発行元ID=%1, 発行元フォーマットID=%2, 送信先ID=%3, 送信先フォーマットID=%4)
パラメタ
%1:発行元ID(指定された発行元ID)
%2:発行元フォーマットID(指定された発行元フォーマットID)
%3:送信先ID(指定された送信先ID)
%4:送信先フォーマットID(指定された送信先フォーマットID)
エラーの原因
指定されたIDに対応する変換パラメタIDが存在しません。
対処方法
指定した各IDの内容に誤りがないか確認してください。
指定した各IDに誤りがない場合は、変換テーブルディレクトリ配下に変換テーブルファイルが正しく転送されていることを確認してください。
Input parameter is incorrect when the multi-data input format conversion is used. (DetailInfo1=%1, DetailInfo2=%2, AddInfo=%3)
意味
複数データ入力フォーマット変換の入力情報に誤りがあります。(詳細情報1=%1, 詳細情報2=%2, 補足情報=%3)
パラメタ
%1:詳細情報1
%2:詳細情報2
%3:補足情報
エラーの原因
複数データ入力フォーマット変換の入力情報に誤りがあります。
対処方法
出力された詳細情報1、詳細情報2、補足情報を参考にして、複数データ入力フォーマット変換の入力情報に誤りがないか確認してください。
Processing sequence of the multi-data input format conversion being executed is incorrect. (ProcSequence=%1)
意味
複数データ入力フォーマット変換の処理順序が不当です。(処理順序=%1)
パラメタ
%1:処理順序(複数データ入力フォーマット変換の処理順序)
エラーの原因
複数データ入力フォーマット変換の処理順序が不当です。変換不可能な順序で実行された可能性があります。
対処方法
複数データ入力フォーマット変換の処理順序が変換可能な順序であるか確認してください。
Call sequence error occurred in FEDIT/CMN-API. (InternalInfo1=%1, InternalInfo2=%2)
意味
FEDIT共通APIの発行シーケンスエラーが発生しました。(内部情報1=%1, 内部情報2=%2)
パラメタ
%1:内部情報1
%2:内部情報2
エラーの原因
FEDIT共通APIの発行シーケンス(処理順序)に誤りがあります。
対処方法
API発行シーケンス表などを参照し、FEDIT共通APIの発行シーケンスに問題がないか確認してください。
The function not to specify for the environmental definition file cannot be used. (DefName=%1)
意味
環境定義ファイルに指定していない機能は使用できません。(定義名=%1)
パラメタ
%1:定義名
エラーの原因
環境定義ファイルにおいて、指定していない機能を実行しようとしました。
対処方法
環境定義ファイルに指定した内容を確認してください。
Specified environmental definition file not found. (FileName=%1)
意味
指定された環境定義ファイルが存在しません。(ファイル名=%1)
パラメタ
%1:指定されたファイル名
エラーの原因
指定した環境定義ファイルが存在しません。
対処方法
環境定義ファイルを正しく指定してください。
Error detected in the environmental definition file of FEDIT/CMN-API. (DetailInfo1=%1, DetailInfo2=%2, AddInfo=%3)
意味
FEDIT共通APIの環境定義ファイルに誤りを検出しました。(詳細情報1=%1 詳細情報2=%2 補足情報=%3)
パラメタ
%1:詳細情報1(定義名など)
%2:詳細情報2(エラー理由)
%3:補足情報
エラーの原因
FEDIT共通APIの環境定義ファイルに誤りを検出しました。
対処方法
出力された詳細情報1、詳細情報2、補足情報を参考にして、環境定義ファイルに指定した内容を確認し、正しく指定してください。
Conversion table mapping failed. (InternalInfo1=%1, InternalInfo2=%2, InternalInfo3=%3)
意味
変換テーブルの展開に失敗しました。(内部情報1=%1, 内部情報2=%2, 内部情報3=%3)
パラメタ
%1:内部情報1
%2:内部情報2
%3:内部情報3
エラーの原因
変換テーブルの内容が不当です。変換テーブルの内容が改変されている可能性があります。
対処方法
変換テーブルを再生成して再度実行してください。
The version of the conversion table is unjustified. (InternalInfo1=%1, InternalInfo2=%2)
意味
変換テーブルのバージョンが不当です。(内部情報1=%1, 内部情報2=%2)
パラメタ
%1:内部情報1
%2:内部情報2
エラーの原因
使用した変換定義がサポートされていない可能性があります。
対処方法
使用した変換定義が正しいか確認してください。
FEDIT cipher library error occurred. (InternalInfo1=%1, InternalInfo2=%2, InternalInfo3=%3)
意味
FEDIT暗号ライブラリでエラーが発生しました。(内部情報1=%1 内部情報2=%2 内部情報3=%3)
パラメタ
%1:内部情報1
%2:内部情報2
%3:内部情報3
エラーの原因
変換テーブルファイルの復号化に失敗しました。
対処方法
FEDIT/FL-TABLEから変換テーブルを再ローディングして再度実行してください。
問題が解消しない場合は、“第1章 技術員連絡の前に”を参照して対処してください。
Failed to open the trace log file. (FileName=%1)
意味
トレースログファイルのオープンに失敗しました。(ファイル名=%1)
パラメタ
%1:オープンしようとしたトレースログファイル名
エラーの原因
トレースログファイルのオープンに失敗しました。
対処方法
トレースディレクトリの権限、およびディスク容量などを確認してください。
Failed to back up the trace log file. (FileName=%1)
意味
トレースログファイルの切換えに失敗しました。(ファイル名=%1)
パラメタ
%1:ファイル名(トレースログファイル名)
エラーの原因
トレースログファイルの切換えに失敗しました。
対処方法
トレースディレクトリの権限、およびディスク容量などを確認してください。
Internal error occurred.
意味
内部論理矛盾が発生しました。
エラーの原因
内部的な論理矛盾を検出しました。
対処方法
“第1章 技術員連絡の前に”を参照して対処してください。