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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編
Systemwalker

11.3.1 サーバの電源を制御するための定義

[Systemwalkerコンソール]から、以下のOSの部門管理サーバまたは業務サーバに対して、リモートから電源を制御できます。

リモート電源制御の設定

[Systemwalkerコンソール]から部門管理サーバまたは業務サーバの電源を制御する場合には、以下の設定が必要になります。

  1. [Systemwalkerコンソール]で[機能選択]コンボボックスから[編集]を選択します。

    →[Systemwalkerコンソール[編集]]が表示されます。

  2. [Systemwalkerコンソール[編集]]で、リモート電源制御を行う対象の部門管理サーバまたは業務サーバを選択します。

  3. [オブジェクト]メニューから[プロパティ]を選択します。

    →[ノードプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。

  4. [電源制御]タブを選択します。

  5. [電源制御装置あり]チェックボックスをチェックし、コンボボックスから各サーバでの電源制御対応製品を選択します。

    ソフトウェア

    説明

    PMAN

    Power MANagement for Windowsまたは電源制御オプションPMAN/Lの場合

    PowerChute(R) plus

    PowerChute(R) plusまたはPowerChute(R) Business Editionの場合

    [パーティション電源制御]

    Linux for Itanium版の場合

    [その他]

    PMANモデル100/PMANモデル50のSystemwalker連携ソフトウェア(装置添付)または、Systemwalker Enabled(電源制御)認定製品など、上記以外のSystemwalkerに対応した製品の場合(以下、電源制御認定製品と記載)

  6. 電源制御ソフトウェアにPowerChute(R) plusを利用する場合は、PowerNetSNMPアダプタのIPアドレスを[オプション]に指定してください。また、電源制御認定製品を利用する場合は、UPSのIPアドレスを[オプション]に指定してください。
    パーティション電源制御で電源制御を行う場合、電源投入オプションを設定できます。電源投入オプションには、以下の項目を設定できます。

    パーティション電源制御の電源投入オプションの項目

    /WT:WaitTime:

    WaitTimeに電源投入確認までの待ち合わせ時間を指定します。待ち合わせ時間は、秒単位で指定することができ、1から999までの整数値を指定します。

    /WTオプション省略時には、電源投入確認の待ち合わせを行いません。また、電源投入動作は、対象サーバの属するネットワークに対して投入命令(Wakeup on LANパケット)が通ると即時に電源投入成功として復帰します。確実にサーバの電源投入(OS立ち上がりまで)を待ち合わせたい場合は、/WTオプションを指定するようにしてください。

    /RC:RetryCount:

    RetryCountにエラーが発生した場合のリトライ回数を指定します。リトライ回数は、0から99までの整数値を指定します。
    このオプションは、/RIオプションとともに指定する必要があります。/RC、/RIオプションの省略時はリトライを行いません。また、/RCオプションのRetryCountが1以上に設定されているときにリトライが有効となります。

    /RI:RetryInterval:

    RetryIntervalにエラーが発生した場合のリトライ間隔を指定します。リトライ間隔は、秒単位で指定することができ、0から9999までの整数値を指定します。
    このオプションは、/RCオプションとともに指定する必要があります。/RC、/RIオプションの省略時はリトライを行いません。また、/RCオプションのRetryCountが1以上に設定されているときにリトライが有効となります。
    なお、電源投入時にタイムアウトが発生した場合は、“電源投入確認に失敗しました”のメッセージが出力されます。

    /IP:IPAddress:
    (注)

    IPAddressには、電源を投入するLinux for Itanium版のサーバのパーティションに割り当てられている管理用LANのIPアドレスを指定します。管理用LANのIPアドレスが、[Systemwalkerコンソール]の[ノードプロパティ]に表示されているIPアドレスと同じ場合は指定する必要はありません。
    IPアドレスは、10進数の文字列で“133.161.222.110”のように指定します。管理用LANのIPアドレスについては、Linux for Itanium版のサーバの管理者に確認してください。

    /MAC:MACAddress:
    (注)

    MACAddressには、電源を投入するLinux for Itanium版のサーバのパーティションに割り当てられている管理用LANのMACアドレスを指定します。
    MACアドレスは、16進数の文字列で“00-00-0e-9d-2c-38”のように指定します。管理用LANのMACアドレスについては、Linux for Itanium版のサーバの管理者に確認してください。

