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Interstage List Works V10.1.0 帳票印刷配信手引書
Interstage

11.2.2 退避時の状態まで復元(Oracleデータベースの場合)

Oracleデータベースを使用している場合の、バックアップデータから、配信フォルダ、配信フォルダ配下の帳票、印刷資源、および配信データベースを、退避時の状態まで復元する手順を説明します。


手順1:配信出力サービスの停止

配信出力サービスを停止します。

注意

配信出力サービスを停止する際は、配信出力先一覧画面で、すべての配信出力先に印刷ジョブがないことを確認してください。印刷ジョブが存在する場合は、処理状況照会画面で印刷ジョブの状態を確認し、印刷が完了するまで待つか、不要な印刷ジョブを削除してください。

印刷ジョブがある状態で配信出力サービスを停止すると、印刷ジョブの出力状態が、失敗に変わる場合があります。

配信出力サービスの停止の詳細は、“10.1.1 配信出力サービスの開始/停止”を参照してください。

手順2配信管理サービスの停止

配信管理サービスを停止します。

配信フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて配信管理サービスを停止する必要があります。

注意

配信管理サーバの環境設定用のコマンドおよび運用用のコマンドが実行中でないことを確認してください。

配信管理サービスの停止の詳細は、“10.1.2 配信管理サービスの開始/停止”を参照してください。

手順3List Worksサービスの停止

【スタート】メニューの【管理ツール】-【サービス】から「List Works」のプロパティ画面を起動し、List Worksサービスを停止します。

保管フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて、List Worksサービスを停止する必要があります。

注意

List Worksサービスを停止する際は、帳票保管活用機能を利用した業務を運用していないことを確認してください。


List Worksサービスの他に、以下のサービスについても起動している場合は停止します。

手順4配信フォルダ、帳票、印刷資源の復元

以下の手順で、配信フォルダを復元します。配信フォルダには、オーバレイなどの印刷資源や帳票が含まれます。

  1. lwdstmgrenvコマンドで、印刷配信の環境設定の内容を表示します。

    →「folder.rootpath」キーワードに設定されているフォルダが、復元先となる配信フォルダの格納場所です。

  2. エクスプローラなどを使用して、退避フォルダや媒体から復元先のフォルダに複写(復元)します。

    なお、フォルダの階層構造は崩さないでください。


注意

  • 配信フォルダの共有運用を行っている場合、配信フォルダの復元は、いずれか1台のサーバで実施してください。

  • クラスタ運用を行っている場合、配信フォルダの復元は、運用ノードのサーバで実施してください。


手順5配信データベースの復元

Oracleデータベースの各種ツール(Oracle Enterprise Managerなど)を使用して復元します。

Oracleの各種ツールの詳細は“Oracleシステムのマニュアル”を参照してください。

手順6List Worksサービスの開始

【スタート】メニューの【管理ツール】-【サービス】から「List Works」のプロパティ画面を起動し、List Worksサービスを開始します。

保管フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて、List Worksサービスを開始します。


List Worksサービスの他に、以下のサービスについても開始します。

手順7:配信出力サービスの開始

配信出力サービスを開始します。

配信出力サービスの開始の詳細は、“10.1.1 配信出力サービスの開始/停止”を参照してください。

手順8配信管理サービスの開始

配信管理サービスを開始します。

配信フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて配信管理サービスを開始します。

配信管理サービスの開始の詳細は、“10.1.2 配信管理サービスの開始/停止”を参照してください。