ローデバイスの作成について説明します。
共用ディスク上にユーザログテーブルが使用するローデバイスを作成してください。
RDBディレクトリファイルのローデバイスの見積り式については、“Interstage Business Application Server チューニングガイド”を参照してください。
ローデバイスに配置する資源については、“表11.2 スタンバイ機能を利用した運用におけるSymfoware/RDBを構成するファイルの種別と配置先”、および“表11.3 ホットスタンバイ機能を利用した運用におけるSymfoware/RDBを構成するファイルの種別と配置先”を参照してください。
参照
共用ディスクをローデバイスとして使用する場合のディスクパーティションの設定方法は“PRIMECLUSTER 導入運用ガイド”を参照してください。
◆ローデバイスの作成
ディスクから必要な大きさのパーティションを切り出してローデバイスを作成します。ローデバイスは、rawコマンドで設定して使用します。以下に作成手順を示します。
PRIMECLUSTER GDSを利用してボリュームを作成します。
/etc/sysconfig/rawdevicesを編集します。
ブロック特殊ファイルを指定してください。
例
修正例を以下に示します。
/dev/raw/raw30 /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001 /dev/raw/raw31 /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0002 |
udevによりローデバイスのアクセス権が正しく設定されるように、/etc/udev/permissions.d/ディレクトリにある追加パーミッションルールファイルを必要に応じて編集します。
ntsysvコマンドを実行し、“rawdevices”を選択します。すでに“rawdevices”が有効になっている場合は、以下のコマンドを実行して/etc/sysconfig/rawdevicesファイルの変更内容を反映してください。
$ /sbin/service rawdevices restart |
なお、ローデバイスに対して初期化を行う必要はありません。
注意
高信頼性ログ機能で使用するローデバイスは、rawコマンドで作成したものを使用してください。高信頼性ログ機能の運用に必要なローデバイスに対してリンクを作成しないでください。
参照
rawコマンド、ntsysvコマンド、udevおよびシステムファイルの編集の詳細については、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してください。
PRIMECLUSTER GDSの詳細については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。
◆アクセス権の設定
使用しているシステムのドキュメントを参照してください。
◆ローデバイスの作成
ディスクから必要な大きさのパーティションを切り出してローデバイスを作成します。PRIMECLUSTER GDSを使用する場合は、GDSのブロックデバイスを直接使用します。
なお、ローデバイスに対して初期化を行う必要はありません。
参照
PRIMECLUSTER GDSの詳細については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。
◆アクセス権の設定
“PRIMECLUSTER Global Disk Services説明書"の"注意事項"を参照してください。