製品には、出荷時の「ソフトウェア辞書」が同梱されています。
「Systemwalker Desktop Patrol CS」をSystemwalkerサポートセンターに直接接続することにより、ソフトウェア辞書を自動的に更新できます。
Systemwalkerサポートセンター接続の設定を行う前に、以下の事前確認を行い、Systemwalkerサポートセンターと接続可能な状態となっているか確認してください。
Systemwalkerサポートセンターとの接続に使用する外部接続用のグローバルIPアドレスは固定アドレスとしてください。可変アドレスの場合は、Systemwalkerサポートセンターに接続できません。
「Systemwalker Desktop Patrol CS」とSystemwalkerサポートセンターとの接続において、認証を必要とするプロキシサーバを経由する場合、本製品が対応している認証方式は、基本認証だけです。Windows認証には対応していません。
「Systemwalker Desktop Patrol CS」側のネットワーク環境が正しくない場合、Systemwalkerサポートセンターに接続できません。ネットワーク環境を、以下の観点で確認してください。
ファイアウォールによってSystemwalkerサポートセンターへのアクセスを禁止されていないか、ファイアウォールの設定を確認してください。
Systemwalkerサポートセンターへのアクセスを禁止されている場合は、「Systemwalker Desktop Patrol CS」とSystemwalkerサポートセンター間のファイアウォールに対して、Systemwalkerサポートセンターへのアクセスを許可するように設定してください。「Systemwalker Desktop Patrol CS」とSystemwalkerサポートセンターとの通信に使用されているポート番号については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“ポート番号一覧”を参照してください。
さらに、プロキシサーバを使用の有無により、以下の確認を行ってください。
Systemwalkerサポートセンター接続のためにプロキシサーバを使用する場合
手順を以下に示します。
FireWall/proxyでSystemwalkerサポートセンター(IPアドレス:<Proxyサーバを経由する場合のIPアドレス>,ポート番号:443)へのアクセスを許可しているか確認します。
通信経路に通信情報をスキャンする製品が導入されているか確認します。導入されている場合は、「Systemwalker Desktop Patrol CS」からSystemwalkerサポートセンターへの通信をスキャンの対象外となるようにします。
「Systemwalker Desktop Patrol CS」上のInternet Explorerを使用し、証明書情報の表示が行えるか確認します。ただし、ネットワークアドレス変換(NAT)サーバを経由して接続する場合は、確認は不要です。
Internet Explorerを起動して、メニューの[ツール]-[インターネットオプション]-[接続]タブの[LANの設定]ボタンをクリックし、proxyサーバの「proxy」ポートに運用設定されているポートを設定します。
Internet Explorerのアドレスに「https://<Proxyサーバを経由する場合のIPアドレス>/」を入力します。
proxyサーバの環境に問題がなければ、[セキュリティの警告]ダイアログボックスが表示され、ダイアログボックスの[証明書の表示]ボタンを押すと、発行先が“customer”という以下の証明書が表示されます。
Systemwalkerサポートセンター接続のためにプロキシサーバを使用しない場合
手順を以下に示します。
FireWallでSystemwalkerサポートセンター(IPアドレス:<Proxyサーバを経由しない場合のIPアドレス>,ポート番号:2922)へのアクセスを許可しているか確認します。
「Systemwalker Desktop Patrol CS」上のInternet Explorerを使用し、証明書情報の表示が行えるか確認します。ただし、ネットワークアドレス変換(NAT)サーバを経由して接続する場合は、確認は不要です。
Internet Explorerを起動して、メニューの[ツール]-[インターネットオプション]-[接続]タブの[LANの設定]ボタンをクリックし、proxyサーバのチェックボックスのチェックをはずします。
Internet Explorerのアドレスに「http:// <Proxyサーバを経由しない場合のIPアドレス>:2922/」を入力します。
ネットワーク環境に問題がなければ、[セキュリティの警告]ダイアログボックスが表示され、[OK]ボタンを押すと、[デジタル証明書の選択]ダイアログが表示されます。
Systemwalkerサポートセンターに直接接続してソフトウェア辞書を受信する場合は、証明書を利用したデータの暗号化が必要です。そのため、「Systemwalker Desktop Patrol CS」をインストールするPCに、同梱されているセキュア通信ライブラリ(SMEE)をインストールする必要があります。また、SMEEを動作させるためにSecurecryptoライブラリランタイムをインストール必要があります。
ただし、ソフトウェア辞書を手動(公開Webページからダウンロード)で更新する場合は、SMEEのインストールは不要です。
セキュア通信ライブラリ(SMEE)およびSecurecryptoライブラリランタイムをインストールする手順は、以下のとおりです。なお、動作環境については“Systemwalker Desktop Patrol 解説書”を参照してください。
SMEEのインストール
注意
SMEEのバージョンについて
