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Interstage Job Workload Server V9.3.0 解説書
Interstage

4.1.1 システム設計

システム設計を行います。

業務の設計

業務内容の明確化

システムが実行する業務の以下の内容について明確にします。

  • 業務要件

  • 業務で取り扱うデータの規模、種類など

  • 期待する業務の処理時間、ジョブの処理時間など

  • 業務を実現するためのジョブ数など

  • 1日に実行するジョブ数など

また、業務の内容に伴い、実際のシステム構築とアプリケーションの設計に関連する要素を抽出します。


バッチアプリケーションとバッチジョブ定義の設計

業務設計した内容を、実際に動作するアプリケーションの設計とアプリケーションの連携パターンであるバッチジョブ定義にマッピングします。


バッチアプリケーションとバッチジョブ定義の設計方法は、“Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド”を参照してください。


アクセス権限の設計

以下の3つの権限について、アプリケーション開発時および運用時にどのユーザに権限を与えるかを設計します。

  • システム管理者(スーパユーザ)

  • Interstage運用グループ

  • バッチシステム利用グループ


Windows(R)では、Interstage運用グループはありません。システム管理者(Administratorsグループに所属するユーザ)でバッチシステムの運用を行います。


アクセス権限の設計については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”を参照してください。


システムの設計

ハードウェア環境の設計

業務の設計で抽出した要素にもとづいて、ハードウェアを選定します。また、業務を開発するサーバと業務を運用するサーバを個別に構築する場合は、それぞれのサーバの設計を行う必要があります。


ソフトウェア環境の設計

ジョブを運用するためのジョブキュー、イニシエータ、バッチワークユニットなど、Interstage Job Workload Serverの環境を設計します。

  • ジョブキュー、イニシエータ、およびバッチワークユニットなどの設計方法は、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“バッチサーバ環境の設計”を参照してください。

  • Interstage Job Workload Serverでの同時実行できるジョブの多重度の最大は64です。
    同時に実行可能状態にするジョブキューで有効になるジョブの多重度の総和が、ジョブの多重度になります。この総和が64を超えないように設計してください。