インテリジェントサービス機能により、ユーザの運用環境に最適な監視機能を実現できます。標準提供のスクリプトを使用すると、以下の監視・操作を行うことができます。
イベントコリレーション
イベントコリレーションにより、以下が可能になります。
同一原因により大量に通知されるイベントを抑止する。
イベント間の整合を目視ではなく自動で判断させることが可能になる。
その結果、監視の効率・視認性を向上させ、トラブル対処を迅速に行うことができます。
通知イベントの編集
通知されたイベントのメッセージを、自動的にわかりやすい内容に編集することができます。編集によってイベント監視の視認性が向上し、オペレータの負荷を軽減させることができます。
イベント詳細フィルタリング
イベント詳細フィルタリングにより、以下のような高度な条件設定によるイベントのフィルタリングを行うことができます。
イベントの発生時刻によって通知/非通知を決める。
先行するイベントの内容によって後続のイベントへ設定する内容を決める
未発生イベントの監視
発生するはずのイベントが発生しなかったことを異常として検知することで、通常のイベント監視よりも早い段階で異常が検知でき、早期対処が可能となります。
大規模同報リモートコマンド
定型的なあて先(対象システム)とコマンド内容を指定して、複数のシステムに対してリモートコマンドを同時に実行できます。また、一塊の処理として自動実行することができます。システムごとに実行結果のレポートを行うことができます。
稼働状態の監視
業務サーバから被監視ノード(ノードまたはネットワーク機器)に対し、一定間隔でpingを行い監視対象がダウンしていた場合、運用管理サーバまたは部門管理サーバへトラップ通知を行い、以下の監視を行います。
部門管理サーバ間での相互監視
部門管理サーバから運用管理サーバの監視
Systemwalkerの構成情報に存在しないノードに対する監視
MIBしきい値監視
監視対象ノードまたはネットワーク機器に対し、特定のMIB値異常を検知した場合、運用管理サーバまたは部門管理サーバへトラップ通知を行います。
サービス稼働監視
サービス稼働監視は、DMZ内およびイントラネット内で動作するインターネットサーバ(DNS、SMTP、WWWサーバなど)の稼働状況を定期的に監視し、インターネットサーバが停止(インターネットサーバへの接続不可)していた場合、運用管理サーバへイベント通知を行います。
Systemwalkerセルフチェック
上位サーバから下位サーバのシステム監視機能に定期的に接続し稼働状態を監視します。接続不可の場合、運用管理サーバにイベント通知し、Systemwalkerの監視機能のダウンを監視することができます。
Webサービス稼働監視
Webサービスについて以下の状態を監視し、停止していた場合は運用管理サーバへイベントを通知します。
Webサービスを構成するSOAPサーバが停止していないか
WebサービスへSOAPメッセージを送信し、応答があるかどうか
IPv6インタフェースの稼働監視
被監視ノード、またはネットワーク機器のIPv6インタフェースを監視します。ダウンしていた場合は、運用管理サーバまたは部門管理サーバへトラップを通知します。
関係イベントの自動対処
イベントの自動対処をします。
障害発生時に通知されるイベント(異常メッセージ用)とその障害が復旧したときに通知されるイベント(復旧メッセージ用)を定義することにより、障害の復旧メッセージを受信したときに異常メッセージと復旧メッセージの両方を自動的に対処済にします。
発生イベントしきい値監視
イベントを発生頻度で監視します。
通知イベントの発生頻度が単位時間と発生イベント数で監視しているしきい値に達しない間は、イベント通知を行いません。
イベントファイル出力
処理対象イベントの情報をファイルに出力します。
自動返答
Open ReplyMessageサービス機能を利用しているアプリケーションからの返答要求メッセージに対して、自動的に返答をします。
サンプルスクリプトの機能概要、カスタマイズ、使用方法については、“Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド”を参照してください。