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Interstage Business Application ServerV10.0.0 運用ガイド(高信頼性ログ編)
Interstage

11.11.2 ローデバイスの作成

ローデバイスの作成について説明します。


共用ディスク上にユーザログテーブルが使用するローデバイスを作成してください。

RDBディレクトリファイルのローデバイスの見積り式については、“Interstage Business Application Server チューニングガイド”を参照してください。

ローデバイスに配置する資源については、“表11.2 スタンバイ機能を利用した運用におけるSymfoware/RDBを構成するファイルの種別と配置先”、および“表11.3 ホットスタンバイ機能を利用した運用におけるSymfoware/RDBを構成するファイルの種別と配置先”を参照してください。

参照

共用ディスクをローデバイスとして使用する場合のディスクパーティションの設定方法は“PRIMECLUSTER 導入運用ガイド”を参照してください。

ローデバイスの作成

ディスクから必要な大きさのパーティションを切り出してローデバイスを作成します。ローデバイスは、rawコマンドで設定して使用します。以下に作成手順を示します。

  1. PRIMECLUSTER GDSを利用してボリュームを作成します。

  2. /etc/sysconfig/rawdevicesを編集します。

    ブロック特殊ファイルを指定してください。

    修正例を以下に示します。

    /dev/raw/raw30 /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001
    /dev/raw/raw31 /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0002
  3. udevによりローデバイスのアクセス権が正しく設定されるように、/etc/udev/permissions.d/ディレクトリにある追加パーミッションルールファイルを必要に応じて編集します。

  4. ntsysvコマンドを実行し、“rawdevices”を選択します。すでに“rawdevices”が有効になっている場合は、以下のコマンドを実行して/etc/sysconfig/rawdevicesファイルの変更内容を反映してください。

    $ /sbin/service rawdevices restart

なお、ローデバイスに対して初期化を行う必要はありません。

注意

  • 高信頼性ログ機能で使用するローデバイスは、rawコマンドで作成したものを使用してください。高信頼性ログ機能の運用に必要なローデバイスに対してリンクを作成しないでください。

参照

  • rawコマンド、ntsysvコマンド、udevおよびシステムファイルの編集の詳細については、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してください。

  • PRIMECLUSTER GDSの詳細については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。

アクセス権の設定

使用しているシステムのドキュメントを参照してください。

ローデバイスの作成

ディスクから必要な大きさのパーティションを切り出してローデバイスを作成します。PRIMECLUSTER GDSを使用する場合は、GDSのブロックデバイスを直接使用します。

なお、ローデバイスに対して初期化を行う必要はありません。

参照

  • PRIMECLUSTER GDSの詳細については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。

アクセス権の設定

“PRIMECLUSTER Global Disk Services説明書"の"注意事項"を参照してください。