SMEEのインストールは、Systemwalker Desktop Patrol V14.1.0が提供するSMEEのバージョン「V4.0L15」よりも古い場合、またはSMEEがインストールされていない場合に行ってください。
なお、以下の場合はSMEEをインストールしないでください。すでにSMEEを使用している製品が正常に動作できなくなる場合があります。
同じバージョンのSMEEがインストールされている場合
新しいバージョンのSMEEがインストールされている場合
SMEEのバージョンを確認する方法は以下のとおりです。
[スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択します。
[名前]テキストボックスに「regedit」を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
画面の[HKEY_LOCAL_MACHINE]-[SOFTWARE]-[Fujitsu]-[Install]-[F3FSSMEE]配下の[VersionLevel]を参照します。
64ビットOS環境では、[HKEY_LOCAL_MACHINE]-[SOFTWARE]-[WOW6432node]-[Fujitsu]-[Install]-[F3FSSMEE]配下の[VersionLevel]を参照します。
[Systemwalker Desktop PatrolのCD-ROM ]-[utilities]-[smee]-[Disk1]にある「Setup.exe」を起動します。
「F3FSSMEEl用のInstallShield Wizardへようこそ」画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「ユーザ情報」画面が表示されますので、[ユーザ名]と[会社名]を設定して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
[ユーザ名]:任意のユーザ名を入力します。
[会社名]:任意の会社名を入力します。
「インストール先の選択」画面が表示されます。
表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。
表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。
インストール処理が開始されます。
処理が正常に完了すると、「InstallShield Wizardの完了」画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックしてください。
Securecryptoライブラリランタイムのインストール
注意
Securecryptoライブラリランタイムのバージョンについて
Securecryptoライブラリランタイムのインストールは、Systemwalker Desktop Patrol V14.1.0が提供するSecurecryptoライブラリランタイムのバージョン「V2.0L14」よりも古い場合、またはSecurecryptoライブラリランタイムがインストールされていない場合に行ってください。
なお、以下の場合はSecurecryptoライブラリランタイムをインストールしないでください。すでにSecurecryptoライブラリランタイムを使用している製品が正常に動作できなくなる場合があります。
同じバージョンのSecurecryptoライブラリランタイムがインストールされている場合
新しいバージョンのSecurecryptoライブラリランタイムがインストールされている場合
Securecryptoライブラリランタイムのバージョンを確認する方法は以下のとおりです。
[スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択します。
[名前]テキストボックスに「regedit」を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
画面の[HKEY_LOCAL_MACHINE]-[SOFTWARE]-[Fujitsu]-[Install]-[Securecrypto Library R]配下の[VersionLevel]を参照します。
64ビットOS環境では、[HKEY_LOCAL_MACHINE]-[SOFTWARE]-[WOW6432node]-[Fujitsu]-[Install]- [Securecrypto Library R]配下の[VersionLevel]を参照します。
[Systemwalker Desktop PatrolのCD-ROM]-[utilities]-[SecurecryptoLibraryR]-[Disk1]にある「Setup.exe」を起動します。
「Securecrypto Library R用のInstallShield Wizardへようこそ」画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「ユーザ情報」画面が表示されますので、[ユーザ名]と[会社名]を設定して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
[ユーザ名]:任意のユーザ名を入力します。
[会社名]:任意の会社名を入力します。
「インストール先の選択」画面が表示されます。
表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。
表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。
インストール処理が開始されます。
処理が正常に完了すると、「InstallShield Wizardの完了」画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックしてください。