バックアップはSymfoware Serverをインストールしたユーザで実行する必要がありますが、OSをログオフすると、タスクがキャンセルされるという現象が発生します。それを回避するために、“Administrators”に所属するバックアップ用のユーザで実行することをお勧めします。次の設定・運用を行ってください。
タスクを実行するユーザを別に用意します。
定期的なバックアップ用の“Administrators”グループに属したユーザを作成します。
定期的なバックアップ用のユーザのファイルに対するアクセス権限を、インストールしたユーザと同じにします。
定期的なバックアップ用のユーザで、バックアップのタスクを実行するように設定します。
Symfoware Serverの運用中は、定期バックアップ用のユーザでログオンしないようにします。
バックアップしたユーザに関わらず、リカバリ操作はSymfoware Serverをインストールしたユーザが行ってください。
バックアップが正しく行われたかどうかは、WebAdminの画面の画面で確認することができます。
Windows Server(R) 2003での設定方法を説明します。
バックアップするためのバッチファイルを作成します。
タスクスケジューラと連携した定期的なバックアップを行うために、バッチファイルを作成します。
バッチファイルには、バックアップするRDBシステム名と、データ格納先のバックアップを行うrdbbackupコマンドを記述します。
バッチファイルの拡張子は“.bat”としてください。
バッチファイル“backup_RDB1.bat”の例を以下に示します。
@echo off setlocal set RDBNAME=RDB1 … (1) rdbbackup -C … (2) endlocal
(1) 環境変数RDBNAMEに、バックアップ対象のRDBシステム名を記述します。
(2) バックアップコマンドを記述します。
注意
バッチファイルは、システムドライブに配置してください。
バックアップするタスクを登録します。
[スタート]メニューの[すべてのプログラム]の[アクセサリ]の[システムツール]から、[タスク]をクリックします。
[スケジュールされたタスクの追加]をクリックすると、[タスクウィザード]が起動します。
[タスクウィザード]画面が起動されたら、[次へ]ボタンをクリックします。
実行するプログラムを選択する画面で、[参照]ボタンをクリックします。
手順1で作成したバックアップするためのバッチファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックします。
バックアップ周期を設定します。
タスクの名前を確認し、スケジュールを実行する間隔を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
バックアップを実行する日時を設定します。
「毎日」、「午前1時0分」にバックアップする場合は、以下のように設定します。
設定が完了したら、[次へ]ボタンをクリックします。
バックアップを実行するユーザとパスワードを設定します。
Symfoware Serverをインストールしたユーザまたはバックアップ用のユーザを設定し、[次へ]ボタンをクリックします。
設定内容を確認し、問題がなければ[完了]ボタンをクリックします。
登録したタスクが正常に動作することを確認します。
Symfoware Serverを起動したあと、設定したタスクを右クリックし、[タスクの実行]をクリックします。
データベースに大量のデータを格納している場合、バックアップの完了までに時間がかかることがあります。そのため、セットアップ直後にスケジュールの設定と、バックアップのテストを実施することを推奨します。
WebAdminで、バックアップが正しく行われたかを確認します。
WebAdminを起動し、[状態]タブの[バックアップ取得最終日時]を確認してください。正常に実行されていれば、スケジュールの設定は完了です。
運用時には、設定したスケジュールに沿ってバックアップが実行されていることを、定期的に確認するようにしてください。
正常に実行されていない場合は以下を確認し、問題がある場合は対処してください。
手順1で作成したバッチファイルが正しく設定されていること。
タスクに設定したユーザ名およびパスワードが正しく設定されていること。
タスクに設定したユーザが、“Administrators”グループに属していること。
スケジュール設定に誤りがないこと。
Symfoware Serverが起動中であること。
Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2での設定方法を説明します。
バックアップするためのバッチファイルを作成します。
タスクスケジューラと連携した定期的なバックアップを行うために、バッチファイルを作成します。
バッチファイルには、バックアップするRDBシステム名と、データ格納先のバックアップを行うrdbbackupコマンドを記述します。
バッチファイルの拡張子は“.bat”としてください。
バッチファイル“backup_RDB1”の例を以下に示します。
@echo off setlocal set RDBNAME=RDB1 … (1) rdbbackup -C … (2) endlocal
(1) 環境変数RDBNAMEに、バックアップ対象のRDBシステム名を記述します。
(2) バックアップコマンドを記述します。
注意
バッチファイルは、システムドライブに配置してください。
バックアップするタスクを登録します。
[スタート]メニューの[すべてのプログラム]の[管理ツール]から、[タスクスケジューラ]をクリックします。
画面左側の[タスクスケジューラライブラリ]を選択し、右クリックをし、[タスクの作成]を選択します。
[タスクの作成]画面の[全般]タブの[名前]に、タスクの名前を設定します。
[セキュリティオプション]で、以下の2つにチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックします。
チェックが入っていない場合は、正常に実行できません。
ユーザがログオンしているかどうかにかかわらず実行する
最上位の特権で実行する
バックアップ周期を設定します。
[トリガ]タブを選択し、[新規]ボタンをクリックします。
[新しいトリガ]画面で、スケジュールを実行する間隔および日時を設定します。
「毎日」、「午前1時0分」にバックアップする場合は、以下のように設定します。
設定が完了したら、[OK]ボタンをクリックします。
[操作]タブを選択し、[新規]ボタンをクリックします。
[新しい操作]画面で、手順1で作成したバックアップするためのバッチファイルを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
タスクのすべての設定内容を確認し、問題がなければ[タスクの作成]画面の[OK]ボタンをクリックします。
バックアップを実行するユーザとパスワードを設定します。
Symfoware Serverをインストールしたユーザを設定し、[OK]ボタンをクリックします。
登録したタスクが正常に動作することを確認します。
Symfoware Serverを起動したあと、設定したタスクを右クリックし、[実行する]をクリックします。
データベースに大量のデータを格納している場合、バックアップの完了までに時間がかかることがあります。そのため、セットアップ直後にスケジュールの設定と、バックアップのテストを実施することを推奨します。
WebAdminで、バックアップが正しく行われたかを確認します。
WebAdminを起動し、[状態]タブの[バックアップ取得最終日時]を確認してください。正常に実行されていれば、スケジュールの設定は完了です。
運用時には、設定したスケジュールに沿ってバックアップが実行されていることを、定期的に確認するようにしてください。
正常に実行されていない場合は以下を確認し、問題がある場合は対処してください。
手順1で作成したバッチファイルが正しく設定されていること。
タスクに設定したユーザ名およびパスワードが正しく設定されていること。
タスクに設定したユーザが、“Administrators”グループに属していること。
スケジュール設定に誤りがないこと。
Symfoware Serverが起動中であること。
タスクの[全般]タブの[セキュリティオプション]において、[最上位の特権で実行する]にチェックが入っていること。