本節では、Systemwalkerスクリプトの記述例を2つ挙げて説明します。
例1
以下の例では、あるファイルの存在を確認し、存在していればアプリケーションを起動し、ファイルが存在しない場合は、アプリケーションを起動しない制御を行います。
入力
引数として存在確認するファイル名を指定します
出力
終了コード | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
4 | 引数が指定されていません。 |
8 | 指定されたファイルが存在しません。 |
16 | アプリケーションの終了コードが“0”以外で終了、またはアプリケーションが標準エラー出力にメッセージを出力しました。 |
【Windows版】
# } |
【UNIX版】
# |
注意
スクリプト内で実行するコマンドの標準出力について
スクリプト内で実行されるコマンドに対して、標準出力は引き継がれません。そのため、例1内のアプリケーションの起動箇所を以下のようにすると、アプリケーションの標準出力がジョブの標準出力として出力されません。
つまり、Systemwalkerスクリプトをスケジュールジョブとして実行した場合に、スクリプトから実行されるアプリケーションが出力する処理結果メッセージなどが、“前回履歴”画面で確認することができませんので、注意が必要です。
【Windows版】
if {[catch { |
【UNIX版】
if {[catch { |
例2
以下の例では、アプリケーションが処理するファイル名一覧が格納されているファイルを読み込み、ファイル内に記述されたすべてのファイル名に対して、アプリケーションを起動します。アプリケーションを起動する際には、ファイル名を引数として渡します。
入力
引数として処理対象であるファイル名一覧を確認したファイル名を指定します
出力
終了コード | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
4 | 引数が指定されていません。 |
8 | 指定されたファイルが存在しません。 |
16 | アプリケーションの終了コードが“0”以外で終了、またはアプリケーションが標準エラー出力にメッセージを出力しました。 |
【Windows版】
# |
【UNIX版】
# |