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Interstage Business Application ServerV10.0.0 運用ガイド(高信頼性ログ編)
Interstage

9.2.2 媒体の変更

テンポラリログファイルの作成時に指定した、ログインデックス域、BIログ域、AIログ域を異なるファイルに作成することによって、ファイルへの負荷を分散することができます。

ファイルの変更は、以下の運用形態により異なります。

アーカイブログ運用を行っている場合

ファイルを変更する場合は、テンポラリログファイルを再作成します。このとき、Symfoware/RDBは正常停止状態でなければなりません。テンポラリログファイルの再作成は、rdblogコマンドで行います。

参照

rdblogコマンドの指定方法の詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。

媒体の変更は、以下の手順で行います。

  1. テンポラリログファイルの状態確認

  2. テンポラリログファイルの再作成

1) テンポラリログファイルの状態確認

rdblogコマンドのVオプションおよびtオプションで、テンポラリログファイルの状態が未使用(Statusが“---”)であることを確認します。

2) テンポラリログファイルの再作成

テンポラリログファイルの再作成は、rdblogコマンドのGオプション、tオプションおよびrオプションで行います。

ログインデックス域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG1、BIログ域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG2、AIログ域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG3に作成し、負荷分散する場合

> rdblog -G -t -r -c 10M D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG1 D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG2 D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG3 30M 30M 20

アーカイブログ運用を行っていない場合

ファイルを変更する場合は、既存のテンポラリログファイルを削除したあと、作成します。このとき、Symfoware/RDBは正常停止状態でなければなりません。テンポラリログファイルの削除および作成は、rdblogコマンドで行います。

参照

rdblogコマンドの指定方法の詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。

媒体の変更は、以下の手順で行います。

  1. テンポラリログファイルの削除

  2. テンポラリログファイルの作成

1) テンポラリログファイルの削除

既存のテンポラリログファイルの削除は、rdblogコマンドのDオプションおよびtオプションで行います。

現在のテンポラリログファイルを削除する場合

> rdblog -D -t

2) テンポラリログファイルの作成

テンポラリログファイルの作成は、rdblogコマンドのGオプションおよびtオプションで行います。

ログインデックス域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG1、BIログ域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG2、AIログ域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG3に作成し、負荷分散する場合

> rdblog -G -t -c 10M D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG1 D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG2 D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG3 30M 30M 20