WebDBtoolsを利用するうえでの注意事項について説明します。
ブラウザに関する注意事項を以下に示します。
複数のブラウザを用いて複数のWebDBtoolsのGUI画面を起動することはできません。複数のWebDBtoolsのGUI画面を起動した場合、使用中であったWebDBtoolsのGUI画面は使用できなくなります。
ポップアップブロックをサポートしたInternet Explorerを使用し、WebDBtoolsのGUI画面でBLOB列の値をマルチメディア表示する場合、ポップアップブロックを以下の手順で設定します。
Internet Explorerを起動し、ツールバーから[ツール]-[ポップアップブロック]-[ポップアップブロックの設定]を選択します。[ポップアップブロックの設定]の文字が半透明で表示されて選択できない場合、ポップアップブロック機能は動作していませんので、以降の作業は不要です。
[ポップアップブロックの設定]画面の[許可するWebサイトのアドレス]テキストボックスに、WebDBtoolsのサーバのアドレスを入力し、[追加]ボタンをクリックします。
[ポップアップブロックの設定]画面の[閉じる]ボタンをクリックします。
WebDBtoolsのGUIは、基本的に、各画面の表示の完了ごとにトランザクションを完了させています。したがって、検索結果の表示を行っている間は、参照排他が発生していることになります。
例外として、データ操作機能で使用する[検索+更新・削除]画面では、検索結果のデータを表示してもトランザクションを完了させず、[結果(検索+更新・削除の結果画面)]の[反映]または[取消]ボタンをクリックすることでトランザクションを完了させています。つまり、[検索+更新・削除]画面は、検索結果のデータを表示するときには参照排他、更新・削除の操作を行ったときには対象行の更新排他が発生していることになります。
他の更新アプリケーションと[検索+更新・削除]画面の競合を減らすためには、検索範囲を充分に絞り込んで検索結果のデータを表示し、かつ、すみやかに更新・削除の操作を行って、[反映][取消]ボタンをクリックする、といった操作が必要となります。
参照
WebDBtoolsのGUIで発生する操作の排他は、通常のアプリケーションと同等です。詳細は“アプリケーション開発ガイド(共通編)”の“アプリケーションおよびRDB コマンド間の排他”を参照してください。
WebDBtoolsはログイン時に、データベースアクセスを行うプロセスwscommdを生成し、ログアウト時にwscommdを回収します。
WWWの構造上、ログアウトせずにブラウザを強制的に終了させた場合には、ブラウザが終了したことをwscommdが検知することはできません。これに対応するために、アイドルタイムアウト(デフォルト20分)でwscommdを回収します。
そのため、ログアウトせずにブラウザのトップメニュー画面を閉じてしまうと、[検索+更新・削除]画面の操作で発生したトランザクションは20分間、完了しません。WebDBtoolsのGUIを用いた場合は、必ず、ブラウザのトップメニュー画面の[ログアウト]をクリックして終了させてください。