同期アプリケーション連携実行基盤が動作するための実行環境は、環境構築コマンドまたは、システム構築シートで出力された情報を利用して、作成および設定します。
環境構築コマンドは、基本的な環境構築を行うコマンドで、サーバ上で実行します。環境構築コマンドを実行することにより、環境構築に必要な定義ファイルを自動生成し、登録します。
システム構築シートは、詳細な環境構築を行うMicrosoft Excel形式のツールです。システム構築シートに必要な情報を入力することで、各種資源を作成および設定するための各種定義コマンドおよび定義ファイルを自動的に出力できます。
実行環境を作成するにあたって、あらかじめ以下の項目について決めておく必要があります。
環境構築コマンドの実行前に決めておく項目
| 項目 | 説明 | 備考 | |
|---|---|---|---|
| 業務モデル | 同期のみに対応 | 詳細は“Interstage Business Application Server 解説書”の“環境構築コマンド”を参照してください。 | |
| 使用するデータベースの接続情報 | 業務データベース | 以下を決めておく必要があります。 
 データベースを使用する場合 
 | 以下の設定値は固定値で設定されます。 
 データベースタイプがSymfowareの場合 
 データベースタイプがOracleの場合 
 上記以外の環境構築コマンドのデフォルト設定値は “付録H 環境構築コマンドの設定値”を参照してください。 | 
| サーバアプリケーション | 以下を決めておく必要があります。 
 | 以下の設定値は固定値で設定されます。 
 上記以外の環境構築コマンドのデフォルト設定値は“付録H 環境構築コマンドの設定値”を参照してください。 | |
| ワークユニット | 多重度、データベースアクセス定義などのチューニング情報 | 環境構築コマンドではスレッドモードのみ使用可能です。 | 
 | 
| ロード方法などの運用方法 | 環境構築コマンドでは、ロード方式はプレロードのみ使用可能です。 | 
 | |
各資源を設計するための指針について、以降に説明します。