ログ管理ファイルの環境を変更する要因には、ログ管理ファイルの配置先の変更があります。
ログ管理ファイルの配置先の変更は、rdblogコマンドで行います。このとき、ログ管理ファイルとテンポラリログファイルが同じローデバイスに作成されている場合、Symfoware/RDBは正常停止状態でなければなりません。
参照
rdblogコマンドの指定方法の詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
ログ管理ファイルの配置先の変更は、以下の手順で行います。
使用しているログファイルの配置先の確認
RDB構成パラメタファイルの指定
ログ管理ファイルの作成
アーカイブログファイルの再登録
テンポラリログファイルの再登録または再作成
◆1) 使用しているログファイルの配置先の確認
テンポラリログファイルおよびアーカイブログファイルの再登録を行うときに、現在使用しているログファイルの配置先を指定するため、現在の情報を表示し、その内容を確認しておきます。
ログファイルの配置先の確認は、rdblogコマンドのVオプションで行います。
例1
テンポラリログファイルの状態を表示する場合
> rdblog -V -t |
例2
アーカイブログファイルの状態を表示する場合
> rdblog -V -a |
◆2) RDB構成パラメタファイルの指定
RDB構成パラメタファイルのRDBLOGMANAGEに、ログ管理ファイルの新しい配置先を指定します。
◆3) ログ管理ファイルの作成
ログ管理ファイルの作成は、rdblogコマンドのIオプションで行います。
例
ログ管理ファイルを作成する場合
> rdblog -I |
◆4) アーカイブログファイルの再登録
アーカイブログファイルの再登録は、rdblogコマンドのAオプションおよびaオプションで行います。
例
アーカイブログファイルを再登録する場合
> rdblog -A -a D:\SFWD\RDB\USER\LOG\ARCLOG1 > rdblog -A -a D:\SFWD\RDB\USER\LOG\ARCLOG3 > rdblog -A -a D:\SFWD\RDB\USER\LOG\ARCLOG4 |
◆5) テンポラリログファイルの再登録または再作成
テンポラリログファイルを再登録または再作成します。
アーカイブログ運用をしていない場合は、テンポラリログファイルの再登録を、rdblogコマンドのAオプションおよびtオプションで行います。
アーカイブログ運用をしている場合は、テンポラリログファイルの再作成を、rdblogコマンドのGオプション、tオプションおよびrオプションで行います。
例1
アーカイブログ運用を行わず、再登録する場合
> rdblog -A -t D:\SFWD\RDB\USER\LOG\TMPLOG |
例2
アーカイブログ運用を行い、再作成する場合
> rdblog -G -t -r D:\SFWD\RDB\USER\LOG1\TMPLOG1 -in -in 30M 30M 20 |