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Systemwalker Centric Manager 導入手引書
Systemwalker

8.1 バックアップ/リストア時の注意事項

バックアップおよびリストアを行う場合は、バックアップする環境とリストアする環境は同じ条件である必要があります。

したがって、以下の条件でのバックアップ/リストアは実施できません。

また、バックアップ時およびリストア時には、関係するサービスまたは、デーモンが自動的に停止されます。Solaris版/Linux版で返答メッセージ機能を使用している場合、リストア時には、あらかじめ返答メッセージを実施するアプリケーションが動作しないことの確認、または返答メッセージ機能デーモンを停止してから実施してください。リストア時に返答要求が行われている場合、返答要求APIはエラー復帰します。返答メッセージ機能デーモンを停止した場合、リストア完了後、再起動してください。

バックアップ/リストアを行う時間帯についての注意事項

バックアップおよびリストアは、一時的に対象サーバに負荷が集中するため以下の時間帯では実施しないでください。

Systemwalker Centric Managerの運用について【Windows版】

ターミナルサーバ環境の場合【Windows版】

Systemwalker Operation Managerがインストールされている場合【Windows版】

Systemwalker Centric ManagerとSystemwalker Operation Managerの両製品が同一コンピュータに存在する場合は、以下の注意が必要です。

バックアップ

リストア

【Windows版】

【UNIX版】

バックアップ資源の扱い

バックアップ/リストアを機能単位に行う場合

バックアップ

【Windows版】

バックアップ時には、指定されたグループの機能に関係するサービスだけが自動的に停止されます。

【UNIX版】

バックアップ時には、指定されたグループの機能に関係するデーモンだけがmpbkcコマンドによって自動的に停止されます。

リストア

【Windows版】

リストア時には、指定されたグループの機能に関係するサービスだけが自動的に停止されます。

【UNIX版】

リストア時には、指定されたグループの機能に関係するデーモンだけがmprscコマンドによって自動的に停止されます。

オンラインバックアップを行う場合の注意事項

Systemwalker for Oracleの関係管理環境を作成している場合

別途、Systemwalker for Oracleの関係管理のバックアップ作業およびSystemwalker for Oracleの関係管理のリストア作業を行う必要があります。

詳細は、Systemwalker for Oracleのオンラインマニュアルを参照してください。

[監査ログ分析]画面環境の複写について

[監査ログ分析]画面の環境は、[監査ログ分析]画面を起動するコンピュータのOSのログインユーザごとに管理されています。

[監査ログ分析]画面の環境は、[監査ログ分析]画面のバックアップコマンド(ncvbackup)とリストアコマンド(ncvrestore)を使用して、ほかのユーザの環境に複写することができます。

運用例

(システム管理者が設定した画面レイアウトを、オペレータの環境に複写する場合)

  1. システム管理者(userA)が[監査ログ分析]画面のレイアウトの設定を行う。

  2. [監査ログ分析]画面の[ウィンドウ]-[設定]メニューから設定画面を表示し、[基本設定]で[画面の終了状態を保存する]を有効にして[監査ログ分析]画面を終了する。

  3. システム管理者(userA)の[監査ログ分析]画面の資産を、“c:\backup”に退避する。

    ncvbackup.bat -b c:\backup -u userA

  4. 手順3で“c:\backup”に退避したシステム管理者(userA)の資産を、オペレータ(userB)の資産として復元する。

    ncvrestore.bat -b c:\backup -u userA -c userB

  5. オペレータ(userB)が[監査ログ分析]画面を起動すると、手順1でシステム管理者(userA)が設定した状態で[監査ログ分析]画面が起動されるので、[監査ログ分析]画面の[ウィンドウ]-[設定]メニューから設定画面を表示し、[基本設定]で[画面の終了状態を保存する]を無効にして[監査ログ分析]画面を終了する。


    以降、オペレータ(userB)が[監査ログ分析]画面を起動するときには、システム管理者(userA)が設定した画面レイアウトで表示される。

[監査ログ分析]画面の[設定]画面から設定した内容も、同様の手順で複写することができます。

ncvbackup.bat(監査ログ分析バックアップコマンド)とncvrestore.bat(監査ログ分析リストアコマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。

監視抑止を行っている場合の注意事項

監視抑止中のノードが存在する状態で、バックアップしたデータをリストアした場合、監視抑止中の状態はリストアされません。

Systemwalker Centric Managerをアンインストールした後にリストアを行う場合、または別のコンピュータへリストアする場合の注意事項

Systemwalker Service Quality Coordinatorがインストールされている場合

Systemwalker Service Quality Coordinatorの、Manager、またはAgentを導入し、Systemwalker Centric ManagerのRDBシステム(RDBシステム名:CENTRIC)を性能監視している場合は、バックアップ/リストアを行う前にSystemwalker Service Quality Coordinatorを停止するなどして、Systemwalker Centric Manager RDB システムの性能情報収集処理を停止してください。

詳細は、Systemwalker Service Quality Coordinatorのマニュアルを参照してください。

Systemwalker共通ユーザー管理機能を使用している場合

[Systemwalker Webコンソール]Systemwalkerシングルサインオンを実現している場合

Systemwalkerシングル・サインオンサーバ上の情報のバックアップ/リストアについては、“Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン使用手引書”を参照してください。