OSのアップグレードと同時にSystemwalker Operation Managerをアップグレードする場合、ポリシー情報の抽出/配付を使用します。以下の手順でアップグレードしてください。
クライアント用マシンの準備
アップグレード対象マシンとは別に、Systemwalker Operation Managerクライアント用マシンを準備し、本バージョンのSystemwalker Operation Managerクライアント機能をインストールしてください。
ポリシー情報の抽出
本バージョンのSystemwalker Operation Managerクライアントからアップグレード対象マシンに接続し、ポリシー情報を抽出します。
ポリシー情報の抽出方法の詳細については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“既存環境を他のサーバ上に構築する場合の定義”を参照してください。
注意
Systemwalker Centric Managerがインストールされている場合は、以下をポリシー抽出の対象から必ずはずしてください。
[ポリシーの抽出]ウィンドウ-[環境定義]シートの[アクション管理]-[アクション]チェックボックス
[ポリシーの抽出]ウィンドウ-[登録情報]シートの[イベント監視]-[イベント監視の条件]チェックボックス
環境の削除
手順については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“アンインストール”を参照してください。
OSをアップグレードします。
Systemwalkerのインストール
本バージョンをインストールします。以下のことに注意してインストールしてください。
インストールディレクトリは、アップグレード前と同じにしてください。
ジョブスケジューラに“終了処理ジョブネット”が定義されている場合、終了処理ジョブネットの再設定作業が必要となります。“終了処理ジョブネット”については、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“任意の時刻にシステムをシャットダウンする【Windows版】”を参照してください。
プロジェクトの所有者として使用していたユーザーID、およびプロジェクトにアクセス権を設定していたユーザーIDを登録してください。
複数サブシステム運用の環境を移行する場合、あらかじめ同様の複数サブシステム環境を構築してください。
インストール手順、環境設定の詳細については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。
ポリシー情報の配付
本バージョンのSystemwalker Operation Managerクライアントからアップグレード対象マシンに接続して、2.で抽出したポリシー情報を配付します。ポリシー情報の配付を行うことにより、資産が複写されます。
ポリシー情報の配付方法の詳細については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“既存環境を他のサーバ上に構築する場合の定義”を参照してください。
利用者制限の定義(利用者制限の定義をしている場合のみ)
アップグレード前に [Operation Manager共通パラメタの定義]ウィンドウで[Operation Manager利用者の限定]のチェックを有効にしていた場合は、アップグレード後のマシン上でも同様に[Operation Manager利用者の限定]のチェックを有効にします。
[Operation Manager共通パラメタの定義]ウィンドウは、[Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウの[共通パラメタ]ボタンをクリックすると表示されます。
注意
ジョブ所有者情報の定義をしていた場合は、ジョブ所有者を再定義してください。設定方法については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“ジョブ所有者情報の定義【Windows版】”を参照してください。
[運用情報の定義]ウィンドウ-[ログ]シートの [ジョブ実行履歴情報を保存する]で[保存場所]にSystemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.JM\mpmjessv\mjespool配下のディレクトリが指定されている場合は、ポリシーの適用後にSystemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.JM\mpmjessv\mjespool配下以外のディレクトリに変更してください。
プロセス監視機能の定義情報を変更していた場合は、再設定してください。設定方法については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“プロセス監視機能の定義”を参照してください。