    /SNM:SubnetMask:
    (注)

    /MAC:MACAddressを指定した場合に、本オプションを指定します。

    SubnetMaskに電源を投入するLinux for Itanium版のサーバのパーティションに割り当てられている管理用LANのサブネットマスクを指定します。省略した場合は、[Systemwalkerコンソール]の[ノードプロパティ]に表示されているサブネットマスクが使用されます。
    サブネットマスクは、10進数の文字列で“255.255.255.0”のように指定します。

    注)

    パーティション電源制御を行うには、制御するパーティションの[ノードプロパティ]で、管理用LANのネットワーク情報が代表ネットワークに指定されている必要があります。このオプションは、管理用LANを代表ネットワークに設定できない場合に指定します。

  7. [OK]ボタンをクリックします。先ほど選択した部門管理サーバ、業務サーバの[詳細]にインストールされているソフトウェアを示す文字列が付加されます。

    ソフトウェア

    ソフトウェアを示す文字列

    PMAN

    “M”

    PowerChute(R) plus

    “C”

    [パーティション電源制御]

    “T”

    [その他]

    “W”

  8. 部門管理サーバ、業務サーバ側では、それぞれの電源制御ソフトウェア/ハードウェアの設定を行ってください。

    • Power MANagement for Windowsを使用する場合 [Windows(R)の場合]:

      電源制御される側の業務サーバまたは部門管理サーバにインストールした“Power MANagement for Windows”の設定で、リモートから電源制御ができように設定する必要があります。

      “Power MANagement for Windows”の“LAN設定(リモート)”画面において、電源制御の操作をする側の運用管理サーバ、または運用管理クライアントのIPアドレス、および電源制御される側の業務サーバ、または部門管理サーバのIPアドレスを登録してください。なお、“Power MANagement for Windows”の設定でキーワードの設定は行わないでください。

    • 電源制御オプションPMAN/Lを使用する場合 [Solarisの場合]:

      電源制御される側の業務サーバまたは部門管理サーバにインストールした“電源制御オプションPMAN/L”の設定で、リモートから電源制御ができように設定する必要があります。

      “電源制御オプションPMAN/L”の“LAN設定(リモート)”画面において、電源制御の操作をする側の運用管理サーバ、または運用管理クライアントのIPアドレス、および電源制御される側の業務サーバ、または部門管理サーバのIPアドレスを登録してください。なお、“電源制御オプションPMAN/L”の設定でキーワードの設定は行わないでください。

    • PowerChute(R) plusを使用する場合:

      部門管理サーバ、業務サーバ側では、SmartUPSのネットワークアダプタの設定を行ってください。詳細については、ご使用のネットワークアダプタのマニュアルを参照してください。

      APC社の環境で電源制御を行う場合は、部門管理サーバまたは業務サーバにPowerChute(R) plusまたはPowerChute(R) Business Editionに添付されているUPSSLEEP.EXEをインストールしてください。このとき、UPSSLEEP.EXEは、システム環境変数のPATHに設定されているディレクトリに格納されている必要があります。

    • パーティション電源制御を使用する場合:

      Systemwalker Centric Manager Linux for Itanium版の“リモート電源制御機能”をインストールしてください。

    • 電源制御認定製品を使用する場合:

      運用管理サーバ、運用管理クライアント、または電源制御されるサーバ(部門管理サーバ/業務サーバ)に対して、SNMPアダプタの設定や、連携用のインタフェースのインストールが必要な場合があります。詳細は、各製品の取り扱い説明書/マニュアルを参照してください。

電源制御認定製品を使用する場合

複数の電源制御認定製品を使用する場合は、以下のCSVファイルをあらかじめ運用管理サーバまたは運用管理クライアントに作成する必要があります。1つの電源制御認定製品を利用する場合は必要ありません。

電源制御ソフトウェアを使用して電源OFFを行っている場合

Systemwalker Centric Managerのサービスが完全に停止してから電源OFFとなるよう、サービス停止開始からシャットダウンまでの時間を設定してください。

パーティション電源制御を使用して電源投入を行う場合