ページの先頭行へ戻る
Interstage Business Application ServerV10.0.0 メッセージ集
Interstage

52.4.10 MQD6510

メッセージ受信処理にてデータベースのアクセスに失敗しました: RSC=%1 CHANNELNAME=%2 SQLSTATE=%3 CODE=%4 MESSAGE=%5 SYSTEM=%6

メッセージ種別

エラー

メッセージの意味

メッセージ格納DBのアクセスに失敗しました。
NSGWサービス開始処理時は、NSGWサービスを停止します。
メッセージ受信処理時は、リトライ指定に従い、リトライを行います。

パラメタの意味

%1:データベースリソース名
%2:イベントチャネル名
%3:SQLステータス
%4:SQLエラーコード
%5:SQLエラーメッセージ
%6:MQDシステム名

対処方法

メッセージに表示されているメッセージに従い、以下の対処を実施してください。

メッセージに含まれる文字列

対処方法

ORA-00942
ORA-01031
ORA-01035
ORA-01045
ORA-02289
JYP2263E
JYP2526E
JYP7201E
JYP7201E

以下を確認してください。

  • メッセージ格納DBのデータソース定義に指定してある、ユーザの権限が不足している可能性があります。“ISI 導入ガイド”を参照して、データベースユーザの権限を確認してください。データベース環境の作成時に指定したユーザ名をしてください。

  • 環境変数APFW_NSGW_DBRSCで指定したデータベースリソース名のデータベースがメッセージ格納DBではない可能性があります。

  • データベースにメッセージを格納するテーブルが存在しない可能性があります。テーブルが作成されていない場合、“ISI 導入ガイド”を参照してメッセージ格納DBを作成してください。

  • データベースにOracleを利用している場合には、データベースが制限モードで起動されている可能性があります。制限モードで起動している場合には、制限モードをつけずにOracleを起動してください。

  • データベース環境セットアップコマンドの強制終了などにより、データベース環境が正しく作成されていない可能性があります。“ISI 導入ガイド”を参照して、データベース環境を再作成してください。

JYP1004E
JYP1006E

以下を確認してください。

  • 利用者制御機能における実行資源の制限を超えている可能性があります。セキュリティパラメタ(注1)の値を確認してください。また、シスログにDBMSから“JYP2608E”メッセージが出力されている可能性がありますのでシスログを確認してください。出力されている場合は、Symfowareのマニュアルを参照して対処してください。

  • メッセージ格納DBに使用するDBMSが起動していないか、再起動された可能性があります。再起動されている場合には、再度処理を実行してください。そうでない場合は、メッセージ格納DBに使用するDBMSの起動状態やネットワーク環境を見直してください。

データベースを再起動した場合は、ISI運用管理コンソールから以下の機能を再起動してください。

  • ISIサーバ

  • MQD連携

JYP2023E

  • DBMSが起動していないか、再起動された可能性があります。DBMSが再起動され通信が中断されている場合には、通信の再開を実行してください。
    そうでない場合は、DBMSの起動状態やネットワーク環境を見直してください。

ORA-01034

  • Oracleが起動されていない可能性があります。Oracleが起動しているかどうかを確認してください。
    起動していない場合は、Oracleを起動してください。

JYP1010E
JYP1084E
JYP5031E

以下を確認してください。

  • Symfowareが起動されていない可能性があります。Symfowareが起動しているか確認してください。起動していない場合は、Symfowareを起動してください。

  • リモート接続の場合は、データベースリソースの参照コマンド(apfwinforscコマンド)により接続に利用するSQLサーバ名を確認し、クライアント用の動作環境ファイルのSERVER_SPECパラメタにSQLサーバ名が記載されていることを確認してください。また、接続先のホスト名、およびポート番号が正しく指定されていることを確認してください。
    なお、クライアント用の動作環境ファイルは、環境変数APFW_NSGW_SQLRTENVに指定されています。リモート接続を行う場合は環境変数APFW_NSGW_SQLRTENVを設定する必要があります。

  • ローカル接続の場合は、環境変数RDBNAMEの設定値を確認します。RDBシステム名をつけて運用している場合には、環境変数RDBNAMEに接続先のRDBシステム名が指定されていることを確認してください。
    RDBシステム名をつけずに運用している場合には、環境変数RDBNAMEが設定されていないことを確認してください。

  • 上記で解決できない場合は、DBMSのマニュアルを参照して、DBMS固有エラーコード(Symfowareの場合は“JYP”、Oracleの場合は“ORA-”から始まるエラーコード)の値から原因を取り除いてください。

JYP2608E

  • 利用者制御機能における実行資源の制限を超えています。Codeの値を確認して、該当するセキュリティパラメタ(注1)の値を増やしてください。

JYP7210E

  • クライアント用の動作環境ファイルに指定した接続情報(SQLサーバ名に指定したパラメタ)に誤りがある可能性があります。環境変数APFW_NSGW_SQLRTENVに指定されたクライアント用の動作環境ファイルを見直してください。

JYP5001E
ORA-01536
ORA-01562
ORA-01630
ORA-01631
ORA-01632
ORA-01653
ORA-01654

  • 送信したメッセージの長さが見積り値よりも大きいため、データベースの領域が不足した可能性があります。データベースの領域のサイズを見直し、データベース環境を再作成してください。データベースの領域の見積り方法については、“ISI 導入ガイド”を参照してください。
    データベース環境の再作成については、“ISI 導入ガイド”を参照して、データベース環境を再作成してください。

JYP5004E

  • テンポラリログ領域が不足しています。テンポラリログ領域の見積り方法については、“ISI 導入ガイド”を参照してください。
    テンポラリログ領域を増やすには、rdblogコマンドを利用します。詳細については、Symfowareのマニュアルを参照してください。

JYP5071E

以下を確認してください。

  • アーカイブログ領域の見積りに誤りがある可能性があります。アーカイブログ領域の見積り方法については、“ISI 導入ガイド”を参照してください。アーカイブログ域の領域を増やすにはrdblogコマンドを利用します。詳細については、Symfowareのマニュアルを参照してください。

  • アーカイブログが満杯の可能性があります。rdblogコマンドによりアーカイブログ情報を表示し、バックアップ可能なアーカイブログをrdblogコマンドによりバックアップしてください。詳細については、Symfowareのマニュアルを参照してください。

JYP2099E

  • “ISI 導入ガイド”を参照して環境定義内容を見直してください。

上記以外の場合

以下を確認してください。

  • MQDシステムを起動する際に指定する、以下の環境変数の設定を見直してください。

    1. 環境変数APFW_NSGW_DBQUEUEUSE=YESに設定してください。

    2. “ISI 導入ガイド”を参照してPATH, LD_LIBRARY_PATHを設定してください。

  • Symfowareが起動されていることを確認してください。

  • Oracleを利用している場合は、Oracleが起動されていることを確認してください。

  • ネットワークケーブルに物理的問題がないか確認してください。

  • ネットワークの接続が正常であるか確認してください。

  • DBMSのマニュアルを参照して、DBMS固有エラーコード(Symfowareの場合は“JYP”、Oracleの場合は“ORA-”から始まるエラーコード)の値から原因を取り除いてください。なお、データベースの領域不足が原因の場合は、“JYP5001E”に記載している対処方法を参照してください。

  • 問題が解決しない場合は、“第1章 技術員連絡の前に”を参照して対処してください。

注1)セキュリティパラメタの詳細はSymfoware Serverマニュアルを参照ください。