管理サーバから、分散されたスケジュール状況をまとめて監視する手順を説明します。
概要
管理サーバおよび、管理サーバに接続されたスケジュールサーバのスケジュール状況をまとめて監視するには、以下のウィンドウから行います。
[マスタスケジュール管理状況監視[全体状況]]
操作手順
[スタート]メニューから[Systemwalker Operation Manager]-[マスタスケジュール管理状況監視]を選択します。
→[マスタスケジュール管理状況監視 [ログイン]]ウィンドウが表示されます。
必要に応じて監視元サーバなどの情報を設定し[ログイン]ボタンをクリックします。監視元サーバとしては、管理サーバのみ接続可能です。また、ログインユーザを指定する場合は、システム管理者(Windows版の場合はAdministratorsグループに属するユーザ、UNIX版の場合はスーパーユーザ)、UNIX版で拡張ユーザ管理機能が有効な場合は管理者権限を持つOperation Managerユーザ、またはSystemwalker認証リポジトリが有効な場合はシステム管理者(Windows版の場合はビルトインのAdministratorアカウント、UNIX版の場合はスーパーユーザ)を指定してください。管理者権限を持たないユーザーIDを指定した場合、エラーメッセージが出力されます。
→[マスタスケジュール管理状況監視[監視ホスト定義名の選択]]ウィンドウが表示されますので、監視ホストの定義を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
以下の場合は、[マスタスケジュール管理状況監視[監視ホスト定義名の選択]]ウィンドウは表示されません。
登録されている監視ホストの定義が“DEFAULT”のみの場合
Systemwalker Operation Manager 11.0【UNIX版】のサーバに接続した場合
登録されている監視ホストの定義がコンボボックスに表示されます。監視する監視ホストの定義を選択します。
監視ホストの定義の登録方法については、“2.6 監視ホストの定義”を参照してください。
チェックボックスをチェックして[OK]ボタンをクリックした場合、次回[マスタスケジュール管理状況監視[全体状況]]起動時に[マスタスケジュール管理状況監視[監視ホスト定義名の選択]]ウィンドウを表示しません。[マスタスケジュール管理状況監視[監視ホスト定義名の選択]]ウィンドウを表示しない場合は、前回選択した監視ホストの定義を使用します。前回選択した監視ホストの定義が存在しない場合は[マスタスケジュール管理状況監視[監視ホスト定義名の選択]]ウィンドウを表示します。
次回起動時に[マスタスケジュール管理状況監視[監視ホスト定義名の選択]]ウィンドウを表示させたい場合は、[マスタスケジュール管理状況監視[全体状況]]ウィンドウまたは[マスタスケジュール管理状況監視[詳細状況]]ウィンドウの[表示]メニューで、[起動時に監視ホスト定義名の選択を行う]を選択してください。
[マスタスケジュール管理状況監視[全体状況]]ウィンドウが表示されます。
[マスタスケジュール管理状況監視[監視ホスト定義名の選択]]ウィンドウで選択した、監視ホストの定義の表示名がコンボボックスに表示されます。
マスタスケジュール管理状況監視クライアントで監視ホストの定義を使用する場合は、マスタスケジュール管理環境が“管理サーバ”となっているサーバを監視ホストの定義に登録するようにしてください。監視ホストの定義の登録方法については、“2.6 監視ホストの定義”を参照してください。
コンボボックスで選択したサーバに監視対象を切り替えることができます。このとき、現在接続している監視元サーバと同じユーザーID、パスワードで、監視対象サーバへ接続し、認証処理が行われます。
認証処理完了後、監視対象サーバに接続します。
[接続先ホストのパスワード入力]ウィンドウが表示されます。監視対象サーバで管理者権限を持つユーザ(Administratorsグループに属するユーザ、スーパーユーザ、拡張ユーザ管理機能が有効な場合は管理者権限を持つOperation Managerユーザ、またはSystemwalker認証リポジトリが有効な場合はビルトインのAdministratorアカウント、スーパーユーザ)のユーザーID、およびパスワードを入力して監視対象サーバに接続します。
参考
ユーザーIDが異なる監視対象サーバへの2回目以降の接続について
ユーザーIDが異なる監視対象サーバでは、2回目以降の接続は初回接続時に認証できたユーザーIDの情報で自動的に認証処理が行われ、[接続先ホストのパスワード入力]ウィンドウは表示されません。
ホストツリーで選択する内容によって、表示されるウィンドウが変わります。
[マスタスケジュール管理状況監視[全体状況]]ウィンドウが表示され、サブシステムごとのスケジュール状況がまとめて表示されます。
選択したサブシステムに登録されたスケジュールサーバの状況を表示する、[マスタスケジュール管理状況監視[詳細状況]]ウィンドウが表示されます。(“localhost”は管理サーバを示します。)
選択したスケジュールサーバの状況のみを表示する、[マスタスケジュール管理状況監視[詳細状況]]ウィンドウが表示されます。(“localhost”は管理サーバを示します。)
[マスタスケジュール管理状況監視[詳細状況]]ウィンドウの詳細は、“4.1.3 スケジュールの詳細状況を監視する”を参照してください。
管理サーバのジョブスケジューラ機能が停止していた場合、停止しているサブシステムとそのサブシステムに登録されているスケジュールサーバ名が橙色で表示されます。
チェックボックスをチェックすると、運用日が指定可能になります。状況を表示したい運用日をカレンダで指定します。すでにスケジュール情報の分散が実行済の運用日は、カレンダ上で太字表示されます。
表示項目
[マスタスケジュール管理状況監視[全体状況]]ウィンドウに表示される、スケジュール状況の表示項目について説明します。画面全体の表示項目の詳細については、“Systemwalker Operation Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
日ごとスケジュール管理のサブシステム(テストモードのサブシステムも含む)として設定したサブシステムが表示されます。
サブシステムを指定してダブルクリックするか、サブシステムを選択して[ENTER]キーを押すと、[マスタスケジュール管理状況監視[詳細状況]]ウィンドウが表示されます。[マスタスケジュール管理状況監視[詳細状況]]ウィンドウの詳細は、“4.1.3 スケジュールの詳細状況を監視する”を参照してください。
スケジュール状況が表示されます。状況の種類と意味については、“4.1.1 スケジュール状況について”を参照してください。
表示中の運用日の、運用変更の反映状況が表示されます。以下のように表示されます。
運用変更がされていません。運用変更用プロジェクトがない場合や、運用変更用プロジェクトがあってもリリース日が未来の日付などで運用変更されていない場合です。
マスタ情報が正常に置き換わりました。
運用変更に失敗しました。
スケジュールの初回作成開始日時がYYYY/MM/DD HH:MM:SS形式で表示されます。
最新のスケジュール作成完了日時がYYYY/MM/DD HH:MM:SS形式で表示されます。
本日の日付が表示されます。通常は当日の日付です。サブシステムが日ごとスケジュール管理(テストモード)で、仮想時間が設定されているときに、本日の日付が確認できます。