システム監視機能では、メッセージログ情報を参照するために、“メッセージログ情報表示コマンド”を提供しています。
本コマンドは、メッセージログに関する情報を標準出力に出力します。
機能説明
メッセージログに関する情報を標準出力に出力します。メッセージログの利用状態が正常であるか、どのDSI、またはファイルをバックアップするかを確認するために用います。
記述形式
opaloginf | [-o filename] |
オプション
メッセージログ情報を出力するファイル名を指定します。省略した場合、標準出力に出力します。
復帰値
正常終了
異常終了
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.dm\bin |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバでは、Administratorユーザのみが実行できます。
運用管理クライアント/クライアントでは、一般ユーザ権限で実行可能です。
Windows VistaまたはWindows 7で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。
例:
[スタート]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実行]を選択して起動する。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
運用管理クライアント/クライアントでは、[イベント監視]を選択インストールしたとき実行可能です。
【UNIX】
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバではシステム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理クライアント/クライアントでは、一般ユーザ権限で実行可能です。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
運用管理クライアント/クライアントでは、[イベント監視]を選択インストールしたとき実行可能です。
注意事項
【Windows】
本コマンドは、Systemwalker Centric Managerが使用するSymfoware ServerのバージョンがV9.1.0以前で、リモートデスクトップ(ターミナルサービス)経由の場合、コンソールセッション接続でのみ操作可能です。リモートセッション接続では操作できません。
実行結果/出力形式
標準出力に、メッセージログ情報が以下の形式で出力されます。ここでは、コマンドを実行した時点のメッセージログの情報が表示されます。
運用管理サーバ上で実行した場合
Maximum number message Log DSI:8 Total number of message : 6401 Message Log DB size : 20MB DSIKEY START DATE/TIME NUMBER OF DATA STATUS 01 FORMAT 02 1999/02/10 03:01:02 1025 FULL 03 1999/03/23 02:32:01 1102 FULL 04 1999/04/13 17:48:23 912 FULL 05 1999/05/10 23:19:48 1098 FULL 06 1999/06/19 20:24:12 1038 FULL 07 1999/07/20 00:38:21 1098 FULL 08 1999/08/27 06:12:47 128 USE
それぞれのラベル内容について、以下に説明します。
作成されるメッセージログDSI最大数
メッセージログDBに格納されているメッセージ数
メッセージログのDBサイズ
メッセージログDSI KEY
メッセージログが最初に書き込まれた日付および時刻
メッセージログDSIの現在のデータ格納数
メッセージログDSIの状態
使用済
使用中
format済
業務サーバ上で実行した場合
Maximum number logging file : 6 Number of data per one logging file : 255 Directory name of logging file : /var/opt/FJSVsagt/log LOGNO START DATE/TIME NUMBER OF DATA 02 10/11/18 19:27:16 255/ 255 03 10/11/24 09:39:33 255/ 255 04 10/11/24 09:40:36 255/ 255 05 10/11/29 19:27:10 255/ 255 06 10/12/03 16:47:12 255/ 255 xx 10/12/10 08:18:17 230/ 255
それぞれのラベル内容について、以下に説明します。
作成するメッセージログファイル数の最大値([通信環境定義]で設定した値)
1メッセージログファイルあたりの格納コマンド数([通信環境定義]で設定した値)
メッセージログファイルが格納されているディレクトリ名([通信環境定義]で設定した値)
メッセージログファイル番号
XXは、現在使用中のファイルを示します。
メッセージログファイルが作成された日付、および時刻
メッセージログファイルの現在の格納データ数/最大格納数