データベース環境セットアップコマンドを使用することで対話形式に入力を行うことにより、以下の作業を行うことができます。
フロー定義DBの作成
メッセージトラッキングDBの作成
メッセージ格納DBの作成
データソースの登録
■登録するデータソース名
登録するデータソースを以下に示します。
| 
 | フロー定義DB用データソース | メッセージトラッキングDB用データソース | メッセージ格納DB用データソース | 
|---|---|---|---|
| メッセージトラッキング機能を使用する場合 | ○ | ○ | △ | 
| メッセージとDBの整合性保証機能を使用する場合 | ○ | △ | △ | 
| 上記以外の場合 | ○ | × | × | 
○: 必須、△: 任意、×: 不要
注1) メッセージトラッキング機能を併用する場合に作成
注2) メッセージとDBの整合性保証機能を併用する場合に作成
注3) メッセージ格納DB用のJDBCデータソースとして、すでに業務用データベースのJDBCデータソースを登録している場合は作成不要
■登録するデータソースのパラメタ
登録するデータソースのパラメタを以下に示します。
| パラメタ | フロー定義DB用データソース | メッセージトラッキングDB用データソース | メッセージ格納DB用データソース | |
|---|---|---|---|---|
| データソース名 | 省略値 apfwdefdb (注1) | 省略値 apfwtrkdb (注1) | 省略値 apfwmsgdb (注1) | |
| プロトコル(データベースの接続形態) | リモート(RDB2_TCP連携) | リモート(RDB2_TCP連携) | リモート(RDB2_TCP連携) | |
| データベースサーバのホスト名 | データベースサーバのホスト名 | データベースサーバのホスト名 | データベースサーバのホスト名 | |
| データベースサーバのポート番号 | 2050~2099 (注2) | 2050~2099 (注2) | 2050~2099 (注2) | |
| データ資源名(データベース名) | “APFWDB” | “APFWDB” | 業務用データベース名 | |
| ユーザ名 | 実行基盤管理者ユーザID | 実行基盤管理者ユーザID | メッセージ格納DBユーザ | |
| パスワード | 実行基盤管理者ユーザのパスワード | 実行基盤管理者ユーザのパスワード | メッセージ格納DBユーザのパスワード | |
| オプション設定 | 省略時のスキーマ名 | なし (注3) | なし (注3) | なし (注3) | 
| 最大コネクション数 | システム規模の設定値 (注4) | システム規模の設定値(注4) | システム規模の設定値 (注4) | |
| 最大プールコネクション数 | システム規模の設定値 (注4) | システム規模の設定値(注4) | システム規模の設定値 (注4) | |
| ステートメントキャッシュ数 | システム規模の設定値 (注4) | システム規模の設定値(注4) | システム規模の設定値 (注4) | |
| ステートメント自動クローズ | 省略値 自動クローズしない (注3) | 省略値 自動クローズしない (注3) | 省略値 自動クローズしない (注3) | |
| メッセージに使用する言語 | 日本語/英語 | 日本語/英語 | 日本語/英語 | |
| CLI_R_LOCK(占有の単位) | YES(行単位) | YES(行単位) | YES(行単位) | |
| CLI_ISOLATION_WAIT(資源占有が解除されるまでの待ちの有無) | WAIT(待つ) | WAIT(待つ) | WAIT(待つ) | |
| CLI_MAX_SQL(同時に操作できるオブジェクトの数) | システム規模の設定値 | システム規模の設定値 | システム規模の設定値 | |
注1) データベース環境セットアップコマンドの省略値
注2) “6.2.3.5 /etc/services ファイルの編集”で設定した値を指定
注3) symjddefdsコマンドの省略値
注4) データベース環境セットアップコマンド(apfwcrtdbenv)のパラメタの問合せで選択するシステム規模による設定値
  small   :RDBシステムのコネクション数が64以下の小規模システム
  moderate:RDBシステムのコネクション数が65から128の中規模システム
  large   :RDBシステムのコネクション数が129から512の大規模システム
  super   :RDBシステムのコネクション数が513から1000の超大規模システム
| システム規模 | 最大コネクション数 | 最大プールコネクション数 | ステートメントキャッシュ数 | CLI_MAX_SQL(同時に操作できるオブジェクトの数) | 
|---|---|---|---|---|
| small | 24 | 24 | 64 | 65 | 
| moderate | 48 | 48 | 64 | 65 | 
| large | 192 | 192 | 64 | 65 | 
| super | 375 | 375 | 64 | 65 | 
注5) 日本語OS環境の場合は日本語、日本語OS以外の環境の場合は英語で自動設定
注6) JDBCデータソース登録ツール、または、symjddefdsコマンドを直接利用して登録や変更をする場合、以下に注意してください。メッセージとDBの整合性保証機能を使用する運用において、メッセージの送受信が正常に動作しなくなる場合があります。
    ・上記の設定値以外に変更しないこと
    ・CLI_DSO_LOCK(DSOおよびその占有の単位、占有モード)を設定しないこと
■セットアップパラメタの指定値の条件
データベース環境セットアップコマンドからのセットアップパラメタの問合せで入力する指定値の条件を以下に示します。
| セットアップパラメタ | 指定値の条件 | 
|---|---|
| 実行基盤利用者ユーザID | 
 | 
| 実行基盤利用者ユーザのパスワード | 
 | 
| DB管理者ユーザID | 
 | 
| DB管理者ユーザのパスワード | 
 | 
| データソース名 | 
 | 
注1) 最低長は、rdbddlexコマンドのSET SYSTEM PARAMETER文のユーザパラメタ“MIN_PASSWORD_SIZE”で設定します。省略値は6です。rdbddlexコマンドの詳細については、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。SET SYSTEM PARAMETER文の詳細については、“Symfoware Server SQLリファレンス”を参照してください。
注2) 特殊文字は以下になります。
| , | ( | ) | . | : | ; | 
| = | * | + | - | / | ? | 
| < | > | % | _ | ' | " | 
注3) 拡張文字は以下になります。
| @ | \ | # | 
注4) その他指定可能な文字は以下になります。
| ! | # | $ | % | ( | ) | = | - | ^ | 
| ~ | | | @ | [ | { | : | * | } | ] | 
| ; | + | < | , | > | . | ? | / | _ |