運用テスト環境を構成するコンポーネントの1つである"アプリケーションサーバ"のインストールに関する注意事項です。
"Microsoft Visual C++ 2005 再頒布可能パッケージ" について
アプリケーションサーバを使用する場合、"Microsoft Visual C++ 2005 再頒布可能パッケージ" が必要となります。コンピュータにインストールされていない場合は、本製品のインストーラが自動的にインストールします。
本製品をご利用の間は、"Microsoft Visual C++ 2005 再頒布可能パッケージ" をアンインストールしないでください。
インストール先のファイルシステムについて
アプリケーションサーバはNTFS上にインストールする必要があります。アプリケーションサーバをインストールする場合は、本製品のインストール先にはNTFS上のフォルダを指定してください。
ホスト名に設定できる文字について
ホスト名には、図1に示す文字を使用してください。
(注1) 最後のピリオドの直後には、数字は使用できません。 |
ホスト名に図1以外の文字(例:“_”(アンダースコア))を使用した場合、インストール完了後にInterstage管理コンソールにログインすると、「IS: エラー: is40003: Interstage JMX サービスに接続できませんでした」のメッセージが出力され、Interstageの運用操作は行えません。
Interstage data storeについて
アプリケーションサーバをインストールすると、Interstage data storeサービスがインストールされます。以下に注意事項を示します。
リポジトリにアクセスするためのユーザアカウント(oms)がシステムに登録されていない場合、新規にomsユーザアカウントを作成します。
Interstage data storeサービスが使用するポート番号の初期値は9700です。
Interstage data storeサービスの使用するポート番号を初期値から変更したい場合は、以下の方法で他のアプリケーションや他のInterstage data storeのデータストアが使用していないものに変更してください。
%IS_HOME%\Enabler\server\bin\omschangeport.exe -u "新しいポート番号"
Interstage data storeサービスのポート番号を変更する場合は、以下の状態である必要があります。
-Interstage data storeサービスが起動している
-Interstage ディレクトリサービスのリポジトリが停止している
なお、Interstage data storeサービスが使用しているポート番号は、以下のファイルに定義されています。"OMS_SERVICE="に定義されている値が、Interstage data storeサービスが使用しているポート番号です。
%IS_HOME%\Enabler\server\param\enabler.conf
リポジトリが使用するポート番号の初期値は、6000~65535のうち、リポジトリ生成時に使用されていない番号です。リポジトリの使用するポート番号を初期値から変更したい場合は、以下の方法で他のアプリケーションや他のInterstage data storeのデータストアが使用していないものに変更してください。
%IS_HOME%\Enabler\server\bin\omschangeport.exe "リポジトリ名" -pn "新しいポート番号"
なお、Interstage data storeのデータストアが使用しているポート番号は、以下の方法で、確認してください。
%IS_HOME%\Enabler\server\bin\omslist.exe -l
【実行結果例】
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rep001: server=host01 port=6000 XF
rep002: server=host01 port=6001 XF
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「port」の値が、Interstage data storeのデータストアが使用しているポート番号です。