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Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル
Systemwalker

1.2.72 F3crTrfEpdb(PerfMGR連携コマンド)

機能説明

本コマンドは、部門管理サーバ(または運用管理サーバ)で蓄積したトラフィック情報をSystemwalker PerfMGRの性能データベース(PDB)に格納します。サーバ性能情報は対象外となります。性能データベースに格納した後、Systemwalker PerfMGRのOCMMを用いることにより、トラフィック情報と様々な性能情報を関係づけてレポーティングすることができます。

なお、本コマンドは運用管理サーバ上でだけ動作し、かつ、運用管理サーバにSystemWalker/PerfMGR V4.0L20以降がインストールされていることが前提となります。インストールされていない場合、以下のメッセージを出力して異常終了します。

"Error :(102): PerfMGR is not installed."

記述形式

F3crTrfEpdb

[-h HostName] [-d date] [-r days] [tempDir]

オプション

-h HostName:

トラフィック情報を収集している部門管理サーバ、運用管理サーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。本オプションを省略するとトラフィック情報を収集・蓄積している運用管理サーバおよび、すべての部門管理サーバが対象となります。

-d date:

PDB出力の対象とするトラフィック情報の日付を指定します。本オプションを省略すると、昨日の日付が指定されたものと見なします。つまり、昨日一日分の情報を本日PDB出力する場合は、本オプションを省略できます。本日の日付を指定した場合、本日0時から現在までのトラフィック情報が対象になります。

なお、dateの形式は、以下のとおりです。

mmdd[yy]:

mm:

月(01~12)

dd:

日(01~31)

yy:

西暦の下2桁

70以上を指定した場合は、1900年代と見なします。69以下を指定した場合は、2000年代と見なします。

-r days:

複数日分の情報をPDB出力する場合に、何日分を対象とするかをdaysで指定します。

-dで指定した日付を最終日として、本オプションで指定した日数分のトラフィック情報をPDB出力します。本オプションを省略すると1が指定されたものと見なします。0を指定するとエラーになります。以下に例を示します。

tempDir:

作業用ディレクトリを指定します。

本コマンドでは、トラフィック情報をSystemwalker PerfMGRの性能データベースに格納する際に一時ファイルを作成します。

本オプションにより、一時ファイルを作成する作業用ディレクトリを指定することができます。なお、本オプションを省略すると以下のディレクトリが作業用ディレクトリとなります。

  • Windows版の場合

Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.dm\MpTrfMgr\csv

  • UNIX版の場合

/var/tmp

復帰値

0

正常終了。

1

警告。PDB出力対象のデータはありません。

2以上:

エラー。異常終了の詳細についてはコマンドが出力するエラーメッセージを参照してください。

参照

F3crTrfBcsv(性能情報のCSV出力コマンド)

性能監視用コマンド

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.DM\bin

Solaris

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

Solaris

注意事項

使用例1

運用管理サーバおよび全部門管理サーバ上に蓄積された昨日分のトラフィック情報をPDB出力します。

F3crTrfEpdb

使用例2

運用管理サーバおよび全部門管理サーバ上に蓄積された昨日と一昨日分のトラフィック情報をPDB出力します。

F3crTrfEpdb -r 2

使用例3

部門管理サーバ“bumon”上に蓄積された3月8日と3月9日分のトラフィック情報をPDB出力します。

F3crTrfEpdb -h bumon -d 0309 -r 2

使用例4

部門管理サーバ“bumon”上に蓄積された3月1日から3月7日まで1週間分のトラフィック情報をPDB出力します。

F3crTrfEpdb -h bumon -r 7