Systemwalker Operation Managerを、同一マシン上で移行する場合は、アップグレードインストールで行います。アップグレードインストールでは、旧バージョンから本バージョンへの移行および、本バージョンのSE版からEE版への移行が可能です。ただし、Windows版 SystemWalker/OperationMGR V5.0L10の場合は、“第4章 OSのアップグレード”を参照してください。
アップグレードインストールの手順は、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。
注意
プロセス監視機能、デーモン起動コマンドの定義について
プロセス監視機能の定義およびデーモン起動コマンドの定義は、自動的に移行されません。
移行前の定義は、拡張子に“.XXXXXXXX_trans”または“.beforeXXXXXXXX”を付加したファイル名で同一フォルダ上に退避されますので、必要に応じて退避ファイルを参照し、本バージョンの定義ファイルを修正してください。(“XXXXXXXX”は、本製品のバージョンレベルを表します。)
退避対象の定義ファイルは、以下のとおりです。定義ファイルの詳細については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。
【Windows版】
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.jm\mpcmtool\pmon\etc\mppmon.usr
Systemwalker インストールディレクトリ\mpwalker.jm\mpcmtool\pmon\etc\mppmon.ini
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.jm\mpcmtool\pmon\bin\mppmonsnd.bat
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVftlo/pmon/mppmon.usr
/etc/opt/FJSVftlo/pmon/mppmon.ini
/opt/FJSVftlo/pmon/bin/mppmonsnd.sh
/etc/opt/FJSVftlo/daemon/custom/rc3.ini
注意
UNIX版の通信基盤機能の定義について
通信基盤機能の定義は、自動的に移行されません。
swncbkrs 通信基盤バックアップ/リストアコマンドを利用して、移行前に最新の通信基盤の定義をバックアップし、移行後にバックアップした定義をリストアしてください。
通信基盤バックアップリストアコマンドの詳細については、"Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル"を参照してください。
注意
UNIX版のSystemwalker シングル・サインオンエージェントの定義について
Systemwalker シングル・サインオンエージェントの定義は、自動的に移行されません。
移行前に、Systemwalker シングル・サインオンエージェントの設定を行っている場合は、移行後に、“Systemwalker 共通ユーザー管理/Systemwalker シングル・サインオン使用手引書”の“Systemwalkerシングル・サインオンエージェントを設定する”の“Systemwalker Operation Managerの場合”を参照し、“共存しない場合”の手順を行ってください。
なお、実施時に以下のメッセージが出力されます。“y”を入力し処理を続行してください。
FSP_FJSVswaic: INFO: 13100: 既に設定がされています。再設定してもよろしいですか?(y/n) システム=[システム名]