ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager 導入手引書
Systemwalker

10.3 運用管理サーバのデータベース拡張【Windows版】

Windows版の運用管理サーバで使用しているデータベースを拡張する手順について説明します。

データベースの拡張は、運用開始後に、当初の見積もりより管理するノードの数や保持するメッセージの数が大幅に増加した場合に行います。

ポイント

データベーススペースの領域が不足した場合

  • フレームワークのデータベースでは、イベントログに以下のような容量不足のメッセージが出力されます。

    データベース"SYSTEMWALKER_DB"に定義されているDSI"%1"に割り付けたデータベーススペースの容量が不足しました。

    %1 :

    OBJxxxx_DSI1_0000、OBJxxxx_XDSI1_0000、OBJxxxx_XDSI2_0000 のどれか。(xxxx: 10 以上の数字。)

    スキーマ"%1"の表"%2"内に定義されているDSI"%2"の容量が不足しました。

    %1 :

    運用ドメイン名。

    %2 :

    OBJ_xxxx (xxxx : 10 以上の数字。)

    %3 :

    OBJxxxx_DSI1_0000、OBJxxxx_XDSI1_0000、OBJxxxx_XDSI2_0000 のどれか。(xxxx : 10 以上の数字。)

  • インベントリデータベースでは、以下のようなメッセージが出力された場合

    ERROR: 5002:インベントリデータベースへのアクセス処理中に異常が発生しました。( ,detail=xxx- 20372010)

注意

データベース拡張についての注意事項

  • データベース拡張の作業を始める前に、あらかじめ旧データベースのバックアップをとってください。

  • データベースの拡張を行う場合は、ローカルコンピュータ上のAdministratorユーザでログオンしてください。

    “Administrator”ユーザのユーザ名を変更している場合は、“Administratorユーザ(ビルトインアカウント)についての注意事項【Windows版】”を参照してください。

  • ここで説明する手順で拡張できる領域は以下のデータベース領域です。

    • フレームワークデータベース(リポジトリ)

    • インベントリデータベース

    フレームワークデータベース(オブジェクトログ、監視メッセージログ、監視イベントログ)の領域拡張を行う場合は、“ログデータベースの拡張”の手順に従ってください。

  1. [スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[ツール]-[運用環境の保守]を選択します。

  2. [運用環境保守ウィザードへようこそ]画面で[次へ]ボタンをクリックします。

  3. [処理の選択]画面で[実施する処理]として[データベース拡張]を選択し、[作業データ格納先]を指定します。[作業データ格納先]は、半角英数字32文字以内で指定します。空白を含むことはできません。なお、[処理の選択]画面のメッセージは、運用環境の構築状態に応じて変わります。

  4. [データベースの拡張]画面で拡張するデータベースのチェックボックスをチェックし、各データベースの[設定]ボタンから、データベースごとに必要な情報を入力します。必要なデータベースの情報をすべて入力した後、[次へ]ボタンをクリックします。データベースサイズについては、“フレームワークのデータベース領域の見積もり”を参照してください。

    フレームワークデータベース(リポジトリ)の割当量はデータベース作成時の指定サイズとの間に誤差があります。

    [設定]ボタンをクリックすると、拡張を行うために必要な情報を、入力することができます。

    画面例:[フレームワークデータベース(リポジトリ)設定]画面

    注意

    直接設定を使用して拡張する場合

    直接設定を使用して拡張する場合には、10MB以上大きい値を設定してください。

    ポイント

    データベーススペースの領域が不足した場合

    リポジトリに登録したノード等の情報を大量に削除した場合、情報は削除されますが、情報が格納されていた領域は使用されない領域として残ります。[フレームワークデータベース(リポジトリ)設定]画面で、[データベースのコンデンスのみ行う]を選択すると、データベースのコンデンスだけが行われ、これらの領域が使用可能となり空き領域が確保されます。

  5. [設定内容の確認]画面で設定内容を確認後、[次へ]ボタンをクリックします。

  6. データベースの拡張処理が実行されます。

  7. データベースの拡張処理が終了すると以下の画面が表示されます。