稼働実績情報ファイルとは、実行されたジョブおよびジョブネットの稼働情報がCSV形式で出力されるファイルです。稼働実績情報を採取する場合、[運用情報の定義]ウィンドウの[ログ]シートで指定します。
稼働実績情報ファイルに出力されるCSV形式のレコードには、以下の3種類があります。
サービスレコード
ジョブレコード
ステップレコード
各レコードの出力内容については、“20.3.2 サービスレコード”、“20.3.3 ジョブレコード”および“20.3.4 ステップレコード”を参照してください。
注意
稼働実績情報ファイルの参照について
ジョブ実行制御のサービスの実行中に“Excel”等で稼働実績情報ファイルを開いていた場合、書き込みに失敗する場合があります。
注意
ネットワークジョブでのレコード出力について
ネットワークジョブでのレコード出力は、以下のように出力されます。
実行ホスト名は、ステップ終了イベントのステップレコードに出力されます。
実行ホスト名は、ジョブ終了イベントのジョブレコードに出力されます。
注意
キュー名およびジョブ名について
キュー名およびジョブ名に出力される内容について、注意事項を以下に示します。
ジョブ投入イベントのジョブレコードおよびジョブ終了イベントのジョブレコードのキュー名には、同じキュー名が出力されます。
ジョブフォルダ、フォルダ管理外またはqsubコマンドからJCLを投入した場合、パス名および拡張子を除いたジョブファイル名をジョブ名とします。jobstart文に記述したジョブ名は無視されます。
出力規約
稼働実績情報ファイルの出力規約を以下に示します。
1レコードごとに改行が出力され、1レコードが1行として扱われます。
データとデータの区切りには、“,(コンマ)”が出力されます。
データ種別が“文字列”の情報は、“”(ダブルクォーテーション)”で囲まれます。文字列内にダブルクォーテーションが存在する場合は、ダブルクォーテーションが連続して2つ出力されます。
データ種別が“数値”の情報は、そのままのデータが出力されます。(ダブルクォーテーションでは囲まれません。)
日付、時刻のデータ種別は、“文字列”として出力されます。
稼働実績における1レコードの最大文字数は2048バイト分に制限されています。
なお、出力データが日付および時刻である場合は、具体例を記載してあります。