Systemwalker Operation Manager V11.0L10/11.0から移行する場合の非互換項目について説明します。
ジョブスケジューラについての非互換項目
一部の定義で「.」の使用が制限されます。
以下の定義に「.」(ドット)のみの文字列、「.」(ドット)から始まる任意の文字列、または「.」(ドット)で終わる任意の文字列が設定できなくなりました。
プロジェクト名
ジョブネット名
ジョブ名
[対処方法]
なし
ジョブ実行制御についての非互換項目
分散実行機能を使用する場合、同一ホストグループに、同じ名前のホストを追加できなくなりました。移行時に、同一ホストグループに、同じ名前のホストが複数定義されていた場合、2つ目以降の定義は無視されます。(警告メッセージが出力されます。)
[対処方法]
なし
メッセージについての非互換項目
以下のメッセージの本文が変更されました。【Windows版】
自動運用支援(ソース名:MpAosfB)
メッセージID:3052/3054/3058/3152
電源制御(ソース名:MpAosfP)
メッセージID:136
カレンダ コマンド(ソース名:MpJmCal)
メッセージID:0050~0053/0055/0057~0067/0069~0070
[対処方法]
ユーザアプリケーションなどでメッセージ本文を利用している場合は、新しいメッセージ本文に変更してください。
以下のメッセージの本文が変更されました。【Windows版】
ジョブ実行制御の前回履歴メッセージ
“ジョブ実行制御:ジョブ job-name(jobno.hostname) の実行中に例外が発生しました。例外コードは xxxx です。”
[対処方法]
ユーザアプリケーションなどでメッセージ本文を利用している場合は、以下の新しいメッセージのうち、該当するメッセージ本文に変更してください。
“ジョブ実行制御:ジョブ job-name(jobno.hostname) は強制終了操作、または、ジョブ実行制御サービスの停止によって強制終了しました。終了コードは 0x40000222 です。”
“ジョブ実行制御:ジョブ job-name(jobno.hostname) はジョブの実行経過時間の制限値を超えたため強制終了しました。終了コードは 0x40000322 です。”
“システム:ジョブ job-name(jobno.hostname) が例外で終了しました。例外コードは code です。アプリケーションやシステム環境に問題がある可能性がありますので、例外の原因を調査してください。"Systemwalker Operation Manager トラブルシューティングガイド"も参考にしてください。”
“システム:ジョブ job-name(jobno.hostname) が例外で終了しました。アプリケーション名は app-name 、例外コードは code です。アプリケーションやシステム環境に問題がある可能性がありますので、例外の原因を調査してください。"Systemwalker Operation Manager トラブルシューティングガイド"も参考にしてください。”
以下のメッセージの本文が変更されました。【Windows版】
ジョブ実行制御の前回履歴メッセージ
“ジョブ実行制御:ジョブステップ <jobstep-name> の実行中に例外が発生しました。例外コードは xxxx です。”
[対処方法]
ユーザアプリケーションなどでメッセージ本文を利用している場合は、以下の新しいメッセージのうち、該当するメッセージ本文に変更してください。
“ジョブ実行制御:ジョブステップ jobstep は強制終了操作、または、ジョブ実行制御サービスの停止によって強制終了しました。終了コードは 0x40000222 です。”
“ジョブ実行制御:ジョブステップ jobstep はジョブの実行経過時間の制限値を超えたため強制終了しました。終了コードは 0x40000322 です。”
“システム:ジョブステップ jobstep が例外で終了しました。例外コードは code です。アプリケーションやシステム環境に問題がある可能性がありますので、例外の原因を調査してください。"Systemwalker Operation Manager トラブルシューティングガイド"も参考にしてください。”
“システム:ジョブステップ jobstep が例外で終了しました。アプリケーション名は app-name 、例外コードは code です。アプリケーションやシステム環境に問題がある可能性がありますので、例外の原因を調査してください。"Systemwalker Operation Manager トラブルシューティングガイド"も参考にしてください。”
以下のメッセージのエラー種別とイベントIDが変更されました。【Windows版】
MpJobsch: エラー: 6136: 監視許可ホスト定義ファイル中のホスト名が長すぎます
[対処方法]
ユーザアプリケーションなどでメッセージ本文を利用している場合は、以下の新しいメッセージに変更してください。
MpJobsch: 警告: 3136: 監視許可ホスト定義ファイル中のホスト名が長すぎます
以下のメッセージの本文が変更されました。【UNIX版】
カレンダ コマンド(ソース名:MpJmCal)
メッセージID:0050~0052/0054/0056~0060/0062/0065~0070
ジョブスケジューラ コマンド(ソース名:MpJobsch)
メッセージID:0027
マスタスケジュール管理(ソース名:MpStem)
メッセージID:
10130/10138/10305/10310/10315/10324/10329
変更されたメッセージの詳細は、“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。
[対処方法]
ユーザアプリケーションなどでメッセージ本文を利用している場合は、新しいメッセージ本文に変更してください。
以下のメッセージのエラー種別が変更されました。【UNIX版】
Systemwalker Operation Manager基盤機能(ソース名:MpJmSrv)
メッセージID:0027
ジョブスケジューラ コマンド(ソース名:MpJobsch)の、イベントビューアまたはSYSLOGに出力されるメッセージ
メッセージID:0026/0029/0093/0381
ジョブスケジューラ コマンド(ソース名:MpJobsch)の、イベントビューアまたはSYSLOG以外に出力されるメッセージ
メッセージID:0081/0276/0335/0336/0381
変更されたメッセージの詳細は、“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。
[対処方法]
ユーザアプリケーションなどでメッセージ本文を利用している場合は、新しいメッセージ本文に変更してください。
アクセス権設定時のメッセージの本文“ユーザの定義情報が取得できませんでした。(YYY:ZZZ)”が、“プロジェクトのアクセス権情報が存在しません。(YYY:ZZZ)”に変更されました。【UNIX版】
変更されたメッセージの詳細は、“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。
[対処方法]
ユーザアプリケーションなどでメッセージ本文を利用している場合は、新しいメッセージ本文に変更してください。
本バージョンに移行するには、“移行時の注意事項と非互換項目の確認範囲”を参照して、移行時の注意事項と非互換項目を順番に確認してください。