本節では、MpWalker/JM V1.0L10からMpWalker/JM V2.0L10までのバージョンを、別のマシンへ移行する場合移行する場合の手順について説明します。
V3.0L10以降のMpWalker/JMのバージョンを、別のマシンへ移行する場合は、Systemwalker Operation managerの手順と同じです。“移行手順”の“2.2 別のマシンへ移行する手順”を参照してください。
ポイント
同一マシン上で移行する場合は、移行元マシン、移行先マシンを“移行するマシン”に読み替えてください。作業を実施する前に、移行するマシン上の以下のディレクトリおよびファイルを、別マシン、または別の記録媒体にバックアップしてください。
インストール先ディレクトリ\MpWalker.JM\mpjobssv\jobdb
インストール先ディレクトリ\MpWalker.JM\mpmjessv\user\initfile.txt
“3) 資源の複写” の手順では、バックアップした記録媒体から、移行するマシン上の同一ディレクトリ、同一ファイルに上書きしてください。
1) 移行先マシンへのSystemwalker Operation Managerのインストール
移行先のマシンへ、本バージョンのSystemwalker Operation Managerをインストールします。以下のことに注意してインストールしてください。
移行先マシンのSystemwalkerインストールディレクトリは、移行元マシンのSystemwalkerインストールディレクトリと同じにしてください。
ジョブスケジューラに“終了処理ジョブネット”が定義されている場合、終了処理ジョブネットの再設定作業が必要となります。“終了処理ジョブネット”については、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“任意の時刻にシステムをシャットダウンする【Windows版】”を参照してください。
移行先マシンに、移行元マシンでプロジェクトの所有者として使用していたユーザーID、およびプロジェクトにアクセス権を設定していたユーザーIDを登録してください。
インストール手順の詳細は、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。
2) サービスの停止
移行元マシンおよび移行先マシンの両方で、以下のサービスを停止します。
Fujitsu MpWalker MpJobsch
Fujitsu MpWalker MpMjes
3) 資源の複写
移行元マシンの以下のディレクトリおよびファイルを、移行先マシンの同一ディレクトリ、同一ファイルに上書きしてください。
Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\mpjobssv\jobdb
Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\mpmjessv\user\initfile.txt
4) jobschconvertコマンドの実行
移行先マシンで、以下のコマンドを実行してください。
Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin\jobschconvert.exe |
コマンドの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
5) 自動化の再設定(V2.0L10の場合で、自動化の機能を使用している場合)
MpWalker/JM V2.0L10から移行する場合、自動化の設定は、資産を移行できません。自動化の機能を使用している場合は、移行先マシンで再設定を行ってください。