データベースの詳細は、使用するデータベース製品のマニュアルを参照してください。
ここでは、TERASOLUNAフレームワークおよびTERASOLUNAアプリケーションが使用するデータベースの設定について、全体的な流れおよび、Interstage固有の作業手順を説明します。
■TERASOLUNAフレームワークが使用するデータベース (TERASOLUNA-Batch)
TERASOLUNA-Batchでは、TERASOLUNAフレームワークはデータベースを使用しジョブを管理します。
次の手順で、データベースの設定を行います。
データベースの選択
データベースとテーブルの作成
定義ファイルの編集
JDBCデータソースの作成
◆データベースの選択
“セーブポイント”の機能を使用する場合は、Symfoware以外のデータベースを使用します。
Symfowareで“バッチ更新”の機能を使用する場合は、Symfoware V10以降を使用します。
◆データベースとテーブルの作成
データベース、スキーマなどを作成し、次のテーブルを作成します。
ジョブ管理テーブル
ジョブ結果テーブル
リスタート管理テーブル
ブランクプロジェクトに、テーブルを作成するSQLファイルのサンプルがあります。
下表に示すサンプルを参考にして、テーブルを作成します。
データベースの種類 | テーブル作成用SQLファイル | テーブル削除用SQLファイル |
---|---|---|
Symfoware | /sql/symfo/create.sql | /sql/symfo/drop.sql |
Oracle | /sql/oracle/create.sql | /sql/oracle/drop.sql |
◆定義ファイルの編集
次のファイルを編集して、JDBCデータソースのJNDI名を設定します。
/batchapps/common/dataAccessContext-batch.xmlファイルの
“dataSource”のBean定義 > “jndiName”プロパティ
◆JDBCデータソースの作成
Interstage管理コンソールを使用して、JDBCデータソースを作成します。
なお、ここで設定するJDBCデータソースの定義名には、前述の/batchapps/common/dataAccessContext-batch.xmlに設定したJDBCデータソースのJNDI名を指定します。
また、JDBCデータソースが使用するJDBCドライバのjarを、Interstage Application Serverのシステムのクラスパスに追加します。
■TERASOLUNAアプリケーションが使用するデータベース(共通)
TERASOLUNAアプリケーションがデータベースを使用する場合は、データベースを作成します。
次の手順で、データベースの設定を行います。
データベースの選択
データベースとテーブルの作成
定義ファイルの編集
JDBCデータソースの作成
◆データベースの選択
“セーブポイント”の機能を使用する場合は、Symfoware以外のデータベースを使用します。
Symfowareで“バッチ更新”の機能を使用する場合は、Symfoware V10以降を使用します。
◆データベースとテーブルの作成
データベース、スキーマおよび、テーブルなどを作成します。
◆定義ファイルの編集
必要に応じて、使用するデータベースに合わせて、定義ファイルを修正します。
【TERASOLUNA-Web】
/ContextRoot/META-INF/context.xmlを修正する
/ContextRoot/META-INF/applicationContext.xmlを修正する
【TERASOLUNA-Rich】
/ContextRoot/META-INF/context.xmlを修正する
/ContextRoot/META-INF/dataAccessContext-local.xmlを修正する
【TERASOLUNA-Batch】
/batchapps/common/dataAccessContext-batch.xmlを修正する
データベースおよびテーブルごとに、独自のsqlMapConfig.xmlおよびsqlMap.xmlを新規作成し、
そのsqlMapConfig.xmlを参照するように、ジョブ定義ファイルを修正する。
◆JDBCデータソースの作成
JNDI経由でデータベースにアクセスする場合は、JDBCデータソースの作成が必要です。
JDBCデータソースの設定は、Interstage管理コンソールで行います。
また、JDBCデータソースが使用するJDBCドライバのjarを、Interstage Application Serverのシステムのクラスパスに追加します。