ページの先頭行へ戻る
Interstage Business Application ServerV10.0.0 運用ガイド(高信頼性ログ編)
Interstage

2.2.4 セットアップ情報ファイルの作成

セットアップ情報ファイルは、rdbsetupコマンドによってRDBシステムをセットアップするときに、入力となるファイルです。RDBディクショナリ、テンポラリログ、およびアーカイブログを格納するローデバイス名またはディレクトリ名を指定します。

セットアップ情報ファイルは、C:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名.ini というファイル名で作成します。

C:\Interstage\BAS\ETC\RDBII.iniから、C:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名.iniへ複写し、ファイルを編集してください。

セットアップ情報ファイルの指定形式は以下のとおりです。

# コメント
パラメタ名   パラメタ値
パラメタ名   パラメタ値
...

注意

  • パラメタ値に空白およびタブを含む値を利用することはできません。空白またはタブを指定した場合には、以降の指定値が無視されます。

  • パラメタ値にパス名を指定する場合には、パス名に以下の文字を利用することはできません。
    “#”、“&”、“^”、“;”、“,”、“<”、“>”

セットアップ情報ファイルのパラメタ名およびパラメタ値は、以下のとおりです。
なお、下記に示すディレクトリまたはローデバイスは、コマンド実行前にあらかじめ作成しておく必要があります。

パラメタ名

パラメタ値

記述数

記述の省略

DIRECTORY_PATH

RDBディレクトリの配置先のローデバイスまたはディレクトリを絶対パス名で指定します。

ローデバイスは、SafeCLUSTERを利用したクラスタ運用を行う場合に指定することが可能です。

単一

省略不可

DICTIONARY_PATH

RDBディクショナリの配置先のローデバイスまたはディレクトリを絶対パス名で指定します。

単一

省略不可

TEMPORARY_LOG_PATH

ログ管理ファイルおよびテンポラリログファイルの配置先のローデバイスまたはディレクトリを、絶対パス名で指定します。

単一

省略不可

ARCHIVE_LOG_PATH

アーカイブログファイルの配置先のローデバイスまたはディレクトリを、絶対パス名で指定します。
1行につき1つのアーカイブログファイルを指定します。
複数のアーカイブログファイルを作成する場合、個数分だけ指定します。
指定できる絶対パスの長さは100バイトまでです。

複数可(注)

省略不可

ARCHIVE_LOG_SIZE

アーカイブログファイルのサイズを指定します。単位はメガバイトです。
指定できるアーカイブログファイルのサイズは1~2048の値です。

単一

省略不可

CORE_PATH

Symfoware/RDBプロセスで異常が発生した場合のダンプ出力先ディレクトリを、絶対パス名で指定します。
指定できる絶対パスの長さは200バイトまでです。

単一

省略不可

PROJECT_CODE

Symfoware/RDBは、通信その他の目的で名前付きオブジェクトを使用します。パラメタRDBPRJCODEは“0x”で始まる0x00から0xffまでの16進数を指定し、名前付きオブジェクトの重複使用を避けるために使用します。
本指定の省略時は、プロジェクトコードとして0xdbが指定されたものとみなします。

単一

省略可

注) 2つ以上指定する必要があります。

例.セットアップ情報ファイルの定義例

DIRECTORY_PATH       C:\RDB\DIRECTORY
DICTIONARY_PATH      D:\RDB\DICTIONARY
TEMPORARY_LOG_PATH   D:\RDB\TEMPORARYLOG
ARCHIVE_LOG_PATH     E:\RDB\ARCHIVELOG01
ARCHIVE_LOG_PATH     E:\RDB\ARCHIVELOG02
ARCHIVE_LOG_PATH     E:\RDB\ARCHIVELOG03
ARCHIVE_LOG_SIZE     30
CORE_PATH            C:\RDB\CORE