バッチ実行基盤の退避の契機を以下に示します。
バッチ実行基盤のセットアップ完了時
バッチサーバ環境の作成
バッチ実行基盤の変更時
バッチサーバ環境の変更
バッチサーバ環境の設定変更
バッチジョブ定義格納ディレクトリの容量拡張
スプールの容量拡張
ジョブの多重度の変更
ジョブの実行環境の追加
バッチアプリケーションの配備/配置時
バッチアプリケーションの配備
コマンドやスクリプトの配置と設定
バッチジョブ定義の登録/更新/削除時
ファイルの世代管理機能を使用したバッチジョブの運用時
各退避の契機ごとに、退避資源が異なります。
退避の契機ごとに、退避が必要な資源について以下に示します。
退避の対象資源 | バッチ実行基盤のセットアップ | バッチ実行基盤の変更 | バッチジョブ定義の登録/更新/削除 | バッチアプリケーションの配備/配置 | ファイルの世代管理機能を使用したバッチジョブの運用 | |||
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バッチジョブ定義格納ディレクトリの容量拡張 | バッチサーバ環境の変更 (*1) | バッチアプリケーションの配備 | コマンドやスクリプトの配置と設定 | |||||
バッチ実行基盤の資源 | バッチサービス資源 | ○ | × | ○ | × | ○ | △ | × |
バッチジョブ定義格納ディレクトリ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | |
バッチワークユニット資源 | ○ | × | ○ | × | ○ | △ | × | |
バッチワークユニットの配備元資源 | ○ | × | × | × | ○ | × | × | |
配置したコマンドやスクリプト | ○ | × | × | × | × | ○ | × | |
世代ファイルの管理情報 | × | × | × | △ | × | × | △ | |
Interstageの資源 | Interstageのサービス資源 | ○ | × | ○ | × | ○ | △ | × |
| ○ | × | △ | × | × | × | × |
○:必ず退避してください。
△:必要に応じて退避してください。(*1、*2、*3、*4および*5を参照)
×:退避不要です。
*1:バッチサーバ環境の変更に伴い、バッチジョブ定義の登録や、バッチアプリケーションの配備/配置を行った場合には、それらも合わせて退避してください。
*2:rcプロシジャを編集した場合には退避してください。
*3:コマンドやスクリプトの配置に伴い、バッチワークユニットの設定を変更した場合には退避してください。
*4:ファイルの世代管理機能を使用している場合には、以下の契機で世代ファイルの管理情報が更新されます。バッチジョブで作成する非一時ファイルの退避/復元運用と合わせて退避/復元を行ってください。
世代ファイルの運用コマンド実行時(世代ファイル情報の登録、削除、取り消し、保存対象外の世代情報の削除)
世代ファイルを使用するバッチジョブの実行時
*5:世代ファイルを使用するバッチジョブ定義を登録/更新/削除した場合には、合わせて世代ファイル情報の登録/更新/削除も行ってください。
さらに、バッチ実行基盤全体の保全のために、バッチサーバ環境のすべての資源を、定期的に退避することを推奨します。