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Interstage Business Application ServerV10.0.0 運用ガイド(高信頼性ログ編)
Interstage

9.1 ログ管理ファイルの変更

ログ管理ファイルの環境を変更する要因には、ログ管理ファイルの配置先の変更があります。

ログ管理ファイルの配置先の変更は、rdblogコマンドで行います。このとき、ログ管理ファイルとテンポラリログファイルが同じローデバイスに作成されている場合、Symfoware/RDBは正常停止状態でなければなりません。

参照

rdblogコマンドの指定方法の詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。

ログ管理ファイルの配置先の変更は、以下の手順で行います。

  1. 使用しているログファイルの配置先の確認

  2. RDB構成パラメタファイルの指定

  3. ログ管理ファイルの作成

  4. アーカイブログファイルの再登録

  5. テンポラリログファイルの再登録または再作成

1) 使用しているログファイルの配置先の確認

テンポラリログファイルおよびアーカイブログファイルの再登録を行うときに、現在使用しているログファイルの配置先を指定するため、現在の情報を表示し、その内容を確認しておきます。

ログファイルの配置先の確認は、rdblogコマンドのVオプションで行います。

例1

テンポラリログファイルの状態を表示する場合

> rdblog -V -t

例2

アーカイブログファイルの状態を表示する場合

> rdblog -V -a

2) RDB構成パラメタファイルの指定

RDB構成パラメタファイルのRDBLOGMANAGEに、ログ管理ファイルの新しい配置先を指定します。

3) ログ管理ファイルの作成

ログ管理ファイルの作成は、rdblogコマンドのIオプションで行います。

ログ管理ファイルを作成する場合

> rdblog -I

4) アーカイブログファイルの再登録

アーカイブログファイルの再登録は、rdblogコマンドのAオプションおよびaオプションで行います。

アーカイブログファイルを再登録する場合

> rdblog -A -a D:\SFWD\RDB\USER\LOG\ARCLOG1
> rdblog -A -a D:\SFWD\RDB\USER\LOG\ARCLOG3
> rdblog -A -a D:\SFWD\RDB\USER\LOG\ARCLOG4

5) テンポラリログファイルの再登録または再作成

テンポラリログファイルを再登録または再作成します。

アーカイブログ運用をしていない場合は、テンポラリログファイルの再登録を、rdblogコマンドのAオプションおよびtオプションで行います。

アーカイブログ運用をしている場合は、テンポラリログファイルの再作成を、rdblogコマンドのGオプション、tオプションおよびrオプションで行います。

例1

アーカイブログ運用を行わず、再登録する場合

> rdblog -A -t D:\SFWD\RDB\USER\LOG\TMPLOG

例2

アーカイブログ運用を行い、再作成する場合

> rdblog -G -t -r D:\SFWD\RDB\USER\LOG1\TMPLOG1 -in -in 30M 30M 20