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Systemwalker Service Quality Coordinator 導入手引書
Systemwalker

1.1 インストール種別の決定

Systemwalker Service Quality Coordinatorを導入することにより、小規模システムから大規模システムにいたるまで、あらゆる規模、あらゆる形態のシステムの運用管理を実現することができます。

Systemwalker Service Quality Coordinatorは、導入作業を効率的に実施するため、目的や役割に応じて次のようなインストール種別を用意しています。

インストール種別

機能

Enterprise Manager

各部門単位に配置されたManagerを一元管理します。Managerを二階層で構築し、負荷分散することにより、大規模なシステムも管理することが可能になります。(Enterprise Editionのみ)

Manager

Agent、およびProxy Managerが収集した情報を一括管理します。また、サービス(HTTP/S, DNS, SMTP, 任意ポート)稼働の監視や、Browser Agentが採取した情報の収集サーバの役割も果たします。

Proxy Manager

ManagerとAgentの間で中継機能を提供します。ManagerとAgentが、ファイアーウォールで区切られる形態で、Proxy ManagerをAgent側に配置して中継することにより、サイトのセキュリティを高めることができます。また、Managerが行う、サービス(HTTP/S, DNS, SMTP, 任意ポート)稼働の監視やBrowser Agentが採取した情報の収集サーバの役割を代替することができます。

運用管理クライアント

Manager/Enterprise Managerに接続して、管理・操作するためのコンソール機能を提供します。運用管理者は、運用管理クライアントをインストールしたマシンの他、別マシン上からも、Webブラウザを運用管理クライアントに接続することにより、管理操作を行うこともできます。

動作プラットフォームは、Windowsのみです。Manager/Enterprise ManagerのプラットフォームがWindowsの場合は、Manager/Enterprise Managerと運用管理クライアントを同一サーバに導入することができます。

Agent for Server

サーバ内のリソース情報を管理することができます。

Agent for Business

Agent for Serverの機能に加え、以下に示す業務システムに関する資源を管理することができます。
ウェブサーバ
アプリケーションサーバ
データベースサーバ

Browser Agent

エンドユーザがWebサーバにアクセスした情報から、エンドユーザが実感するレスポンスを測定します。動作プラットフォームは、Windowsのみです。

インストールレス型Agent

OS/カーネルや仮想資源の情報をリモートから管理することができます。


Systemwalker Service Quality Coordinatorの各製品の組み合わせについては、解説書「第2章 運用モデル」を参照してください。

Browser Agentを導入する場合は使用手引書「第4章 エンドユーザレスポンス管理」を参照してください。

インストールレス型Agentで、リモートから情報を収集するための設定方法は、使用手引書「第3章 インストールレス型Agent管理」を参照してください。