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Interstage List Works V10.1.0 帳票印刷配信手引書
Interstage

9.2.2 富士通ホスト帳票を扱う場合

富士通ホスト帳票を扱う場合、帳票印刷配信機能のための帳票情報は、APS/NP、PrintASSORTの情報連携で設定します。

APS/NP、PrintASSORTにおける帳票情報の設定方法については、“運用手引書”の“6.3.2 帳票情報を連携する場合の準備”を参照してください。

注意

複数の製品で帳票情報を設定すると、実際に帳票に付加される帳票情報や、各種機能の処理結果が意図しない結果になる場合があります。複数の製品で同時に帳票情報を設定しないでください。


(1) APS/NPおよびPrintASSORTで設定するキーワード

帳票印刷配信機能のための帳票情報として、APS/NPおよびPrintASSORTに設定できる各キーワードを、以下に示します。

キーワード名

説明

LV-LDST-FOLDERID

配信フォルダID

LV-TITLE

帳票名

LV-STITLE

コメント

LV-LDST-CREATEUSERID

作成ユーザID

LV-LDST-PAPERCODE

用紙コード

LV-LDST-KEEPDAYS

保存日数

LV-LDST-MAXOUTPUT

最大出力回数

LV-LDST-TITLE

タイトル

LV-LDST-CUSTOM1

備考1

LV-LDST-CUSTOM2

備考2

LV-LDST-CUSTOM3

備考3

LV-LDST-CUSTOM4

備考4

LV-LDST-CUSTOM5

備考5

LV-LDST-CUSTOM6

備考6

LV-LDST-CUSTOM7

備考7

LV-LDST-CUSTOM8

備考8

LV-LDST-CUSTOM9

備考9

LV-LDST-CUSTOM10

備考10

LV-LDST-CUSTOM11

備考11

LV-LDST-CUSTOM12

備考12

LV-LDST-CUSTOM13

備考13

LV-LDST-CUSTOM14

備考14

LV-LDST-CUSTOM15

備考15

LV-LDST-CUSTOM16

備考16

LV-LDST-STARTPAGE

印刷時の開始ページ

LV-LDST-ENDPAGE

印刷時の終了ページ

LV-LDST-COPY

印刷時の部数

LV-LDST-MSGHOST

メッセージ通知先

LV-LDST-RPRINTFLG

再印刷マークの印刷有無

LV-LDST-RPRINTPOS

再印刷マークの印刷場所

LV-LDST-RPRINTSTR

再印刷マークの印刷文字列


(2) 帳票情報のキーワードの値で指定できる文字

帳票情報のキーワードの値で指定できる文字について説明します。


指定できる範囲

帳票情報のキーワードの値で指定できる文字/記号の範囲について示します。

  半角文字:半角英数字と半角記号を合わせた範囲の文字
  半角英数字:A~Z、a~z、0~9
  半角記号:ASCIIコードで0x20~0x2f、0x3a~0x40、0x5B~0x60、0x7b~0x7eの範囲の文字
  全角文字:JIS非漢字、JIS第一水準漢字、JIS第二水準漢字

指定できる文字

指定できる文字について、以下に示します。

指定項目

指定できる文字/記号

文字列長(バイト)

配信フォルダID

半角英数字
半角記号の一部(注1)

80

帳票名

全角文字
半角英数字/半角カナ
半角記号の一部(注1)

40

コメント

全角文字
半角英数字/半角カナ
半角記号の一部(注1)

40

作成ユーザID

半角英数字
半角記号の一部(注1)

64

用紙コード

全角文字
半角英数字
半角記号の一部(注1)

40

タイトル

全角文字
半角英数字/半角カナ
半角記号の一部(注1)

64

備考1~16

全角文字
半角英数字
半角記号の一部(注1)

(注2)

メッセージ通知先

半角英数字
半角記号の一部(注1)

254

再印刷マークの印刷文字列

全角文字
半角英数字

128


注1:

指定できる半角記号は、以下のとおりです。

指定項目

空白

!

"

#

$

%

&

'

(

)

*

配信フォルダID

帳票名

コメント

作成ユーザID

用紙コード

タイトル

備考1~16

メッセージ通知先


指定項目

+

,

-

`

.

/

:

;

<

=

>

配信フォルダID

帳票名

コメント

作成ユーザID

用紙コード

タイトル

備考1~16

メッセージ通知先


指定項目

?

