基本的な運用パターンを標準スケジュールとして登録します。標準スケジュールとは、毎日または休日以外の日に省略値として自動的に設定されるサービス/アプリケーション(UNIX版の場合は、アプリケーションのみ)の運用スケジュール(起動順序)のことです。
サーバの電源が投入されると、設定された運用スケジュールに従って、サービスおよびアプリケーション(UNIX版の場合は、アプリケーションのみ)が起動されます。
以下に、サービスとアプリケーションの標準スケジュールを設定する手順を示します。
操作手順
[サービス・アプリケーション起動パターン]ダイアログボックスの表示
[Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの業務選択ウィンドウで、[サービス・アプリケーション起動]を選択します。次に[オプション]メニューから[サービス・アプリ起動パターン]を選択します。
図10.1 [サービス・アプリケーション起動パターン]ダイアログボックス
現在選択されている起動パターンの名前([標準スケジュール]/[休日スケジュール]/ユーザ固有の定義パターン(7個まで))が表示されます。
[サービス・アプリケーション起動パターン定義]ダイアログボックスが表示されます。
[サービス・アプリケーション起動パターン定義]ダイアログボックスが表示されます。
カレンダの引用を行う場合にチェックします。
登録されているカレンダの一覧が表示されます。
アプリケーションを起動する場合の表示方法(普通に表示/非表示/アイコン化)を指定します。UNIX版の場合は指定できません。
[サービス・アプリケーション起動パターン定義]ダイアログボックスの表示
[サービス・アプリケーション起動パターン]ダイアログボックスで[標準スケジュール]を選択します。次に[パターンの設定]ボタンをクリックします。
図10.2 [サービス・アプリケーション起動パターン定義]ダイアログボックス-[起動パターン名]シート
サービス/アプリケーションの標準スケジュール情報の設定
[サービス・アプリケーション起動パターン定義]ダイアログボックス-[サービス起動]シートまたは[アプリケーション起動]シートを使って、以下の項目を設定します。
[サービス起動]シート【Windows版】
電源投入を契機に起動される、サービスの種類や起動順序(起動パターンと呼びます)を定義します。
図10.3 [サービス起動]シート
電源投入を契機に起動されるサービスの種類や起動順序の一覧が表示されます。
サービスを追加定義します。ボタンをクリックすると、[サービス情報定義]ダイアログボックスが表示されます。
カーソルで選択した、サービス情報を変更します。ボタンをクリックすると、[サービス情報定義]ダイアログボックスが表示されます。
下記の[サービス情報定義]ダイアログボックスの設定方法を参照し、変更内容を入力します。
カーソルで選択したサービスを削除します。
[サービス情報定義]ダイアログボックスの設定
[サービス起動]シートから[追加]ボタンまたは[変更]ボタンをクリックすることにより表示される[サービス情報定義]ダイアログボックスにて必要な設定をします。
図10.4 [サービス情報定義]ダイアログボックス
[コントロールパネル]の[サービス]に登録されているサービス名を指定します。
[コントロールパネル]の[サービス]に登録されているサービス名を指定します。
サービス起動時のパラメータを指定します。
先行サービスが指定された場合に、先行サービスの状態をチェックして、サービスの起動を決定します。
[アプリケーション起動]シート
起動ファイル名、パラメータ、実行時のディレクトリを設定します。
図10.5 [アプリケーション起動]シート
電源投入を契機に起動されるアプリケーションの種類や起動順序の一覧が表示されます。
アプリケーションを追加定義します。ボタンをクリックすると、[アプリケーション情報定義]ダイアログボックスが表示されます。
カーソルで選択した、アプリケーション情報を変更します。ボタンをクリックすると、[アプリケーション情報定義]ダイアログボックスが表示されます。下記の[アプリケーション情報定義]ダイアログボックスの設定方法を参照し、変更内容を入力します。
カーソルで選択したアプリケーションを削除します。
[アプリケーション情報定義]ダイアログボックスの設定
アプリケーション起動]シートから[追加]ボタンまたは[変更]ボタンをクリックすることにより表示される[アプリケーション情報定義]ダイアログボックスにて必要な設定をします。
図10.6 [アプリケーション情報定義]ダイアログボックス
アプリケーションの実行ファイルを指定します。
起動ファイルに渡すパラメータを記述します。
アプリケーションが動作するディレクトリを指定します。
[サービス・アプリケーション起動パターン定義]ダイアログボックスの完了
[サービス・アプリケーション起動パターン定義]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックします。
カレンダの適用
以下のいずれかを選択し、引用するカレンダを選択します。
平日だけに標準スケジュールを適用する場合:
[カレンダの引用]チェックボックスをチェックし、引用するカレンダを選択します。カレンダの情報に従って、平日だけに標準スケジュールが自動的に設定されます。
平日、休日に関係なく標準スケジュールを適用する場合:
[カレンダの引用]チェックボックスをチェックしません。すべての日に標準スケジュールが自動的に設定されます。
標準スケジュールの保存
[サービス・アプリケーション起動パターン]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックして、標準スケジュールを保存します。
注意
カレンダの引用について
引用するカレンダを変更した場合
設定されているサービス・アプリケーション起動の運用日の情報はすべて無効となります。[サービス・アプリケーション起動]ウィンドウで1日単位で起動パターンを割り当てていた場合は、サービス・アプリケーション起動の運用日を再設定する必要があります。
引用するカレンダの内容が変更された場合
変更されたカレンダの内容に連動して、サービス・アプリケーション起動の運用日が設定されます。
登録するアプリケーションについて【Windows版】
Windows Server 2008において、ウィンドウを表示するアプリケーションを登録した場合、ログインしたデスクトップにウィンドウは表示されません。ウィンドウを表示した状態でアプリケーションを起動したい場合は、スタートアッププログラムとして登録してください。
参考
適用したスケジュールを一時的に無効にすることができます。サービス・アプリケーション起動日を選択した後に、右クリックによるポップアップメニューから[スケジュール無効]を選択します。これにより、選択中のすべての日付のスケジュールが無効になり、サービス、アプリケーションは起動されません。