Spring FrameworkアプリケーションでJTAを利用する場合の注意事項について説明します。
■IJServerの作成
Spring FrameworkアプリケーションでJTAを利用する場合、IJServerタイプを“WEBアプリケーションのみ運用”以外で作成する必要があります。
■JTAのトランザクション属性の利用
Spring FrameworkアプリケーションでJTAを利用する場合、トランザクション属性の一部が利用できません。
トランザクション属性の利用可否について以下に示します。
トランザクション属性 | 既存トランザクションなし | 既存トランザクションあり |
---|---|---|
REQUIRED | ○ | ○ |
SUPPORTS | ○ | ○ |
MANDATORY | ○ | ○ |
REQUIRES_NEW | ○ | ×(注1) |
NOT_SUPPORTED | ○ | ×(注1) |
NEVER | ○ | ○ |
NESTED | ○ | ×(注2) |
注1)未サポートのため利用できません。利用した場合は、Spring Frameworkが持つ例外org.springframework.transaction.TransactionSuspensionNotSupportedExceptionがスローされます。
注2)未サポートのため利用できません。利用した場合は、J2EE規約の例外javax.transaction.NotSupportedExceptionがスローされます。