Manager/Proxy Manager/Enterprise Managerでは、以下の手順により、通信相手となるManager/Proxy Manager/Agentを制限することができます。
■手順
Managerのサービス/デーモンの停止と確認
「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。
DSAconfiguration.txtファイルの編集
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt |
本ファイルの、[DsaListener] セクション内のgrant_accessキーに、通信を許す通信相手のIPアドレスを設定します。以下に、設定例を示します。
[DsaListener] : grant_access=100.100.100.100 grant_access=100.100.100.101,100.100.100.102 : |
ポイント
grant_accessキーは、複数指定することができます。
IPアドレスにはワイルドカードが使えます。例: grant_access=100.100.100.*, *.100.100.100
IPアドレスのレンジを指定することができます。例: grant_access=100.100.100.100-100.100.100.200
ワイルドカードとレンジを併用することができます。例: grant_access=100.100.100.*-100.100.200.*
全てを許可する場合、grant_access=*と定義します。grant_accessキーそのものを省略した場合も、全ての相手が許可されます。
全てを制限する場合、grant_access=と定義します。
注意
本定義による通信制限は、運用管理クライアントからの定義操作のための通信も対象になります。したがって、本サーバに運用管理クライアントを接続する場合、grant_accessキーに、運用管理クライアントのIPアドレスを忘れないように設定してください。
サービス/デーモンの起動と確認
「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。