@

[

\

]

^

_

{

|

}

~

配信フォルダID

帳票名

コメント

作成ユーザID

用紙コード

タイトル

備考1~16

メッセージ通知先


注2:

各備考で指定できる文字列長が異なります。各キーワードの説明を参照してください。


注意

  • 文字列の先頭と末尾に半角空白が含まれている場合、先頭と末尾の半角空白が除去された文字列になります。

  • 半角空白のみの文字列は、値を指定しない場合と同じ扱いになります。


(3) キーワードの説明

各キーワードについて説明します。

なお、説明中の「省略時」とは、キーワード全体の省略と、値を指定しない場合を意味しています。

LV-LDST-FOLDERID
書式

LV-LDST-FOLDERID=80バイト以内の文字列

説明

配信フォルダIDを80バイト以内で指定します。

特記事項

帳票印刷配信機能を利用する場合は、本キーワードを必ず指定してください。

以下の場合は登録時にエラーになります。

  • 指定した配信フォルダが存在しない場合

  • 文字列の最大長を超えた場合

  • 指定できない文字が指定された場合


LV-TITLE
書式

LV-TITLE=40バイト以内の文字列

説明

帳票名を40バイト以内で指定します。40バイトを超えて指定した場合、超えた部分は切り捨てられます。

省略時

富士通ホストの設定に従います。

デマンド要求(PRTFILE、PRTJOB)で、NOTEオペランドありの場合

NOTEオペランドに指定した文字列

デマンド要求(PRTFILE)で、NOTEオペランドなしの場合

FNA通信形態 :FILEオペランドに指定したファイル名

TCP/IP通信形態 :PRTFILEコマンドを実行したユーザのユーザID

デマンド要求(PRTJOB)で、NOTEオペランドなしの場合

JCLに指定したジョブ名

バッチジョブの場合

JCLに指定したジョブ名

LD配信(APS/DSPを使用した配信)の場合

APS/DSPのLD名


LV-STITLE
書式

LV-STITLE=40バイト以内の文字列

説明

コメントを40バイト以内で指定します。40バイトを超えて指定した場合、超えた部分は切り捨てられます。

省略時

値は設定されません。


LV-LDST-CREATEUSERID
書式

LV-LDST-CREATEUSERID=64バイト以内の文字列

説明

帳票を作成するユーザIDを64バイト以内で指定します。

省略時

印刷配信の環境設定の「default.userid」キーで設定している値

印刷配信の環境設定はlwdstmgrenvコマンドで確認してください。

特記事項

以下の場合は登録時にエラーになります。

  • 文字列の最大長を超えた場合

  • 指定できない文字が指定された場合



LV-LDST-PAPERCODE
書式

LV-LDST-PAPERCODE=40バイト以内の文字列

説明

用紙コードを40バイト以内で指定します。用紙交換メッセージ表示を利用する場合は、必ず指定してください。

省略時

値は設定されません。

特記事項

以下の場合は登録時にエラーになります。

  • 文字列の最大長を超えた場合

  • 指定できない文字が指定された場合

注意

用紙交換メッセージ表示を利用した場合に、用紙コードが設定された帳票と用紙コードが設定されていない帳票を運用すると、意図したとおり用紙交換が通知されない場合があります。


LV-LDST-KEEPDAYS
書式

LV-LDST-KEEPDAYS=保存日数

説明

帳票を保存する日数を以下の範囲で指定します。

  0      :帳票を無期限に保存します。
  1~9999:帳票を保存する日数を指定します。
省略時

配信フォルダに設定された保存日数

特記事項

範囲外の数値が指定された場合は、登録時にエラーになります。

帳票の保存期限は、「保存期限=帳票の登録された日+保存日数-1」で計算されます。保存日数に「1」を指定した場合は、「保存期限=帳票の登録された日」となります。


LV-LDST-MAXOUTPUT
書式

LV-LDST-MAXOUTPUT=最大出力回数

説明

帳票の印刷を指示できる最大回数を以下の範囲で指定します。

  0      :帳票を無制限に印刷できます。
  1~9999:帳票の印刷を指示できる最大回数を指定します。
省略時

0(帳票を無制限に印刷できます)

特記事項

範囲外の数値が指定された場合は、登録時にエラーになります。


LV-LDST-TITLE
書式

LV-LDST-TITLE=64バイト以内の文字列

説明

帳票のタイトルを64バイト以内で指定します。

省略時

LV-TITLE(帳票名)の値

特記事項

以下の場合は登録時にエラーになります。

  • 文字列の最大長を超えた場合

  • 指定できない文字が指定された場合


LV-LDST-CUSTOM1
書式

LV-LDST-CUSTOM1=64バイト以内の文字列

説明

備考1を64バイト以内の文字列で指定します。

省略時

値は設定されません。

特記事項

以下の場合は登録時にエラーになります。

  • 文字列の最大長を超えた場合

  • 指定できない文字が指定された場合


LV-LDST-CUSTOM2
書式

LV-LDST-CUSTOM2=64バイト以内の文字列

説明

備考2を64バイト以内の文字列で指定します。

省略時

値は設定されません。

特記事項

以下の場合は登録時にエラーになります。

  • 文字列の最大長を超えた場合

  • 指定できない文字が指定された場合


LV-LDST-CUSTOM3
書式

LV-LDST-CUSTOM3=64バイト以内の文字列

説明

備考3を64バイト以内の文字列で指定します。

省略時

値は設定されません。

特記事項

以下の場合は登録時にエラーになります。

  • 文字列の最大長を超えた場合

  • 指定できない文字が指定された場合


LV-LDST-CUSTOM4
書式

LV-LDST-CUSTOM4=64バイト以内の文字列

説明

備考4を64バイト以内の文字列で指定します。

省略時

値は設定されません。

特記事項

以下の場合は登録時にエラーになります。

  • 文字列の最大長を超えた場合

  • 指定できない文字が指定された場合


LV-LDST-CUSTOM5
書式

LV-LDST-CUSTOM5=8バイト以内の文字列

説明

備考5を8バイト以内の文字列で指定します。

省略時

値は設定されません。

特記事項

以下の場合は登録時にエラーになります。

  • 文字列の最大長を超えた場合

  • 指定できない文字が指定された場合


LV-LDST-CUSTOM6
書式

LV-LDST-CUSTOM6=8バイト以内の文字列

説明

備考6を8バイト以内の文字列で指定します。

省略時

値は設定されません。

特記事項

以下の場合は登録時にエラーになります。

  • 文字列の最大長を超えた場合

  • 指定できない文字が指定された場合


LV-LDST-CUSTOM7
書式

LV-LDST-CUSTOM7=8バイト以内の文字列

説明

備考7を8バイト以内の文字列で指定します。

省略時

値は設定されません。

特記事項

以下の場合は登録時にエラーになります。

  • 文字列の最大長を超えた場合

  • 指定できない文字が指定された場合


LV-LDST-CUSTOM8
書式

LV-LDST-CUSTOM8=254バイト以内の文字列

説明

備考8を254バイト以内の文字列で指定します。254バイトを超えて指定した場合、超えた部分は切り捨てられます。

省略時

値は設定されません。

特記事項

指定できない文字が指定された場合は、登録時にエラーになります。


LV-LDST-CUSTOM9
書式

LV-LDST-CUSTOM9=254バイト以内の文字列

説明

備考9を254バイト以内の文字列で指定します。254バイトを超えて指定した場合、超えた部分は切り捨てられます。

省略時

値は設定されません。

特記事項

指定できない文字が指定された場合は、登録時にエラーになります。


LV-LDST-CUSTOM10
書式

LV-LDST-CUSTOM10=253バイト以内の文字列

説明

備考10を253バイト以内の文字列で指定します。253バイトを超えて指定した場合、超えた部分は切り捨てられます。

省略時

値は設定されません。

特記事項

指定できない文字が指定された場合は、登録時にエラーになります。


LV-LDST-CUSTOM11
書式

LV-LDST-CUSTOM11=253バイト以内の文字列

説明

備考11を253バイト以内の文字列で指定します。253バイトを超えて指定した場合、超えた部分は切り捨てられます。

省略時

値は設定されません。

特記事項

指定できない文字が指定された場合は、登録時にエラーになります。


LV-LDST-CUSTOM12
書式

LV-LDST-CUSTOM12=253バイト以内の文字列

説明

備考12を253バイト以内の文字列で指定します。253バイトを超えて指定した場合、超えた部分は切り捨てられます。

省略時

値は設定されません。

特記事項

指定できない文字が指定された場合は、登録時にエラーになります。


LV-LDST-CUSTOM13
書式

LV-LDST-CUSTOM13=253バイト以内の文字列

説明

備考13を253バイト以内の文字列で指定します。253バイトを超えて指定した場合、超えた部分は切り捨てられます。

省略時

値は設定されません。

特記事項

指定できない文字が指定された場合は、登録時にエラーになります。


LV-LDST-CUSTOM14
書式

LV-LDST-CUSTOM14=128バイト以内の文字列

説明

備考14を128バイト以内の文字列で指定します。

省略時

値は設定されません。

特記事項

以下の場合は登録時にエラーになります。

  • 文字列の最大長を超えた場合

  • 指定できない文字が指定された場合


LV-LDST-CUSTOM15
書式

LV-LDST-CUSTOM15=128バイト以内の文字列

説明

備考15を128バイト以内の文字列で指定します。

省略時

値は設定されません。

特記事項

以下の場合は登録時にエラーになります。

  • 文字列の最大長を超えた場合

  • 指定できない文字が指定された場合


LV-LDST-CUSTOM16
書式

LV-LDST-CUSTOM16=128バイト以内の文字列

説明

備考16を128バイト以内の文字列で指定します。

省略時

値は設定されません。

特記事項

以下の場合は登録時にエラーになります。

  • 文字列の最大長を超えた場合

  • 指定できない文字が指定された場合


LV-LDST-STARTPAGE
書式

LV-LDST-STARTPAGE=印刷時の開始ページ

説明

印刷時の開始ページを指定します。帳票の総ページ数以下の値、および印刷時の終了ページ以下の値を指定してください。

省略時

1

特記事項

以下の値を指定した場合は、登録時にエラーになります。

  • 帳票の総ページ数より大きい値

  • LV-LDST-ENDPAGEで指定した終了ページ数よりも大きい値

  • 0、または負の値


LV-LDST-ENDPAGE
書式

LV-LDST-ENDPAGE=印刷時の終了ページ

説明

印刷時の終了ページを指定します。帳票の総ページ数より大きな値を指定した場合、帳票の最終ページまで印刷されます。印刷時の開始ページ以上の値を指定してください。

省略時

最終ページ

特記事項

以下の値を指定した場合は、登録時にエラーになります。

  • 開始ページより小さい値

  • 99999999より大きい値


LV-LDST-COPY
書式

LV-LDST-COPY=印刷時の部数

説明

印刷時の部数を1~999の範囲で指定します。指定した部数が印刷されます。

省略時

値は設定されません。

特記事項

本キーワードを省略した場合、帳票は1部で印刷されます。また、出力指示画面に部数は表示されません。

範囲外の数値が指定された場合は、登録時にエラーになります。


LV-LDST-MSGHOST
書式

LV-LDST-MSGHOST=254バイト以内の文字列

説明

帳票の印刷中に対処が必要なエラーが発生した場合の返答メッセージ/応答メッセージを通知するコンピュータのホスト名またはIPアドレスを254バイト以内で指定します。254バイトを超えて指定した場合、超えた部分は切り捨てられます。

省略時

値は設定されません。

特記事項

本キーワードを省略した場合、lwedtdestコマンドで指定したメッセージ通知先が有効になります。

メッセージ通知先が設定されていない場合、またはメッセージが通知できなかった場合は、以下の優先順位でメッセージが通知されます。

  • setenvprtコマンドで指定したメッセージ通知先

  • setenvdefコマンドで指定したメッセージ通知先

  • 配信出力サーバを運用するサーバ


指定できない文字が指定された場合は、登録時にエラーになります。


LV-LDST-RPRINTFLG
書式

LV-LDST-RPRINTFLG=再印刷マークの印刷有無

説明

再印刷マークの印刷有無を「0」か「1」で指定します。

0:再印刷マークを印刷しない
1:再印刷マークを印刷する
   再印刷マークは、以下の書式で印刷されます。
   フォント名:MS明朝
   フォントの色:黒(透過)
   フォントのスタイル:標準
   フォントサイズ:10ポイント
省略時

0(再印刷マークを印刷しない)

特記事項

0、1以外の数値が指定された場合は、登録時にエラーになります。


注意

  • 帳票の表示では、再印刷マークは表示されません。

  • 再印刷マークは、印刷先のプリンタのスプールデータ形式がEMFの場合のみ印刷されます。

  • 再印刷マークは2回目以降の印刷時に有効になります。以下の場合は再印刷マークは印刷されません。

    • 1回目の印刷時の印刷ジョブに対して、配信出力先を変更した場合

    • 1回目の印刷時に2部以上印刷した場合


LV-LDST-RPRINTFLG
書式

LV-LDST-RPRINTPOS=再印刷マークの印刷場所

説明

再印刷マークの印刷場所を1~4で指定します。

LV-LDST-RPRINTFLGに「1」を指定した場合に有効になります。

1:左上
2:左下
3:右上
4:右下

再印刷マークの印刷場所は、印刷可能域において左上の端、左下の端、右上の端、または右下の端になります。

省略時

1(左上)

特記事項

1~4以外の値が指定された場合は、登録時にエラーになります。

注意

運用前に事前に帳票を登録して、再印刷マークの印刷結果に問題がないことを確認してください。再印刷マークと印刷データやオーバレイが重なった場合、再印刷マークの印刷場所を変更してください。


LV-LDST-RPRINTSTR
書式

LV-LDST-RPRINTSTR=128バイト以内の文字列

説明

再印刷マークとして印刷する文字列を128バイト以内で指定します。

LV-LDST-RPRINTFLGに「1」を指定した場合に有効になります。

省略時

reprint

特記事項

以下の場合は登録時にエラーになります。

  • 文字列の最大長を超えた場合

  • 指定できない文字が指定された場合


注意

指定した文字列が用紙サイズに収まらない場合、収まらない部分は印刷されません。用紙サイズに収まるように文字列を指定してください。